第709毛 ウィッグ・モウのモウ烈week&weak ニベア・クーリム
…
……
ニベア「敵襲に気を付けるの!!ニベアちゃんの後ろに隠れながら進むの!!」ザッザッ…
ウィッグ「…えっと……は、はい…………」
リピア〘…お前の背中には隠れらんねぇだろ。ちんちくりんなんだから〙
ニベア「脳筋デカブツは黙るの!!」プリプリ
リピア〘………ハァ……まったく………〙
ウィッグ「……………」
闇夜
そこに
おおよそ似つかわしくない
可憐な少女が
その手に余るほどの手鏡? のようなモノを両手でしっかり持ちながら
周りをキョロキョロしつつ
僕を先導していた。
リピア〘あの輩以外にも、確かに襲撃者はいるかもしれねぇが、さすがにもう襲ってこないんじゃねぇか?〙
ニベア「油断は禁物なの!!か弱い乙女は狙われやすいの!!だからウィッグさんは危ないの!!」キョロキョロ
ウィッグ「…え、お、乙女??」
リピア〘……もう着いたじゃねぇか〙
ニベア「!!」
リピア店長のご自宅と思わしき
一軒家の前に僕等は立つ。
ニベア「……とりあえずウィッグさん、上がるの!!ナカでニベアちゃんが説明するの!!」
ウィッグ「え、あっ、は、はい!!ありがとうございます…」
リピア〘…いや、結局ウチに入るんなら、『入れ替わる』必要なかったじゃねぇか〙
ニベア「細かいことを言わないの!!」
リピア〘まったく………ん??〙
ウィッグ「? ど、どうされ……?? な、なにか………」
ドド…
ニベア「!!!!敵襲なの!!!!」バッ ポイッ
リピア〘っおい!!投げんな投げんな!!〙
ニベアさんは振り向きざまに
手鏡? を放り投げ
構える。
ドドド…
ウィッグ「…った、確かに、誰かが近づいてきてますね……」バッ
僕もニベアさん同様に構えをとる。
ニベア「ウィッグさんは危ないから、ニベアちゃんの後ろに隠れるの!!」
ウィッグ「え……あ、いや……」
リピア〘だからちんちくりんなお前じゃぁウィッグを隠しきれねぇって何回も……ん??〙
ドドド………
リピア〘……おいニベア。敵意はないように感じるが……〙
ニベア「油断ならないの!!完全に敵意や殺意を消せる手練れかもしれ…な……!!」
ウィッグ「ど、どうしまし……あれ??」
ふたりが見据える先には
ドドドドド…
ウィッグ「……あのローブ(のようなもの)……。それに、ローブ(のようなもの)でも全然隠しきれてない、あの奇抜な装い……あの方は………確か……」
ドドドドド…
イヴ「と〜うっ!!!!!!」バッ
ボタニストの一柱
イヴ・エスダックさんが
華麗な跳躍を魅せ
そのまま
勢いに任せ
リピア店長のウチに突っ込もうと…
リピア〘おいイヴ!!!!〙
イヴ「!!むむ!?」ビクッ
その声に驚いたイヴさんは
クルッ
空中で反転するが
勢いを殺しきれず
ニベア「!!!!」バッ
サッ
察したニベアさんが
手鏡? を拾い上げ
それを…
リピア〘っおい!!おまっ……〙
ドゴーン
パラパラ…
…
……
リピア〘………お前……壊れたらどうすんだよ……〙
ニベア「形あるもの、いずれは壊れるの!!」
リピア〘だとしても故意的にはやめろよ!!〙
ウィッグ「……………」
イヴ「…うむむ……こっそりと忍び込み、文だけを置いて颯爽と去ろうと思ったが、予定が狂った………」ムクッ
リピア〘あの勢いなら全然こっそりじゃねぇだろ〙
ニベア「襲撃者より襲撃者なの!!」
イヴ「む?? べーちゃん(ニベア)が『出てる』のか…なかなかに珍し……む??」
そこで
イヴさんは僕を見る。
イヴ「……………」
ウィッグ「…あ、おっ、お久しぶりですイヴさん……。ええと、弟がお世話に…なってます」ペコッ
イヴ「……………」
ウィッグ「……………?? ……あの………」
イヴ「……………!!」ピーン
ウィッグ「あっ、良かった。思い出してくれ」
イヴ「何者だ!我らが同志のジンジンこと、新進気鋭のボタニスト、ジン・モウに化けるとは!!このイヴ・エスダックが正義の鉄槌を下す!!」バーン
ウィッグ「え…ええ!?」
リピア〘……………〙
ニベア「相変わらず記憶力が終わってるの!!」




