第711毛 ウィッグ・モウのモウ烈week&weak セブン
リピア〘オルビスがエイムダルだった時はな…『守護者』や『バンニン(番人)』と二つ名があるくらい、慕われていた。…この『慕っていた』のは、主にテンカイのヤツラだ。悪者を『裁く』役割を担ってたからな。テンカイのヤツラからしたら、憧れだったんだろうさ〙
ウィッグ「………」
リピア〘でもオルビスは、その役割を放棄した。…いや、厳密には『3界全てを見守るために、立場と役職を変えた』と言った方が正しい。今話したように、『守護者』としてのエイムダルは、自身がテンカイの民でテンカイに暮らしていたから、必然的にテンカイの揉め事に携わる形だからな。3界に分かれてない時点で、まぁそこも曖昧ではあったんだが……。どうも、揉め事を起こすのは、現在もテンカイにいる、生粋のテンカイ者が多かったんだよ。なんせ、各々自尊心が高いからな〙
ウィッグ「……なるほど………」
リピア〘ここまでは、大丈夫そうか?〙
ウィッグ「あ、はい。とてもわかりやすいです」
リピア〘そうか。で、だ。ここまで話したうえで、オレ達の話にも入るぜ〙
ウィッグ「はい」
ニベア「……ニベアちゃん…言いたいの……」
リピア〘ダメだ〙
ニベア「………屈辱の極みなの……」シュン…
ウィッグ「……………」
リピア〘大規模な戦いのあとの話し合いで、オルビスが出した『セカイを3界に分ける』『互いに非干渉(不干渉)』という提案には、反対…反発もあった。ただ、戦いの余波や、残った遺恨、大切な存在との別れ等が、各々にあったため、『主神格』以外は、強く意見を言わなかった。で、最終的に、ボタニストを創ろうと集まったのは、7名だった〙
ウィッグ「7名??」
ニベア「!!8名なの!!!!」
リピア〘ん?? あぁワリィワリィ。オレらを『2名』とするなら、8名だな〙
ニベア「まったく失礼なヤツなの!!」プンスコ
リピア〘悪かったって……。すまん、話を戻すぞ〙
ウィッグ「は、はい」
リピア〘ウィッグも言ったように、ボタニストという『組織』の立ち上げだ。それなりに数は居る。で、なんやかんやはあったが、オレら含め同志が集まった。…そのオレらにはな、いくつかの『通り名』がある〙
ウィッグ「…通り名……。その……『守護者』や、『ナガレモノ』とかのことでしょうか?」
リピア〘ああその通りだ。それぞれ敬称と、まぁ良い意味とは限らねぇ通り名がいくつかある。オルビスの場合は『守護者』と…『ウラギリモノ』だ〙
ウィッグ「!え!?」
ニベア「……………」
イヴ「♪♪」ガリガリ…←出汁用の煮干を丸かじり
リピア〘な? なかなかだろ? こんな感じでザッというと、オレとニベアは『転移者』『マザリモノ』、イヴは『洞察者』『ナガレモノ』、それと、ボタニスト現総長のロレアは『変革者』『カワリモノ(バケモノ)』っつう感じだな〙
ウィッグ「…! っと、いうことは、ロレア総長さんも、創設組だったんですね……」
リピア〘ああ。今後、オレらや、他『3名』の同志は、それこそ襲撃者やその他から、その通り名で呼ばれるかも知れねぇ。すまねぇが、覚えておいてくれると助かる〙
ウィッグ「わ、わかりました!………って、あれ??」
リピア〘どうした?〙
ウィッグ「あ、あの……先程、ニベアさんも仰られていましたが………ええと……『一緒にいた方が良い』と言うのは……」
リピア〘…ああ〙
リピア店長は一呼吸置く。
リピア〘これから、詳しく説明するが……今話した、過激なテンカイの連中が、今の現状を変えるために動き出しているようだ。で、詳しい理由はまだ分からねぇが、ウィッグのような『重宝するスキルやチカラを有する者』を捕らえようとしているように思える。手駒か、自分達の糧にしたいんだろうな〙
ウィッグ「…そんな……」
ニベア「このニベアちゃんが、そんなことにはさせないの!!」バンッ
ウィッグ「!!」ビクッ
リピア〘机を叩くなニベア。…ま、でも、そうだな。ニベアの言う通りだ。オレらは訳あって、ボタニストからは退いたが、さっきの襲撃しかり、イヴが来たのもしかり…。オレらと関係のある問題のようだし、ひと肌脱ぐぜ。だからウィッグ、すまねぇが、しばらくはオレらと行動をともにしてくれるか??〙
ウィッグ「……わ、わかりました……。………ただ…」
リピア〘ん?〙
ウィッグ「………今のお話をうかがった限りでは……ボタニストさんという組織自体を、その……襲撃者等は、良く思っていないんですよね?」
リピア〘…そうだな〙
ウィッグ「………なら………ジンも、危険では……」
ゲフッ
イヴ「まぁ、それについては問題ない」トコトコ
ウィッグ「!」
ニベア「やっと『食事』が終わったの!!」
リピア〘っておい!!おまっ……なんっ……まさか…根こそぎ……!?おいニベア!!『変われ』!!〙
ニベア「!!怒鳴らなくても変われるの!!」ボワッ
ウィッグ「!!」
リピア店長(手鏡?)と
ニベアさんが
再び光に包まれる。
それを横目に
イヴさんは
イヴ「ジンジンは、今ローレン(ロレア)が見守っている。ジンジンだけではないがな。だから、ひとまずは安心だ」
ウィッグ「そ、そうなのですね……。あ、ありがとう…ございます…」ペコッ
イヴ「うむ。こやつらが言った通り、ウィークン(ウィッグ)は、こやつらと居た方が、まぁ幾ばくかは安全だ。提案に乗ると良いぞよ」ノビー
ウィッグ「………はい……」
イヴ「むむ?? まだ不安ぞ??」
ウィッグ「ああいえ……不安も…確かにありますが……こう……一度にいろんな事が起こったので、なかなかミタマ(この場合、心)の整理がつかず……」
イヴ「うむ。致し方ない。徐々に慣れていくが良い」ナデナデ
ウィッグ「!!/// は、はい………」
ガタンッ
リピア「っおい!!イヴテメェ!!!!ぜ…ぜんぶ喰い漁りやがって!!!!!!」ワナワナ…
ニベア〘ウィッグさんが来た初日に、いきなり困窮生活なの!!〙
イヴ「備えておかない方が悪い。ん〜〜」ノビー
ウィッグ「……………ぁ…」
イヴ「む? どうした若人よ」
ウィッグ「……あの……お聞きして良いのか分かりかねますが……」
イヴ「?」
ウィッグ「……その……リピア店長と……ニベアさんって、いったい……?? ……あの、手鏡のようなものは………???」
イヴ「む、当然の疑問だな」ヨシヨシ
ウィッグ「は、はぁ……///」
イヴさんは
烈火の如く怒りながら後片付けをしているリピア店長と
手鏡? のようなもののナカ? で
呆れたようにそれを眺めるニベアさんを一瞥し
再び僕の方を向く。
イヴ「まぁ、ソナタには遅かれ早かれ話すだろうから、イヴ様が先に教えてしんぜよう!!」ババーン
ウィッグ「! ……は、はい……………」
イヴ「うむ。彼女らの通り名は『転移者』『マザリモノ』。つまり、彼女らは『このセカイの者ではなかった』。あの手鏡っぽいのは『タブレット』といい、彼女らの『せかい』からもたらされたものだ」




