第740毛 粗末
…
……
………
スカルプ邸の一件(メトリーの身体&キュレルのミタマ消失事件)及び
ヒルデ(ヨル)の件の解決後
※第154毛 ガールズトーク3
のあとくらいです。
ラックスの部屋に
キュレルが訪ねてきていた。
キュレル「兄上!!」
ラックス「! なんだいキュレル??」
キュ「兄上は、勇者様の御旅について行くのですよね?」
ラ「ん? うん、さっき言った通り、俺も勇者様には恩義を感じてるからさ…。大して役に立たないかもしれないけど、少しでも協力させていただきたいなって……」
キュ「…さすが兄上なのです!!」
ラ「はは。ありがとう」
キュ「……でも、心配なのです」
ラ「え?」
キュレルは
兄をジッと見つめる。
キュ「……兄上、自信がないからなのか、いつも危なっかしいのです。……キュレルが言えたことではないかもしれませんが………」
ラ「……え?」
キュ「兄上、身を粉にし過ぎなのです。……私…キュレルがハザマにいた時も、兄上は父上を支えるため、依頼をこなしながら沢山情報を集めてくれていたこと、父上から聞いたのです。…とても嬉しいのですが、兄上……『身が持たなくなりそう』で、キュレルは心配なのです」
ラ「……キュレル………」
キュ「心配し過ぎて、母上もこっそり話を聴いているくらいなのです」
ラ「……え??」
ドキッ
キュ「母上。ずっとわかってますよなのです。どれだけ一緒に『かくれんぼ』をしたと思ってるのですか」
………
………やはり、『見つかりました』ね………
『逢魔が時』解除
スゥ…
ラ「!!!!」
メトリー「……すみません…。訪ねてきたら、何やら大事なお話をされていたので、つい………///」
ラ「そ、そうですか………(まったく気が付かなかった………)」
キュ「母上なら全然入ってきても良かったのです」
メ「……ありがとうございます…(罵ってほしか……ハッ!!)」ブンブン…
ラ「? 母上? なぜ首を横に振っているのですか??」
キュ「………(察し)」
メ「な、なんでもありません…/// ……ラックス」
ラ「は、はい」
メ「…申し訳ありませんが、お話、聴いておりました……。ラックスが、私達のために尽力してくれていたこと、知っています……。そんな中で、ラックスに真実を言えないばかりか、ろくに言葉をかけることもできず、本当にごめんなさい」フカブカ
メトリーはラックスへアタマを下げる。
ラ「!! いっ、いえそんな!!ご事情はわかりましたし、俺は全然大丈夫です!!自分の意思で動いたことなので!!」アセアセ…
メ「……ありがとう…ございます」スッ
メトリーは顔を上げる。
メ「……ラックス」
ラ「は、はい」
メ「……私も、キュレルが先程話していたように……心配はしています」
ラ「!」
メ「……貴方は、とても、とても優しいです。…ですがそれは、『他者のために身を削る』という意味合いでの優しさのように、その振る舞いから私…私達は感じています。……もちろん、他の者を思いやれるのは、非常に尊く、大切なことです。…ですが同時に、『自らのことも思いやってあげてください』」
ドクンッ
ラ「………母上………」
キュ「……………」
メ「………ラックス。あなたは………」
ドドドドド
メ&ラ&キュ「「「!!!!」」」
アーデランス「可愛いですわーーー!!!!♪♪♪」ドドドドド
黒猫ヨル「お、お姫様っ!!落ち着いてください〜〜!!」トテテテテ………
ピョーン
バッ
ヨル「!! あっ、皆様!!助けてください〜〜!!」グスッ
メ&ラ&キュ「「「……………」」」




