第十六部『切り返しの象徴と照り返しの頭頂』 終結・習熱・集結編 第750毛 怪奇/回帰
…
……
………
とある
見晴らしの良い丘
そこに…
ザクッ
ヴィオレ・ユウ「っはぁ〜……や〜っと終わったっす………」ヘナヘナ
カーラ「なかなかの鍛錬になりましたねリン」フゥ…
リン「そうですねカーラ」フゥ…
ボタニストの一柱、ヴィオレ・ユウと
現在彼女の監視下にあるふたりの少女が
ある『棺』を掘り起こしていた。
ヴィ「はぁ〜……。それにしても、急にイヴさんから念話が来たと思ったら『今から言う場所にお宝が眠っているぞよ!!とりあえず掘り起こしておくのだ!!』って……。なんすか棺って……めっちゃ悪いことしちゃった気分っす………。せっかく、イヴさんから教えてもらった『ボタニスト創設組』の一柱のもとに向かっていたのに……」ブツブツ…
カーラ「む、ヴィオレお姉様がなにかブツブツ言ってますねリン」
リン「そうですねカーラ。これが噂のヒソヒソープちゃんというものでしょうか」
カーラ「きっとそうです」
ヴィ「いや違うっすよ!?そもそもヒソヒソなんてしてな………!?」
ヴィオレが
僅かな違和感を覚える。
カーラ「?」
リン「ヴィオレお姉様、どうし……」
直後
ガタッ
カーラ&リン「「!!!!」」
ガタガタッ
ヴィ「!?!?なっ………」
棺が突如
揺れ始める。
ガタガタガタッ
カーラ「!! お、オバケ………」プルプル…
リン「お、落ち着くのですカーラ!! ここは、ヴィオレお姉様が毅然とした態度で…」プルプル… チラッ
ヴィオレ「あ、悪霊退散っす〜〜!!!!」ガバッ プルプル…
ヴィオレはその場にうずくまり
アタマを抱えて震え始める。
カーラ&リン「「……………」」
三者三様で事態に慄く
そんな時
リンッ
シャカ「開けてくれるかい??」
カーラ&リン「「!!!!」」ビクッ
ザッ
シャカ「………やはり……イヴ『さん』のいう通り……『戻って』きたのか………」
カーラ「…え……」
リン「…あ、貴方は……??」
シャカ「ん〜、名乗るのはとりあえず後だね♪ ええと、君たち、力は強いかい?? この寝棺を、こじ開けてほしいんだけど……」
カーラ「……ぇ………」プルプル…
リン「!!オ、オバケを解き放つのですか!?」
シャカ「ん〜♪ いやいや、オバケじゃなくてね……!!」
ボゥ…
ヘラ・ルージュ「……………」ヌッ
カーラ&リン「「!?!?」」ビクッ
シャカの横に
音もなく現れるヘラ・ルージュ。
ヘラ「……………」
カーラ&リン「「……アワワワワ……で、でた………」」フガクガクブルブル…
カーラとリンはへたり込み
抱き合いながら震える。
シャカ「まぁ確かにオバケっぽいもんねルージュお嬢様は♡ …にしても、どうしよっかな〜………」
ヘラ「………」キッ
シャカを睨んだあと
ヘラは
辺りを見回す。
そして
目にとまったのは……
ヴィオレ「アワワ……なんなんすかなんなんすか……」ブルブル…
ヌッ
ヘラ「………ボタニスト」
ヴィ「!!!? ひゃぁっ!?」ビクッ
ヴィオレは弾かれたようにカラダを震わせる。
ヘラ「………ボタニスト…顔を上げなさい……」
ヴィ「……………」プルプル…
恐る恐る
ヴィオレが顔を上げると
ヘラ「……………」ゴゴゴゴゴ……
ヴィ「っひぃっ!! やっぱりオバケっす〜〜!!!!」ガクガクブルブル…
ヘラ「…………………………」
シャカ「ん〜〜♬ そろそろヘラちゃん、またヘラっちゃうからやめたげてね〜♪♪」




