第760毛 お帰りなさい/オ還りナサイ
スカルプ「っ……エルター……ぼ……私は………」ウルッ
エルター(不死者)「フフッ♪ 私が生を終えてから、幾ばくか時が過ぎたようだね……。前よりもっと、凛々しい顔つきに見えるよ」
ス「……ハハ………本当に……色々あったからね………」
スカルプは
エルターを支えたまま
話をする。
オロロ「はいはい。とりあえず記憶は戻ったと思うから、スーはボクとい……ムグッ!?」
そんなふたりに
オロロが割って入ろうとした刹那
ガバッ
シャカ「ん〜♪ オロロさんちょ〜と良いかい??♬ 少しで良いからさ、ふたりの時間を過ごさせてあげてよ」
シャカがオロロのくちを
背後からふさぐ。
オロロ「っ……ムームー!!」ジタバタ
ヴィオレ「アワワ……」
ヘラ「……………」
シャカ「え〜っと、ほら、俺っちの『眼』について、聞きたいことがあれば答えるからさ☆」
オロロ「! ………」ツーン
シャカ「ん〜ダメか……! あっ、じゃぁさ、例えば……」アセアセ
シャカがオロロの『興味を引く』モノを探し
暫しの時間を稼ぐなか
ふたりは…
エルター「……そうか………キュレルは…無事に……おおきくなったんだね……」
ス「ああ。元気いっぱいに育ってくれたよ。本当に前向きで明るくて……笑顔は
キミに似ているかな…」
エルター「フフッ、そうなのかい…。……本当に、良かった………」
ス「……エルター。…私もね、記憶を……。キミと……いや、『貴方様』と初めてお会いした時から全て、思い出したんだよ」
エルター「!! …そう…か……。うん、そうだよね。…私が、『不死者』として戻ったから……アハハ……な、なんか恥ずかしいな……///」
ス「恥ずかしいことなんてないよ。…むしろ私がこれまで、どれだけエルターに支えられ、助けられてきたことか……。立派になってやる、って思っていた『背景』には、エルターの…途方もない力添えがあったんだね……。私の方こそ、情けないくらいさ」
エルター「そんな……。スカルプは、いつも努力していて、立派だったよ。だから、私は好きに……/// あ、改めて言葉にすると、照れるね………///」
ス「ハハハ……そうだね………///」
カーラ「……………」
リン「……………」
エルターは
スカルプとともに笑い合ったあと
ジッと
スカルプを見つめる。
ス「……? どうしたんだい??」
エルター「………スカルプ」
ス「なんだい?」
エルター「……好きなヒトが、できたんだね」
ス「!!!!」ドキッ
ヘラ「!! ………」
エルター「……フフッ♬ 鈍感な私だけどさ、やっぱり、スカルプの事なら、わかっちゃうな……。すっごく立派になったし、落ち着いてる雰囲気のなかに、どこか……『遠慮してる』素振りがあるね? …私に対して、もそうだけど……多分…『新しいヒト』に対しての想いからくるものなのかな??」
ス「………エルター………その……」
エルター「あっ、怒っているわけじゃないよ」アセアセ
ス「!!」
エルター「私が怒る道理なんてないよ。…スカルプ、私が居なくなってから、ひとりで家族を支え続けてくれたんだよね?? …君は真面目だから、その中で、ラックスやキュレルの為に、考え抜いた結果だったのかなぁとも思うけど……君が、それが良いと判断した事であれば、私も……喜ばしいよ」
ス「……………エルター………」
ヘラ「……………ふ……エルター」
エルター「!! ……ヘラさん………」
ヘラ「……………あなたは………本当に……それで………」
エルター「………うん……あっ、ゴメンねスカルプ! もう自分で立てるよ」ワタワタ…
ス「! あぁいや、私こそ、ずっと支えていてすまない」ワタワタ…
スクッ
エルターは立ち上がり
ヘラを見る。
エルター「…ヘラさん……改めて、本当にありがとう。ヘラさんのお陰で、本当に、本当に充実した毎日だった。一日一日が、輝いていたよ。『生きている』って、実感できた」
ヘラ「……………」
エルター「……だからね、ヘラさん。……もう、大丈夫」
ヘラ「!!!! っ……………」
エルター「…私は、ヒトとして、これ以上ないくらい、幸せだったと思う。…たしかに、望んだ終わり方とは、少し違ったかもしれないけど……。いま、胸を張って『いい人生だったな』って、言えるんだ」
ヘラ「……………」
エルター「…私のなかの『不死』はね、すっごく寂しがり屋さんみたい。今も、不安そうな『感情』が、内側からくるのがわかるんだ。……やっぱりさ、私が寂しがり屋だからかな??」
ヘラ「……………」
エルター「……ヘラさん。もうこれ以上は、私のこと、心配しなくても大丈夫だよ。私は、私としての『役割』に戻るよ」
ヘラ「…………………………」
ス「………エルター……」
シャカ「……それが、君の決断なんだね」
エルター「!! ……シャカくん………」
ヴィオレ「ア、アタシにはそんなに秘密はないっす〜!! 勘弁してくださいっす!!」グスン…
カーラ「……タ、タスケ……」プルプル…
リン「……コ、コレイジョウ………ハ………」ブクブク…
オロロ「なんだいなんだいもう終わりかい?? なんかカー(カーラ)とリー(リン)は連携スキルもあるらしいじゃないか。ほらヴィーに使ってみてよ。見てみたいから。あ、あとヴィー。君、虚言の女神について知ってることまだあるでしょ? 『戦略の女神』あたりの情報、教えてよ」グイグイ
ジン「………(シャカ様から……押し付けられてる………)」←オロロが怖いのでカミカクシ発動中
ガシッ
ジン「!?!?」
オロロ「ふんふん♪ キミの『カミカクシ』もなかなか興味深いね♬ 完全遮断かと思ったけど、意外と『気配』は察知できるな……。感情や体調、環境によって多少の変動があるのか、はたまた……。とりあえず、いくつか試したいから、こっち来てよ♡」ガッチリ
ジン「………(……ぁあ兄さん……………会いたいな…)……」グスッ…




