第752毛 それを決めるのは
不死者「……ここ……は……?? ……!あれ……ヘラさんも……どうして……なにかあったのかい??」
不死者は身体を起こし
周りをキョロキョロする。
シャカ「……エルタん……いや、どう呼んだら良いかな………ええと、自分の『名』は、わかる??」
不死者「え?? 私は、不死者だから、名前は………っ!!」ズキッ
シャカ&ヘラ「「!!」」
不死者「…っ…??? …な…ア…アタマが………痛………それに……なにか……なにかを…………」ズキズキ…
不死者は痛みに顔をしかめながらも
自らに違和感を感じる。
不死者「……私……私は………」ハァ…ハァ…
シャカ「……(どうするべきか……。単純に『ナガレ』に則り、『不死』として復活したのであれば……こんな捉え方はしたくないが『不死者にとって余計な事』は、思い出させない方が良い。…それならば、俺っちが『封印』するのが手っ取り早い………しかし………)」
スッ
シャカ「!!」
ヘラ「……………不死者」
不死者「……ぅ……ヘラさ…ん……ごめん……なんだか………具合が、良くなくて………」ハァハァ…
ヘラ「不死者」
不死者「! …なんだい??」
ヘラ「……今、あなたが苦しんでいるのには、意味がある。苦しんでいると言うことは、『思い出そうとしている』という事。…不死者。あなたは……」
シャカ「死の神」
ヘラ「! ………」
シャカ「……まったく、相変わらず甘々ちゃんなんだから…♪ …俺っちの言いたい事は、分かるでしょ??」
ヘラ「……………」
不死者「……??」アセアセ
ヘラは
シャカをジッと見つめ
シャカもまた
リンッ
ヘラを『ミ』る。
ヘラ「………あなたこそ、分かっているはず……。 『記憶』と『ナガレ』は、直接の関係はないことを………」
シャカ「……ん〜……まぁね。記憶が戻ろうが戻るまいが、『不死者』自体はもう、変わらない。…いや、また『以前のとき』みたいな放棄宣言をしたらわかんないけど、まっ、おそらく『不死者の性格』からして、しないだろう。だけどさ、『思い出す』ことで生じる『悲しさ』や『虚しさ』は、どうするんだい?? 仮にヒトが『一生』背負っていくとしても、なかなかの業なのに、彼女は『悠久のとき』それらと向き合い続けていかなきゃならないんだよ?? それってさ………」
シャカはそこまで一気に話し…
自ら
口をつぐむ。
ヴィオレ「……………」
カーラ&リン「「……………」」←多分これがオシャカ様の『説教』なのかなと思っている。
シャカ「………」
シャカは
不死者「………?? ……シャカ……くん? ………」
シャカは
かつての『エルター・リッチ』の笑顔と
言葉を
アタマの中で………
ヘラ「……シャカ。あなたが、彼女を想う気持ちもわかる。あなたは、『感情』について、何よりも、誰よりも敏感だから。……だからこそ、今あなたが葛藤しているように、彼女にも『葛藤』は必要。…『かつての自分』が選択したなら、尚更……。かつての彼女を、私達が否定しては、いけない………」
シャカ「!! …………」
ヴィ「……ご歓談中…すみませんっす……」
カーラ&リン「「!!!!」」
シャカ「……ん??」
ヴィ「……シャカ様……。かつての件(エルター様の、キュレル様ご出産のときっす)のとき…アタシ…私は何もできませんでした。……ですがそれでも、私は……あの時のことを、忘れたくありません。…ツライ思い出や苦しかった思い出も、それぞれが歩んできた思い出には変わりないと…思います。……だからこそ、『地に足をつけて一生を歩む』ことを選択された時の思い出は、消えたままにはしちゃいけないと……思うのです………」
シャカ「………ヴィオレディ……」
ヘラ「……………」
カーラ&リン「「………(口調が……丁寧に………)」」
不死者「………ぁ、あの………私………」
ドクンッ
なにか言葉を発しようとした
不死者の目に
ドクンッ
ドクンッ
その者の姿が
シャカ「…? どうし………!!」
ヘラ「!!」
ヴィ「? ………あ!!」
カーラ&リン「「!! あの方は………」」
シャカとヘラ
ヴィオレ
カーラとリンも
不死者の視線の先を捉える。
ザッ
スカルプ・リッチ「……………『エルター』………」
ジン・モウ「………(ボクも居るのですが……『カミカクシ』使用中みたいに気付かれてない………)」




