第770毛 浸透/侵食
エクステ「! う、薄い…ですか??」チラッ
ラックス「セカイが『薄い』って……」チラッ
アーデランス「……………」プシュー チラッ
コーデルワイス〘……………〙←笑いを噛み殺している
シゲル「皆アタマを見過ぎだ。というか誰のアタマが薄いんだ」
ヨル「だっ、大丈夫です!! 勇者様、アタマの薄さなんか気にならないくらい、すっごく濃いミタマだと思います!!」アセアセ…
シゲル「……………」
シャルル「ヨル。寧ろトドメをさしていますよ」
ヨル「え??」
ラキ「……いやぁ、やっぱりキミたちは良いね♪ 各々、よく周りを見ているし、自由な発想ができている」パチパチ
パ「あ、ありがとう…ございま……す??」
ラキ「うんうん☆ で、だ。…さっきボクは、『このセカイは色々と危うい』って発言をしたと思う。これはね、今パンテーンちゃんが言ってくれたような『セカイの希薄さ』のこと『も』指してるんだよ」
コーデルワイス〘……(…『も』……ですか…)〙
シ「ふむ…」
ラキ「っと言っても、結構、表現は難しいんだけどね。『薄い』も間違ってはいないし、『染まりやすい』や『影響を受けやすい』……あとは、『混ざりやすい』とかも、たまに言われるかな」
モイスチャー&レノア「「!! ………」」
シ「混ざりやすい、ですか……なるほど……」
ラキ「あっ、特にシゲルくんやワイスさん、ハルトくんにはこの表現の方がしっくりきたりするかな??」
コーデルワイス〘………そう………ですね………〙
ハルト「……………」
パ「…え、ど、どういうことシゲル??」
シ「……うむ。……おそらく、言葉や、慣習の部分かと」
パ「え??」
キュレル&メトリー&アーデランス「「「!!!!」」」
シ「…以前、伺ったが、このセカイには、カミからの言葉を仮の文字にする、とかいう意味で『異仮神字』と言う文字があるな。…これは、私やワイス氏…おそらくハルト氏もだが、私達の世界では『漢字』と呼ばれている」
パ「あっ、前に話してくれたよね」
※第49毛 幕間 シンジ
参照です。
シ「ああ。その漢字…失礼、異仮神字の表現をはじめとし、多くの表現や慣習が、『ハンパに』浸透していると感じている」
ラ「!! ハンパに……ですか??」
リオン〘ハンパ!!ラックス!!〙
ラ「……ちょっとまだ傷付くからやめてくれないかリオン?」
ハルト「…確かにシゲルの言う通りだな」
シ「む?」
コーボ「!! ハルト……」
ハルト「俺はイカリシンジだかいう、いかにもアウトな名前の文字の事はよく知らなかったが、慣習や『表現』の部分の違和感はかなり感じていたぜ。……それこそ、俺達の世界の多言語や外来語みたいな部分とかな」
コーボ「外来語??」
ハルト「…微妙に説明が難しいが、例えば今、俺が『アウト』って言ったよな? 意味、わかるか??」
コーボ「え?? …ええと………あれ?? なんだっけ………何かで見た…いや、聞いた事はある気がするんだけど……」
ベー「……確かにハルト、たまに俺等がわかんない言葉を使うが……『ヒトによっては通じてる』気もするんだよな……。それこそ、そこのラキ…さんや、さっきのオシャカさまとかな」
コーボ「あっ、確かに!! …え、それって、単にウチらが語学の勉強不足ってわけじゃなかったの??」
ベー「…まぁそれもぶっちゃけあるんだろうが……多分、今の話の流れだと、それだけじゃなさそうだな」
ラキ「うんうん☆ その通りだよ♬」
コーボ&ベー「!!」
ラキ「これに関しては『浸透』なのか『侵食』なのか…結構論じられることも多くてね、それこそ刷新派は『侵食』を主張している。だからこそ」
ラキは
敢えて皆を見渡す。
ラキ「…このセカイの、『思いのほか多くの存在』は、このセカイを見限ってるんだよ」




