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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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717/824

第714毛 一丸


……



現在



ラキ(カリブ)の部屋



ラキ「…よし。色々な意見交換があったけど、とりあえずまとまって良かったよ」


シゲル「そうですね」


アリガトネ「……………」フシュー ←緊張がとけた



※第700毛 想いを胸に


の続きです。



ラキ「じゃぁ早速だけど、ボクもう結構ツライから、エクステちゃんを送り出してもらえるかいゴーコン」


ゴーコン「…はい。わかりました………」


ゴーコンは




エクステに近づく。




エクステ「………」ドキドキ…



シンシューク「………エクステ………」ドキドキ…


コモルル「……………」ギュッ



アリガ「………(やっ、やっぱり心配………)」チラチラ…


アリガトネは


ラキやゴーコンを見る。





グイッ




アリガ「!!!?」ビクッ



そんなアリガトネを




シャカが横から抱き寄せる。




シャカ「ん〜♡アリーガール♪ 君がいちばん、彼女を信じて、『失敗なんてあり得ない』と想わなきゃダメだよ♬」サスサス


アリガ「っそ……そうです……よね………///」


シャカ「………ま、俺っちが言えたことではないかもしれないけどさ…………」


アリガ「………シャカ様………(…それはそれとして………撫でるのにはなんの意味が……///)……」



ヘラ「……………」


ラキ「♪」




ハヤメ「……………」←胸の前で両手を組みながら見守り中


イヴ「………」←空腹





ハルト「………」


ベーグル「………(俺達は、見ていてもいいのか………)」


コーボ「……………」チラッ


レノア「…………………………」


コーボ「……レノア…さん…」


レノア「! …はい」



コーボ「………なんか、無理してる…ます??」


レノア「!! ……………いえ………」


ベーグル「……………」


ハルト「………ふん。何となくだがな、テメェ(レノア)は心配性なんだよ」


レノア「!」



ハルト「…さっきの状況で、テメェひとりが何も言わなかったのは、臆してた訳じゃねぇだろ?? …テメェには『予想外』だったんじゃねぇのか?」


コーボ「予想外?」


ベーグル「…そうだな。『状況的に考えれば』、シャカ……様の言うように、実害らしきものが出てる以上、実力行使の方が早いし安全だ。…その『安全』ってのは、ボタニストのお仲間さんもそうだし、ここにいる連中もそう。だが、勇者シゲルと、メトリー…さん? とやらは違った。あいつらは、『なぜ今の状況になっているのか』を冷静に分析したうえで、『チカラでねじ伏せる』以外の手段を推奨した。ただこれは、確実性はないし、危険が伴う。だろ?」


ハルト「そうだ。だからテメェ(レノア)は、ボタニストの理念に『立ち返った』つもりで、皆の安全性が高い、シャカの意見に、他ボタニストもつくと思った。…だが、シゲルの話を聞くうち、本当にそれで良いのか、と感じてきたはずだ。…で、テメェにとって一番衝撃的だったのは、他ボタニストが、すぐにシゲル側についたことじゃねぇのか?」



レノア「……………」



ベーグル「モイスチャーさん? とやらは、まぁお節介ボタニストだからわかる。だが、他のヤツラ……良くは知らねぇが、おま……アナタやシャカ様と一緒に行動したボタニストが、勇者シゲル側に、自らの意志をはっきり示したうえで、ついた。次は自分だが……って、葛藤してるんだと思うぜ」



モイスチャー「………(……お節介ボタニスト………)」←聴こえてる



コーボ「…な、なるほど……ふたりとも、凄いね………」ポカーン



レノア「………私は……」


ハルト「…レノアさんよ。何となくだが、テメェ、姉御肌なんだろ。頼りない仲間をサポート…支える役割は自分だって思ってるかも知れねぇが、あいつらだって、各々任務に携わってんだろ?? よっぽど苦情が出てるとかならアレだが、別にそんなこともないんじゃねぇか? …ガキのお守りみてぇに扱うのは、同僚としてどうなんだ??」


レノア「……………」


コーボ「……ふ、ふたりとも………」アセアセ… ←さすがに言い過ぎでは? と心配


ハルト「……ま、こんくらいにしといてやる。だがなレノアさん、テメェの過保護さもわかるが、もちっと周りを信用しろ。…少なくとも、オレらは別にテメェを頼るつもりはねぇ。前に言った通り、互いに利害関係が一致してるから、利用し合うだけだ。変に考えすぎんな」


レノア「…………………………」






ラキ「……(なんか楽しそうな会話だけど…今はおいておくか……)よし、ゴーコン、おねが」


モイスチャー「すみません、よろしいでしょうか?」


ラキ「ん??」


モ「その……少し、お言葉掛けを………」


ラキ「え? あっ、うん、いいよ〜☆」



モ「ありがとうございます」ペコッ



クルッ



モ「……エクステさん」


エ「は、はい!!」



モ「…正直、貴方様とラックスさんとの関係が、そこまでお深いものだとは、考えておりませんでした……。しかしながら、エクステさんの克服した試練、目覚めたおチカラ、そして貴方様の想いは、きっとラックスさんにとって、今最も必要なはずです。…どうか、ラックスさんを……私達の『大切な仲間』を、よろしくお願い致します」ペコッ



モイスチャーは深々とアタマを下げる。



エ「…モイスチャーさん……」


ヨル「エクステさんっ!!」ズイッ


エ「!!はっ、はい!!!!」


ヨル「前に言ったこと、覚えてますか?? エクステさんは、誰よりも優しいって。誰よりも、みんなの事をよく見てるって」


エ「!! ……はい。覚えています…」


ヨル「良かった! …エクステさん。私、難しい事はよく分からないけど、ラックスさんを『ラックスさんとして』深く見ることが…『優しく包んで』上げることができるのは、エクステさんや、メトリーさん、キュレルさんなのかなって思います!!そして、そんなメトリーさんとキュレルさんが、エクステさんへ託されたなら、もうエクステさんしかいないと思います!!」


エ「え……あ、は、はい……ありがとう…ございま…す……」


エッシェンシャルル「ヨル。最後の方は重圧を掛けていますよ」


ヨル「え?」



シャルル「…エクステさん。だいたいは、この化猫もどきが言った事が正しいかと、私も思います。…貴方は、ふざけているようで、ラックスが物思いにふけっているときや落ちこんでいるとき、尻込みしている時に、ラックスへ話しかけたり、触れ合ったりしていたのかなと感じます。もしかしたら無意識なのかもしれませんが、それは、貴方の気質……貴方がラックスをミタマ(この場合、心)から想っている証拠だと思いますよ」


ヨル「………(ば、化猫もどき………)」グスン…


エ「………シャルルさん……」ジーン


パンテーン「そうそう。たださ、エクステさん。『ぜんぶ背負ってる』と思わないでね」


エ「!」


パ「確かに、エクステさんが適任だとアタシも思うけどさ、もしなにかあっても、みんなで考えて、次はこうしよう!って言い合っていければと思うから、気を張りすぎないでね」


エ「……はい!ありがとうパンテーンさん」


アーデランス「むむむ!!みな早いですわーー!!」


パ「うわびっくりした」


アー「エクステさん!!ラックスはきっと寂しいのですわ!!不安でいっぱいなのですわ!!…だけどきっと、『背中を押してもらえれば』、ちゃんと決断できるのだと思いますわ!!」


エ「!!」


アー「ラックスは自分をダメダメだと思うフシがあるようですが、そんなことないと思います。そもそも、自分がダメダメだと思うということは、周りをしっかりみて、自分を照らし合わせる事ができてるからだと思うのです」


コーデルワイス〘そうですね〙


エ「!」



コー〘己の弱さや、足りない部分を自覚し、認めるということは、なかなか難しいものです。おかしなプライド…自尊心のようなものが邪魔をしてしまう等で、結果的に自らの欠点と向き合わない者は多い。…ラックスさんは、そんな意味での『自己評価』を、しっかりできる御方なのだと思います。あとは、『他者評価』………ラックスさんがしているものを評価する誰かが必要かと。そして、それができるのが

エクステさん、貴方なのだと思いますよ〙


エ「………コーデルワイスさん……」ウルッ



シゲル「そうだな」ザッ


エ「!!シゲル様………」


シゲル「私が言いたい事は先程伝えた通りだが、思いのほか、皆、貴殿を見ていたようだ。エクステ。なにかあっても皆が居る。大丈夫だ」


エ「はい!!!!」





エクステは




最後に……






メトリー「……………」ニコッ


キュレル「…失敗したら、こうなのです!!」クルクル


エ「こわっ!!内臓総『入れ替え』の舞いですよねそれ!?」


キュ「…ふふっ♪ まぁ、キュレルも、みんなと同じ、エクステさんを信じるのです。純情可憐な兄上と、純粋無垢な『もうひとりの兄上』を、よろしく頼みましたなのです!!」ペコッ


メ「!!」


メトリーは



娘を見る。



メ「………キュレル………」


キュ「…ふふふっ♬ リオンお兄様とも、たくさんお話ししてみたいのです」


メ「……ええ、そうですね………」ナデ…



メトリーは



そんな娘のアタマを


優しく撫で




メトリー「………エクステさん。よろしく、お願いします」



エクステへ

深々とアタマを下げる。





エクステ「はい!!皆様、ありがとうございます!!!!」








ダカラ「……………」



ラキ「………ダカラ」


ダカラ「!!は、はいっ!!」ビクッ



ラキ「………なにか、感じたかい?」


ダカラ「……え?」



ラキ「………」


ラキは



ダカラをジッと見つめる。



ダカラ「……ぇ……ぇえと……その……へ、変かもしれませんが………なんだか……『懐かしい』と言うか………『自分に言われている』ような…というか………」


ラキ「……………」



ラキは



戸惑うダカラをさらにジッと………




ラキ「……そうか……」ナデナデ


ダカラ「っ!!!? ラ、ラキ様っ!?!?///」



ラキ「………アハハ♪ なんでもないよ〜〜☆☆」


ダカラ「??? ///」



ラキ「…………(……キミも………また、この『流れ』に乗っていく形になるのかな………ちょっと、寂しいけど………今度は………)」






ラキ「っと、良い感じかな?」


モイスチャー「はい。皆様、ありがとうございました。ラキ様、ゴーコン様。お願い致します」



ラキ「うんうん☆じゃ、ゴーコン」



ゴーコン「はい」



スッ





そして



ゴーコンが




両の目を覆う布を外す。



ゴー「エクステさん、私の『目』を見てください」



エ「……はい………」




ズ…





ズズ………






エクステのイシキが





次第に………







ラキ「………よし。じゃぁいくよ。『ハンズ・ラビリンス』」パラパラ…




ラキが


手に持つ本に語り掛けるように告げる。





パァァ…






エ「!!」スゥ…







そして





エクステのカラダが………










シンシューク「…っエクステ!!」



エ「!!」



シンシュ「……っ………無理だけはっ………するなっ……………」



エ「………お父さん……ありがとう!行ってきます!!」




スゥ…















パタンッ







その場から





可憐な少女がひとり







完全に姿を消した。

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