第731毛 真相/深層/心臓
…
……
???「俺達『不死』は、誰かを『枯らす』ことで、誰かを『満たす』事ができると考えました。…それが、いっときのものだとしても……。刹那の『救い』ができるのなら、いくらでも『枯らそう』と……。そうして、『枯らす』という想いは『念』……『思念』となり、深く、深く根付いたのです」
エクステ「……………」
???「片割れ(母上)が俺(不死)を放棄する、と宣言した時、俺は…『カラッポ』になる感覚を覚えました」
エ「…カラッポ?? ……」
???「はい。もう、いらない存在なのだと。セカイから、消えるべきなのだと、そういう感覚で………。あぁ、こういう『終わり方』なのか、寂しいな……と、『感じて』いたのです」
エ「………」
???「……ここからは、もう『不死』としては何も覚えていません。どのように意思が『完全に消えず』、どのように片割れ(母上)に宿ったのかも。…ただ、ひとつ言えるのは、俺が『ラックス』として振る舞ったせいで、『肥やす』チカラ…リオンにも意思が乗り、かつリオンが『悪者』となってしまったのです」
エ「!!それ……は………」
リオン「……ラックス………リオン………わ……わる………も………」
???「…俺は、自身が『不死』であることを忘れ、『枯らす』という衝動……。『枯らす』という『声』が、自分自身の内からくるモノだとは思わなかった。そのせいで、父上……スカルプ様の想いがチカラとなり宿った『スーパーリッチ(リオン)』を、『枯らす』という声…『枯らす』という意思があるもう一つの存在だと俺は思い込んだ。結果、リオンは必死で『枯らす』のを『肥やす』カタチで止めようとしていたんです」
エ「……じ、じゃぁ……その………エルターさんの件は………」
???「! …もう、御存知なのですね……。はい。片割れ(母上)を『枯らそうとした』のは、俺の意思です。……俺が、キュレルを……内から枯らそうと……っ………」
??? は
そこで
言葉を途切れさせる。
エ「……………」
???「……失礼…しました。………情けない話ですが、出産……生命を宿し、その生命を産み出だすというモノを、俺は知りませんでした。…自分自身のことすら、よく分かっていなかったので、情けない話です。………俺は、片割れ(母上)が、苦しんでいると思っていたのです。片割れ(母上)が、苦しそうにしていたから。片割れ(母上)の体力が、日によって減るといった事になっていたから。……でもそれは、出産を控えた者にとっては、あるべき事だったのですね。……それを、俺は……俺の『思念』は……『内側に宿る生命が、片割れ(母上)の生命を枯らそうとしている(脅かしている)』と思ったのです。ならば、『枯らそう』と。『枯らされる前に、枯らしきろう』と………」
…
……
ヨル「エクステさんのおチカラ…ですか?」
シ「ああ。エクステの『植え込み』なら、究極、『不死として自覚していないラックス』としての記憶を植え込む事ができる。表し方は難しいが、まぁ、この試練前のラックスの状態へと『思考』を戻すような形だ」
ヨル「な、なるほど…」
コーデルワイス〘……ですが、それは………〙
アーデランス「そ、そうですわ!!ラックスが抱えている葛藤や、明らかになった事に…ラックス自身は、向き合えないという………」
シ「その通りだ。故に、その形は望ましくないといえる。…ただ」
シゲルは
カミガミを見る。
シ「…貴殿等は、『確実性の高い』ほうが望ましいでしょうか??」
ズキッ
アリガトネ「………(ど、どうしましょう……エクステちゃんの負担が少なくなるなら、『植え込み』の方が、とも思いますが……でも………)……」
ヘラ「……………………」
ラキ「う〜ん、シャカさんはどうだい??」チラッ
シャカ「……まったく、『もう分かってる』くせに、俺っちにふるとは、さすが悪戯好きだね〜☆」
ラキ「♪」
シャカ「…ふぅ。さっきまでだったらさ、植え込みを推奨してたかもけど、もう君たちを信じてるからね。あくまで『ラックスくんの覚醒』と、そのための『エクステちゃんの助力』を支援するよ」
シ「やはり、そうですか。ありがとうございます」
ラキ「うんうん☆ 良かった良かった♪」
シャカ「…っつっても、状況は良くないね…。あの『不死のチカラの暴走』は、危険だ。あのままだと、エクステちゃんを『枯らしに』かかると思うよ」
シンシューク「!!そんなっ………」
コモルル「……シンシューク様………」ギュッ
シ「そうですね。エクステは、性格上や、ここでのやり取りから、ラックスを見捨てはしないでしょう。と、なると…」
イヴ・エスダック「ご歓談中すまない」
シ「む?」
ハヤメ「!!イヴちゃん!?」
モイスチャー「!!」
レノア「!!(イヴ…なにを……)…」
イヴ「……腹が、減った」グー
ハルト「………(なんかのドラマみてぇだな………)」




