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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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767/824

第764毛 論じる/重んじる

……


………


『情』は嫌いだ



『縁』はキライだ



それは



時として矛になり



時として盾になる。




ただし



道理は必ずしもくっついてくる訳ではない。



『信じてたのに』



『頼りにしていたのに』




感情は



一方的でも成り立つもの。



だから勝手に




裏切っただの



騙されただの




情緒不安定で騒ぎまくる。




不愉快



実に不愉快だ





見返りを求めないなんて




『情』に動かされている以上




有り得ない。







研究者が



『有り得ない』を軽々しく言うものではないが




それでも





有り得ることではない。




勝手な信用



勝手な期待



勝手な手助け





全ていらない。



見たくもない。





ただ



ただただボクは




ボクの為に………





例えそれが





誰かの為になっても




誰かの為にならなくても












知ったことでは






…ない









オロロ「………仮に、ジャーとウー(ウサギ。エリザベスのこと)、どちらかしか救えないとしたら、キミはどうする?」


エルター「!!え!?」




ヴィオレ「!!」


ス「! ………」




シャカ「……………」


ヘラ「……………」




オロロは『冷めた』目で



エルターを見つめる。






どうせキミはまた



ワタワタしながら決めあぐねるだろう



愚かだ





そんなことでも言いたげな目で。










エルター「え…え?? そんなこと、起こさせないよ」キョトン



ヴィ「!!!!」








オロロ「……………は?」



エルター「あっ、えっ、えっと、ジャックくんとエリー(迷いのウサギ=エリザベス)さんがもし困っていたら、どちらも助けるよ」



オロロ「……キミ、バカなのかい?? だから、どちらか一方しか救えない場合だって言ってるじゃないか」


エルター「………オロロさん……」


オロロ「なんだよ??」



エルターはマジマジと


オロロを見る。




エルター「…悲しい想像は、『事象の創造』に繋がっちゃうかもしれないから、やめないかい??」





ピリッ





ジン「!!」ビクッ



カーラ&リン「「!!」」ビクッ




空気が



僅かに



ピリつく。






オロロ「! ………なんだって??」




エルター「あっ、分かりにくくてごめんね。ええと、予想や想像は、もちろん大切だし、オロロさんはアタマが良いから、きっとたくさん、考えてくれてるんだよね。ありがとう」ペコッ


オロロ「……………」


エルター「…だけどね、『こうなっちゃうかもしれない』という想像が、悪いものだったらさ、きっと、自分たちの行動も、知らず知らずのウチにその『想像』に引っ張られちゃうと思うんだ……」



シャカ「……………」



オロロ「……つまり?」



エルター「うん。私はね、ジャックくんとエリーさんを、どちらも助けたい。今言ったように、嫌な状況になってないことがまずは前提だけど、もし大変な場面でも、必ずどちらも助けるよ」




イラッ



オロロ「………そんな保証がどこにあるのさ?? 確証もなく、無責任に助けられるだの、抜かすんじゃないよ」



エルター「………うん……だけど、『ひとりしか救えない』という…あ、もっと言えば『ふたりが大変な状況にある』という、確証もないよね?」



オロロ「!!………チッ……」



エルター「! ごめん…エラそうな事をいって……。えっと、つまりさ、私は、悲しい結末なんて『想像しない』。無力だなんて思わない。大切な恩人を、助けられない未来なんて、考えられないよ」



オロロ「……………」






シャカ「……………ねぇ、お嬢様」


ヘラ「……………」


シャカ「………エルタんって、あんなに哲学的というか、論じれる御方だったっけ?? …俺っち、過去イチ衝撃なんだけど………」


ヘラ「……………きっと………彼女は………『論じてる』つもりは毛頭ない…はず。…あくまで……想っていることをそのまま……伝えてるだけ………」


シャカ「ん〜やっぱそうだよね〜……。だとしたらさ、エルタん、凄くね? あの偏屈研究者と舌戦できてるんだぜ??」


ヘラ「……………」

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