第756毛 スカルプ・リッチのタスカル・プラン 手段の知見
…
……
………
エルター
エルター
キミは
君は
あなたは
どうして逝ってしまわれたんだ
なにも
なにもわからなかった
なにも
わかってあげることができなかった
いや
それすら
今となっては
『立場』を理解した今となっては
『おこがましい』のかもしれないが
それでも
私は
ぼ
僕は
ボクハ……………
スカルプ「……エルター……………どうして………ぅう……また………遊びに来るって…………………………貴方様のもとに……………………貴方様しかいないと………言ったではないですか……………エルターさん………………ボク………ボクは………………………」ポロポロ…
スカルプは両手でアタマを抱えながら
涙を流す。
ジン「!? スカルプ様………」
ロレア「!! ………おそらく……一気に記憶の『波』が押し寄せてきた事で、スカルプ様の『精神』が混乱しているわね」
ジン「え!?」
ロレア「…スカルプ様が……『不死者様』としてのあの御方に会ったとき……『一時的に別れた』とき、再会したとき……。それらの記憶…つまり『不死者様』と『エルター・リッチ様』、どちらの記憶も入る事で、アタマとミタマ(この場合、心)の整理がついていないのよ」
ジン「……そんな……ハッ!! イ、イヴ様は………」
ロレア「……チカラを行使した分、『休眠』しているわ」
ジン「き、休眠? ……つまり、眠っておられる、と………」
ロレア「…ええ。……どうするべきかしらね……」クルッ
ミダレ「………」
ロレア「…ミダレちゃんの言う通り、この記憶は、無くならせるべきものではないと思うわ。……でも、エルター様はもちろんだけど、リーブの民であり『限りある生命』のスカルプ様が、この『記憶の負荷』に耐えられるかは…正直、なんともいえないわ…」
ジン「!! そんな………」
ミダレ「………」
スカルプ「…ゥゥ……エルター………どこ………に………」ハァ…ハァ… ズキズキ………
ミダレ「……………」
ミダレは
一度目を瞑り
イシキを集中させる。
ジン「………??」
その僅かな所作と
微かな『場のミダレ(乱れ)』を
ロレアは感じ取る。
ロレア「……ミダレちゃん………いま………」
ミダレ「……………」パチッ
ジン「!!」
ミダレ「………ロレアちゃん」
ロレア「……うん」
ミダレ「………いま、『ひとりぶんだけ入れるように』私の場を調整した。……永くは保たない。『招かれざる者』に気付かれるから」
ロレア「!!!!」
ミダレ「………スカルプさんの……『負荷』を……調整できるのは………あの子しか居ないよね??」
ミダレは
しっかりとロレアを見据える。
ロレア「……………確実性が高いのは………そうね……。……だけど………」
ミダレ「……いいの。……『対価』は出せる。…ううん、寧ろ『調べてくれた』方が良い」
ロレア「!! ……ミダレちゃん………」
ジン「………」←さっぱり分からない
ミダレ「…時間はない……はやく!!」
ロレア「っ……分かったわ………でも、そもそもあの子……念話に応答するかしら…??」
ロレアが
とある者に念話をしようと
左こめかみ辺りに手を添える。
ミダレ「…もう一番最初に『対価』について伝えて構わない。……『対価』は………」
ミダレ「『ウラシマ』の探索」
〚おろろ?? や〜っと重い腰を上げたみたいだね〜♪♪♪ いや〜頑固ちゃんなんだから♬♬♬〛




