第772毛 記録者ジャック・サンセイによる抜粋 守りの書
---- --- より
一部を抜粋
…
……
………
ラキ「ティー姉さん(ラキの、テーセウスに対する呼び方)、気づかなかったんだね〜♪ してやったり♬♬」ニマニマ
テーセウス(ティー)「ああ!!まったく気が付かなかったぞ!!相変わらず凄いな!!」ポンポン
ヘルセウス「……………」
ヘルセウスの家にて
あらたに現れたラキを含め
総勢5名+1匹が
今の机を囲んでいた。
アリガトネ「花粉、キレイ!!ウツクシイ!! 創れるの??」
ラキ「うんうん☆ 『父上』の書斎にあった本に載っていたのを見て、色々試してみたんだよ♪♪」
アリガ「凄い!!『有り得ない』!!ウツクシイ!!」パァァ
ラキ「そうでしょ〜♪♪♪」ムフフ
ヘブンヒルデ「……………」モジモジ
ベル「…まだ恥ずかしがっているのですかヒルデ」
ヒルデ「っ…だっ…だって……話したこと……ないし………///」ゴニョゴニョ
ベル「…もう……大丈夫ですよ。私もいるの…キュッ!!」ビクッ
ガシッ
アリガ「ネコ!!ウツクしく飾れる??」ブンブン
アリガトネは無邪気に
黒猫ベルの首根っこを掴み
ブンブンと振る。
ラキ「う〜ん、やってみたことはないけど、できると思うよ♪♪」
アリガ「すごい!!ウツクシイ!!!!♡♡♡」ブンブン
ベル「っちょ……ア、アリガトネさん〜……やめめめめめ…」グワングワン
ヒルデ「……………そうやって……身を挺する交流を………」ジー
ベル「ちちちち…ちがいまままます………ヒルデ……タスケケケケケケ…」グワングワン シャンッ
テー(ティー)「ハッハッハ!!早くもラキ坊とアリー嬢は打ち解けたようだな。いや良かった! さすがはベル様だ!!」ニコニコ
ヘルセ「……不可抗力で気の毒に見えるけどね……」
ベル「フニャーーーー!!」グワングワン シャンッ
暫し経ち
ベル「……………」キュゥ…
アリガ「びろ~んって伸びてる!!ウツクシイ!!」
ラキ「うんうん☆ …いや、美しくはないかな??」
ヒルデ「……………」マジマジ…
ヘルセ「まったく…程々にするんだよ。非常に寛容的だけど、偉大な御方なんだよ」
テー(ティー)「ハッハッハ!!♪」
ヘルセ「…ときにティー。きみ、ラキくんから悪戯をされてるってことは、あの御方…ラキくんの『御父上』から何か頼まれているのかい??」
テー(ティー)「さすがだな我が友よ!! お察しの通り、あの御方からラキ坊の『お守り(おもり)』を頼まれていてね」
ヘルセ「!! ……それはまた………けど、どうしてだい?? 確かに色々と忙しそうな御方ではあるけど、ラキくん『たち』の面倒を見れない程ではない気が…」
テー(ティー)「ああ。私もそう思っている。 だがどうも、何やら深刻な案件を幾つか抱えているようでな。頼まれてほしい、と直々に言われたのだよ。私と」チラッ
テーセウスはそこまで話すと
床で伸びているベルを見る。
テー(ティー)「ベル様もね」
ヘルセ「!! ベル様も?? いったい……!! そうか……ベル様が『面倒を見る』のは………」
テー(ティー)「いやぁ本当に察しが良いな我が友は。そう、元『天候を司る理のカミ』であるベル様は、最近『イカヅチ(雷)』のチカラが覚醒しそうな『ラキ坊の直兄』の見守りにうってつけってわけだ」
ヘルセ「……なるほど………しかし」
ヌッ
死の神ヘラ・ルージュ「……………」ズズズ…
テー(ティー)&ヘルセ「「うわっ!!!!」」ビクッ
ヒルデ「!!!!」ビクッ
ラキ「!! ……圧がすごい……え、だれだれ??」クルッ
アリガ「!!!!」クルッ
テー(ティー)「……びっ、びっくりしたぞ我が友よ………。…と…いうか……ヘ、ヘラ様をお呼びになるとは……我が友……なかなかの胆力………」ドキドキ…
ヘルセ「…い、いや……僕は呼んでいないよ……」ドキドキ…
テー(ティー)「なんと!! …じ、じゃぁ……我が友……もしかして『寿命』を迎えたのか??」
ヘルセ「え!?!?」
ヘラ「……………」
ヘルセ「……へ、ヘラ様………え、ええと………その………」
ヘラ「……………」フイッ
ヘルセ「!!」
ヘラは
ヘルセウスとテーセウスを一瞥した後
ゆっくりと歩みを進める。
ヒルデ「…っ………」ザッ
ヒルデは反射的に
ラキとアリガトネを背後に隠す。
ラキ「?? なになに〜???♪♪♪」
アリガ「……………」ジー
そして
ベル「フニュ〜………」ビローン
ヘラ「……………」ザッ
ベルの前までくる。
ヒルデ「!! ちょっ………」
ヘラ「……………あなた……何をしているの??」
ベル「………ハッ!! ……ここは……!! あっ、ヘラ様!!」パチクリ
ヘラ「……………」
ベル「こんにちは!! ヘラ様、どうしてここに??」シャキッ
ベルは即座にカラダを起こす。
ヘラ「……………あなた……『ハウリング・ベル(共鳴りの鐘)』を鳴らしたでしょう」
ベル「え?? ………あっ!!そういえば!!」
ヘラ「……………」
ベル「アワワ……すみませんヘラ様!! ええと、先程色々あり……間違えて助けを求めちゃいました………」シュン…
ヘラ「……………じゃぁ、何ともないの?」
ベル「はい!! 本当にすみません………」フカブカ
ベルはその身全体をペタンッと床につける形で
深々とアタマを下げる。
ヘラ「………何ともないなら…良い。………帰る」
ボゥ…
そして
黒い光が
ヘラを包み込む。
刹那
タッ
ヒルデ「!! あっ!!」
ガシッ
ヘラ「!!」
アリガトネ「ウツクシイ!!!!♪♪♪」
小さな女神が
死の神の手をとっていた。




