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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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733/824

第730毛 呆然/茫然/当然


……


エクステ「……っ……ラ、ラックスさ」


???「その名で呼ばないでください!!」ゴ…


エ「!!!!」ビクッ



??? から


僅かに『圧』が放たれる。



???「…っふぅ……ハァハァ……す、すみません………。エクステ…さん……だ……だめ………なんです……。『本能』のようなモノが………溢れてくるんです………」


エ「ほ、本能??」



???「…はい……。無性に…………『枯らしたく』なるんです」


エ「!!」


リオン「……………」



???「……俺……『不死』は、ヒトビトの思念などから生まれたんだと思います。母上……いえ、もう『片割れ』と呼ぶべきなのかもしれませんが……。俺達は、常に、様々な想いが聴こえていました。『死にたくない』『生きていたい』『なぜ自分だけ』『どうか助けて』『死にたくない』『死にたくない』『シニタクナイ…』と……ずっと…ずっと………」


エ「……………」


???「そうするとね、なんでかはわかりませんが、そのヒトビトのために…『枯らす』ってチカラが……俺達に芽生えたんです」


エ「え??」


???「…『不死』を分け与えることは、できません。ですが、絶えずヒトビトの『想い』は続く。……すると、おかしな話だと思うかもしれませんが…『元凶を枯らす』という方向に、俺達は成っていったのです」


エ「………元凶…を……」



???「ヒトビトのなかには、理不尽に虐げられている者がいて、そのせいで『生に執着している』者も多い。また、誰か、は関係なく、自身の持病や、不運な事故等も確かにありますが……。『そもそもアクニンが減れば、そのような悲惨な運命に生まれ出でるヒトが少なくなるのでは』という、強引な解釈に、俺達は成っていったのです」








……


キュレル「………私……は……」


メトリー「………」ナデナデ


キュ「!!」


メ「キュレル。色んな事がいっぺんに起こっているのに、たくさん、たくさん考えてくれて、ありがとうございます」


キュ「っ……母上………」


メ「………シゲル様」


シゲル「はい」



メ「…シゲル様へは、本当に、感謝してもしきれません。…今のラックスを、しっかりと『ラックス』だと言ってくださり、本当に…っ…ありがとうございます…」グスッ


シ「いえいえ。『当然のことです』」


メ「! …ええ。当然ですよね。……ありがとうございます」


メトリーは目を閉じる。



メ「ラックスはラックスとして、確かに生きてきたと思います。たとえ、数多の衝動や、葛藤があったとしても……。ラックスという名を授かった瞬間から、この世にただひとりの存在となったと。……そして、これからも………」


キュ「……………」グスッ



シャカ「……………」


ラキ「……………」


ヘラ「…………………………」


アリガトネ「……………」



シ「メトリー氏、ありがとうございます。そうですね。ラックスは、不死かもしれませんが、それはラックスに『不死』がくっついているようなものです。ラックスをラックスとして、我々は受け止める必要があります。…キュレル氏」


キュ「!!」


シ「ラックスを、まるごと大切に想っていると……どんなラックスでも大好きだと、言っておられましたね。貴殿のその想いは、非常に重要であり、尊いものです。誇りを持っても良い」


キュ「……シゲル…様………」グスッ


シ「ラックスを、そしてエクステを、信じましょう。キュレル氏」


キュ「はい!!」



アリガトネ「……………」ポロポロ…


ヘラ「……………」


ラキ「………とはいえ、あの状態は……」


シャカ「………かなり厳しいね……。……シゲル君」


シ「はい」



シャカ「……聴くまでもないとは思うけどさ、あの状態のふ…失礼、ラックス君を助ける手段は、かなり限られている。……エクステちゃんが適任ってことは、色んな事情…私情が主かもしれないけど、理解した。…ただね、俺っち……もっというと、『我々』が『適任』だと今、感じている理由は……」


シ「はい。概ね予想はつきます。即ち」









シ「エクステのチカラ『バック・エクステンション(背景拡張/植え込み)』…とりわけ『植え込み』が有効と考えられるかと」

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