第763毛 反吐
シャカ&ヘラ「「!!!!」」
スカルプ「!!え!?」
ピクッ
オロロ「………は??」
エルターの言葉を聞いたオロロが
動きを止める。
エルター「…オロロさん……多分、その『元記録者』と『迷いのウサギ』さんって、ジャックくんとエリザベスさんだよね?? 私、そのおふたりにはたくさんお世話になったんだ!!だから、もしそのおふたりが困っているなら、力になりたくて……」アセアセ… ヒシッ
ビクッ
ヘラ「……………」
その言葉をきいた
ボタニストの一柱が
『ミダレ』る。
カーラ「……?? お、お姉様……???」
リン「………い、いかが…なさいましたか…???」
ヴィオレ「……………」
スクッ
カーラ&リン「「!!」」
オロロ「ハァ…嫌だよめんどくさい。なんでボクが、楽しみの合間にキミのおもり(お守り)をしなきゃなんないんだよ」プンスコ
エルター「いっ、いや、自分の身は自分で守るよ!!だからどうか……」アセアセ ギュッ
オロロ「い〜や〜だ〜〜〜」ジタバタ…
スッ
ヴィ「………オロロ……さん」
オロロ「!ヴィー。ちょうど良かったこのフーを引っ剥がしてよ」プンスコ
ヴィ「……オロロさん……今の……今のって………ジャック…が……『ウラシマ』に居るって………」
エルター「!?」
オロロ「おろろ?? …あぁそっか、キミとジャー(ジャック)はなんか繋がりがあるんだっけ?? まぁ興味ないけど」
ヴィ「……………」
オロロ「…なんだいなんだい!!ロー(ロレア)といいフーといいキミといい!! 情でゴリ押せば何とかなるとか思ってないかい?? その手には乗らないよ!!」プンスコ
エルター「………」アセアセ… ヒシッ
シャカ「ん〜♪ まぁまぁオロロさん♬ ヴィオレディは、同じボタニストの仲間じゃないか☆ …あ、あなたは『元』かもしれないけど」
ピクッ
その言葉に
今度はオロロがピクリと…
シャカ「いわば、家族みたいなもんだろう?? なら」
オロロ「それは嫌いだ」
シャカ「!!」
エルター「!!」ビクッ ヒ…ヒシッ
オロロ「……どうもキミら……広い括りでの『キミら』は、身内イシキが高い。それ自体はどうでもいいが、問題はその身内イシキを『根拠のない武器』にする事だ。家族だから?仲間だから?? だったら『理不尽』なことでも、危険なことでも、『身を粉にしてでも』協力するべきなのかい?? 仲良しこよしって、そんな意味わかんない屁理屈でまかり通るものなのかい??」
カーラ&リン「「……………」」ガクガクブルブル…
ジン「………」←やっとイシキを取り戻したがオロロが怖くてまた失神しそう
オロロ「いいかい。セカイには、取り返しのつかない事象や、『ハンパに踏み込んではいけない』領域か数多ある。自分ひとり守るのだって、保証はできない。そういう事象であっても、『きみとわたしの仲じゃないか』理論で何でも押し通そうとする風潮が、ボクは反吐が出るほど嫌いだ。家族であっても、仲間であっても、ひとつの『個』なんだよ。それを、軽々しく捨てるんじゃないよ。『頼ろう』とするんじゃないよ。吐き気がするよ」
ヘラ「…………………………」
シャカ「……ん〜………まっ、一理はあるね☆」
エルター「……………」
オロロ「フー。離せ」
エルター「!!ぁっ………」バッ
オロロ「……ハァ…『怒り』の感情は疲れるから好きじゃないのに…これじゃぁ、『憤怒』のアイツラみたいになっちゃうよ……あ〜ダルい………」ブツブツ…
ヴィ「……………」
オロロ「ヴィー。キミとジャーの関係について興味ないし、ボクだって何でも知ってるわけじゃない。そもそもキミ、『虚言の女神』とあーだこーだ秘密裏に言い合ってるくせして、図々しいんだよ。自らの秘密は打ち明けることができないのに、誰かから情報は得たいとか、非常識が過ぎるんじゃないのかい??」
ヴィ「……………はい………」ウルッ
エルター「!!」
オロロ「…もういいでしょ。…フーも」
エルター「オロロさん」
オロロ「…なんだよ?」
エルターは
オロロをジッと見つめ……
エルター「…私、何でもするよ。だから、一緒に行かせてください」ペコッ
ス「!!」
シャカ「………(あ〜あ……エルタんの悪いクセが………)」ガシガシ
シャカは後頭部を搔く。
オロロ「……なんだい。だからそういうのは」
エルター「私、なんだってする。それに、私に対して、何をしてもいいよ。どんな事を調べても良いから、お願い……お願いします!!」
オロロ「! ……………」
ヴィ「…っ…ふ…エルター……様………」グスグス…
オロロは
呆れ果てたような目で
アタマを下げるエルターを見る。
オロロ「……そうまでして、助けたいのかい??」
エルター「はい。……オロロさんの言ってくれた事は、きっと正しいんだと思う。…だけど、それでも私は、私を助けてくれたふたりを放ってはいけないよ。……たとえ、余計なお節介だったとしても、良いんだ。…『ああ、余計なお節介ですんだな』って、安心できるから……」
オロロ「……………」
チラッ
ヴィ「……………」
オロロは
へたり込むヴィオレを横目で見
そして
再びエルターへ視線をうつす。
ヘラ「……………」
シャカ「………♪……」
ス「……エルター……………」
オロロ「……………フー」
エルター「はい…」
オロロ「………仮に、ジャーとウー(ウサギ。エリザベスのこと)、どちらかしか救えないとしたら、キミはどうする?」




