第703毛 大天使ワラエルのワラエナイ目撃談 多重"神"格
…
……
ワラ「……え??………」
ピクッ
また
一瞬
ハテナのカラダがピクリと震える。
ワラ「……………」
その様子を
ワラエルはジッと………
オル1「ハテナ、ごめんなさいねぇ。本来、アナタの行いは、『過干渉』の部分も確かにあるのだけれど、おそらく『先を見越したもの』だとは思っているのですよ」
ワラ「……え……え???」
ハテナ「………」
エイ2「うむ。ハテナよ。ソナタが行なった件、誰よりも迅速に対処したと思われる件、本来ならば、ソナタひとりに背負わせるべきものではなかった。すまないな」
ワラ「……………」
ワラエルは
謝罪をするふたりと
沈黙するひとりを
交互に
「……メテ…」
ワラ「!!」ビクッ
「……今さら……なんだ………我等は……成すべきこと……したまで……」
ワラ「!?!?え…ハ、ハテナ様!?」
ワラエルに抱きつくハテナの顔は
ワラエルからは見えない。
見えなくとも………
オル1「………『出てきてくれるのは』、誰かしら??」
オルビス(ミタマ1)と
エイムダル(ミタマ2)の目には
黒
赤
紫
の
3つの『背景』が
ハテナの周りを…
ワラ「………『分かれ…てる』…???」
「……………」
エイ2「……万別の大天使よ。もう一度言う。ソナタが重要だ」
ワラ「……………」スッ
ワラエルは
そっと
ハテナを抱き返す。
「……………」
黒
赤
紫
黒
赤
紫
黒
赤
紫
…
…
…
オル1「………あら……」
エイ2「…うむ。『戦略』の女神は久しいな」
ワラ「……『戦略』?」
ブルッ
ワラ「!!」
ワラエルの腕の中で
彼女が震える。
オル1「ええ。ワラエルちゃんも知っての通り、ハテナには3つの敬称があります。『智の女神』『戦略の女神』そして『戦争の女神』です」
ワラ「は、はい………!!ま、まさか……」
エイ2「そうだ。彼女は」
「暴露が過ぎますよ、守護者」
ワラ「!!!!」
彼女は
ゆっくりと
ワラエルから腕を離す。
それを感じたワラエルも
そっと…
ワラ「…………ええと………ハ、ハテナ…さま??」
「…………」
オル1「ご無沙汰ですねぇ。『戦略』のハテナちゃん♪」
戦略のハテナ「………私の…『私達』のシゲルに、手出しはさせません……。シゲルは、やっと、やっと来てくれた『理想の』勇者なんです」
紫色の『背景』を纏った
その『存在』の声が
静かに木霊した。




