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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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725/824

第722毛 輪郭


……


………



…ん……



……ここ……は………




……



………ぁれ………





私………は……………





???「ラックス!!…ラックスラックスラックス!!…………でる!!ラックス、でる!!!!」グググ…




!!!?




ぁ……





そう……だ………




私は……………






エクステ「……(真っ暗な空間………。これが……いわゆる『ハザマ』なのかな………。私の試練の時、テーセウスさんと会った空間とも……少し違うような………)」



エクステが『入った』空間は











光のない





闇が支配しているような…







……



そんな空間に…







エクステ「………こ、こんにちは!! ええと、リオン…さん???」




リオン「!!!!だれ……だれ………ラックス、まもる!!!!ラックスラックスラックス!!」ギロッ



ラックスと瓜二つの青年らしき者が



なにもない『空間』を必死で………







エ「あっ、ごめんなさい! いきなり話しかけちゃって……。えっとね、私も、ラックスさんを、助けたくて……。シゲル様と、メトリーさん、キュレルさんも、心配してるんだよ」



リオン「!!シゲル………メトリー………キュレル………しんぱい………しんぱい!!………しんぱい………」



エクステの言葉を聞き



何もない空間を叩き続けていたリオンの手が止まる。




エ「あ、私は、エクステ…エクステ・セウスって言います。…その…シゲル様やメトリーさん、キュレルさん、それにもちろんラックスさんとも一緒に、旅をしているの」



リオン「!!エクステ……エクステ………ふたり……いた………エクステ………」


エ「え??」



リオン「………いま………いない……………ひとり………なか………いない………エクステ………ひとり………」ジー




エ「??? ……えっと………うん、私はひとりだよ。…ほんとはね、シゲル様やメトリーさんもここに来たら、リオンさんも安心だったかもしれないけど、色々あって、私ひとりが来ました…よ、よろしくね!」ペコッ



リオン「………エクステ………ラックス………エクステ………しんぱい………」



エ「! うん。私も、他のみんなもそう。ラックスさんを、とっても心配してるんだ。…あっ、あともちろん、リオンさんの事もだよ!」ニコッ



リオン「!!」




エ「リオンさん。…色んな事があったかと思うけど、もう、大丈夫だよ。シゲル様やメトリーさん、キュレルさんはもちろん、みんな、貴方を受け入れる……えっと、『お友達になりたい』って、思ってるんだよ」



リオン「!!!!」




リオンの瞳が





揺らぐ。





リオン「…………おともだち………おとも……だち……………」



エ「そう。私もね、貴方とお友達になりたい。…だから、ラックスさんも一緒に、帰ろう??」スッ




エクステは


そっと




リオンへ手を差し伸べる。





リオン「……………」



エ「……………?」




その




手を




リオンは見るが





握り返しはしない。





エ「………リオンさん、まだ、私の事は信用できないかもしれな」


リオン「だめ……ラックス……だめ………」



エ「え??」




リオンは




揺らぐ瞳を




エクステへ向ける。




そして






何もない『はず』の空間を




指差す。




エ「………??」





エクステは



リオンが指を差す方向を…








ボゥ…






エ「!!」






そこには







幼子がうずくまるような




大人がうずくまるような





どちらともつかない




『半端な』輪郭が




ボヤリとミエていた。





エ「……え……ひょっとして………」チラッ



エクステは



リオンを見る。




リオン「……ラックス……ラックス………しんぱい……ラックス……もう………ラックスじゃ………ない………」ウルウル…



エ「え!?」



リオン「……エクステ…………ラックス……ラックス…を………タ……たす……たすけ………」グスッ



エ「!!」



涙ぐむリオンを見て




エ「……………うん」スッ



ナデナデ



リオン「!!!!」グスッ




そのリオンのアタマを撫でる。






エ「…やっぱり貴方は、優しいんだね。…うん、任せて!!」スッ




リオン「……………エクステ……………」







エクステ・セウスは





その輪郭のもとへ歩みを進めた。

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