第719毛 難考
???「いきなり呼び立てたからには、それなりに面白いモノがあるんだよねと詰め寄ろうかと思ったが、いやぁどうしてどうして、なかなか良いじゃないか良いじゃないか」フムフム…
突如現れたその者は、挨拶もそこそこに(というかしていない)、その場を見回す。
浦賀「…見世物ではないぞ。こちらの御婦人の御体調をミテやってくれないか」
???「ん? ボクが見るまでもなく『精神的な発作』じゃないのかい?? その『なかなかにいたぶりがいがありそう』なオスに、『恐怖』を植え付けられているね」
浦賀「………」
男「……あ゛?? …おい!!俺のことかコラ!!!!」グググ…
浦賀に片腕を掴まれながらも、男は凄む。
???「ふんふん。それにしても」クルッ
ラ「!!」ビクッ
男「っおいっ!!無視すんな!!」
??? は
男に興味がないのか
一切の言葉を無視し
ラックスを見る。
???「………ふ〜ん………」ニヤニヤ…
ラ「!!!?……ぁ……あの………」ビクビク…
浦賀「……おい」
???「………キミは〜〜なかなかに面白そうだね♪ いやぁ、来た甲斐があったよ!!じゃぁ、さっそく」ガシッ
ラ「!!!!」ビクッ
??? が
ラックスの右肩をガッチリ捕まえる。
刹那
エルター「!!ラックス!!!!」タッ
ラ「!!!?は、ははうえ!?」バッ
???「ん?」クルッ
浦賀「………」
エルターが物陰から飛び出す。
エルター「ラ、ラックス!!大丈夫かい!?」アセアセ…
ラ「え……あ、は、はい!!大丈夫……ですが……母上……どうして……」
エルター「! え、ええと………あ!!そ、それよりも!!」キッ
エルターは
??? を見る。
エルター「あ、あの! そ、そんな血走った目で、私の息子に何をする気だい!? いくらボタニストさんだからって、ラックスを怖がらせたら、わ、私が許さないよ!!」バッ
エルターは
ラックスを抱き寄せる。
ラ「!!!!///」
???「………へぇ〜〜これはまた…いやはや面白いね〜〜♪♪♪」マジマジ…
エルター「!!」
ズイッ
エルター「!!」ビクッ
???「………キミ………『ただのメス』にミエるけど………う〜ん……でもな〜〜〜。息子って、言ってたよね??……なら、『宿した』?? ……いや
『移った』?? ……それとも〜〜」
浦賀「オロロ」
オロロ「う〜ん……ここじゃぁ、まだわかんないねぇ……。よし、キミら、ボクの研究所まで」
浦賀「オロロ!」
オロロ「! なんだいなんだい騒がしい〜。今、いいところなんだよ。それに、名前を言わないでおくれよ」プンスコ
浦賀「…相変わらずだな。…先程言っただろう。そちらの御二方ではなく、お前にはこの御婦人を、保護してほしい」
御婦人「……………」ハァ…ハァ…
オロロ「冗談だろ?? 嫌だよ面白くもない。ボクは断然、こっちの方に興味があるね♪」
浦賀「…ハァ…お前は」
ザッ
ニベア「いい加減にするの!!」プンスコ
リピア〘……だな〙
ラ「!!!?(ま、またボタニストさん!?)」
エルター「! あ………」
オロロ「おや? なんかコソコソしていたみたいだけど、キミらまで、ボクの楽しみの邪魔をするのかい??」
ニベア「冗談は妄想だけにするの!!このキショイ副総長が言った通り、今はこの女性の保護がアナタの任務なの!!しっかり遂行するの!!」プンスコ
リピア〘ニベアの言う通りだ。お前、久々にオモテに顔見せたと思ったら、趣味全開で突っ走ってんじゃねぇよ。ボタニストなら、ボタニストらしくちゃんと仕事しろ〙
ラ「……(ど、どこかから声が………)」アセアセ…
オロロ「おろろ?? めんどくさいな〜〜。ボクは別に、ボタニストなんて辞めてもいいんだよ」ハァ…
ニベア「!!まだ言ってるの!!そんな『刻』ではないの!!ニベアちゃん達は、ボタニストに必要なの!!」
エルター「………(とき??)………」
御婦人「……………」
男「……(なんだってんだよ……たかが身内事に、大勢集まりやがって………)」ギリッ
浦賀「………オロロ。お前の意見はあとで聞こう。とりあえず、今はボタニストとして在籍しているからには、ニベアが言った通り、任務を遂行してもらうぞ」
オロロ「あ〜!!もううるさいな〜……あ〜あ、萎えたよもう………帰ろうかな〜………」ブツブツ…
リピア〘……お前………〙
オロロ「もうとっくに、『保護』ならしてるよ。ハァ…」
ニベア&リピア「〘!!〙」
御婦人「………ぁ、あれ?? …そ、そう言えば……苦しく……ない……??」
男「!!はぁ!?お前、なにい…」
御婦人「………お前?? …何を言ってるんですか??」
男「……はぁ??」
エルター&ラ「「え!?」」
浦賀「………」
御婦人「……あなた……誰でしたっけ……いや、あなたとお付き合いしていたのかもしれませんが…………。……! ………そうか………私は、あなたに………ひどいことをされて………」ワナワナ…
御婦人には
『恐怖』ではなく
純粋な…
男「…な、なに言ってんだ!? ……おま」
御婦人「話しかけないで!!けがらわしい!!」バッ
男「!!」
御婦人「………ぁあ、こいつに……私は今まで………」ワナワナ…
エルター「え……ええ!? 急に…なにが………」ワタワタ…
ニベア「……『思考の転換』をしているの。…とりあえず、大丈夫なの…」
エルター「え!?」
オロロ「ハァ……。ちゃんと、ここに来た瞬間から『叡智・難考』は発動してるよ。…まったく…このオロロ・ナインを駆り出すからには、それなりの『戦利品』がほしいんだけど………」ブツブツ…
リピア〘まぁそう嘆くなよ『クワセモノ』。とりあえず、仕事はしてたようで良かったぜ〙
オロロ「君たち『マザリモノ』みたいに、使えない訳じゃないからねボクは…ハァ…」
リピア〘一言余計だぜ…ったく………〙
男「…な……なんだなんだ!!意味わかんねぇよどいつもこいつも!!っ離せオラ!!」グググ…
エルター「!!」
リピア〘……おい副総長。ソイツはどうする?? いかにもクロだが、現行犯ってわけじゃないんだろ?〙
浦賀「大丈夫だ。そろそろ…」
ボタニスト1「ご歓談中失礼致します」
ボタニスト2「失礼するっす〜」
エルター&ラ「「!!」」ビクッ
ニベア「!!」
リピア〘!! …そうか……〙
浦賀「うむ。すでに手は打っておいた」
その場へ
更に追加で
ボタニストが2名現れた。
男「………(マジでなんなんだよ………)」




