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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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774/824

第771毛 記録者ジャック・サンセイによる抜粋 悪戯の書

---- --- より


一部を抜粋






如何なる事象も





ひとつ以上の出来事から成る。














……


………



セカイ



そこに住まう者の中でも



とりわけ『丁寧』な暮らしをしていると評価される



そんな者が住まう家。




そこからは




日々、喧騒が絶えない。






カランカラン…


テーセウス「やぁ!!元気かい友よ!!」バーン


ヘルセウス「ハァ…今元気なくなったよ……また来たのかいティー(テーセウスの、ヘルセウスなりの愛称)」



木造りの

こじんまりとした家


かつ


内装はしっかり片付けられている中で


ひとり静かに過ごしていたヘルセウスは、小さくため息をつく。




テー(ティー)「なんだいなんだい?? 君と私の仲じゃないか!!それに、ほら、新たな友を連れてきたぞ!!」



扉の前で意気揚々と話すテーセウスが


中からは見えないところにいる者に合図を送る。



そこからは




アリガトネ「こんにちは!!」ヒョコッ


ヘルセ「!! 君は……確か、最近『生まれ出でた』……」


アリガ「はい!!アリガトネです!!よろしくおじさん!!」


ヘルセ「おじっ……お兄さんと呼んでね…」ニコッ


アリガ「はい!!お兄さん!!」



アリガトネは元気に返事をする。




そんなアリガトネの胸元には



黒猫ベル「…あ…お、お久しぶりです…ヘルセウスさん……」チョコン



ヘルセ「……ベル様……ご無沙汰しております。 ええと……そ、そのご状況は……」


ベル「え、ええと………ウギュッ!!」


アリガ「ネコちゃん!!カワイイ!!ウツクシイ!!♪♪♪」ギュゥゥ



アリガトネは


胸元に抱いているベルを力いっぱい抱き締める。



テー(ティー)「ハッハッハ!!かの『天候のカミ』がオナゴにしめられてるとはね!!♬」ニコニコ


テー「…そんな呑気な事を言っている場合では……」アセアセ…



テー(ティー)「まぁ、立ち話もなんだ。上がらせていただこうか!!」ザッ



ヘルセ「いやまだ入って良いとは」


アリガ「お邪魔します!!♪」タタッ


ベル「……………」ブクブク…




ヘルセ「…ハァ……まったく………ん??」



ヘルセウスは


自身の後ろに気配を感じる。





ヘブンヒルデ「……………」ヌッ



ヘルセ「うわっ!! あ、相変わらず『潜む』のがお上手で……というか、いつの間に背後へ…入り口はひとつなのに…」ビクッ



ヒルデ「…も、申し訳ありません……ぇと……最初に扉が開いたときに………」モジモジ…


ヘルセ「え!?」


ヒルデ「ぁあっ!!すみません……その………背後をとるクセが………」モジモジ…



ヘルセ「ぁ…アハハ……そうですか………。ま、まぁ、ヒルデさんもじゃぁ、どうぞ…」


ヒルデ「あ、ありがとうございます!!」パァァ



ヘルセ「……まったく………ん??」



ぞろぞろと上がりこむ彼等を見ていたヘルセウスが



ふと『テーセウス』の衣服の背に目を留める。




ヘルセ「………おい、ティー」


テー(ティー)「ん?? なんだい我が友よ」



ヘルセ「……衣服の後ろ…背中側に、何か付いているぞ」



テー(ティー)「ん?? なんだい? 私からは見えないな。なんか変なものだったら、取っておくれよ」



ヘルセ「……ああ…。………これは………」




言いながら



ヘルセウスはテーセウスの衣服につくものを注視する。



ヘルセ「………何かの……粉??……」



テー(ティー)「!!粉?? ……まさか………」


ヘルセ「え??」



ヘルセウスが疑問符を浮かべた



刹那











ヒュウッ








ヘルセ「!!!!」





どこからともなく『風』が吹き





狙いすましたかのように




その『粉』を部屋の中央あたりまで吹き飛ばす。





アリガ「!!キラキラしてる!!キレイ!!ウツクシイ!!♡♡♡」


ベル「……………ハッ!! こ、ここは………」パチクリ


ヒルデ「………!!」







サァッ…






テー(ティー)「…やっぱりか……これは『花粉』だね」


ヘルセ「え??」


テー(ティー)「…まったく……あの子は……」






『花粉』が



部屋の中央にて舞い上がり




やがて








形を成していく。








アリガ「すごいすごい!!ウツクシイ!!」


ベル「………これは……たしか………ッウギュ!! アリガトネさん、またしまってるしまってます!!」バタバタ…


ヒルデ「………」スッ


ヘブンヒルデは多少の警戒から



ベルやアリガトネの前に立つ。














それは






小柄な輪郭へと変容する。








ヘルセ「!! 君は……」





テー(ティー)「……いやぁ驚いたよ。いつ私に『つけた』んだい?? 悪戯っこちゃん??♪」









ラキ「アッハ☆ びっくりしたびっくりした〜!!♬♬♬ さて、いつでしょうか〜〜♪♪♪」




悪戯好きな幼いカミが




その場の全員を見渡し



無邪気に笑った。

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