表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

701/824

第698毛 ロレア・ルー 〜スカルプ・リッチのタスカル・プラン カワリモノの知見〜


……


ス「…え……そ、総長??」



スカルプは


目の前の少女に驚きを隠せない。



ジン「…はい。イヴさんも先日少しお話していたように、ボク達ボタニストの現総長…あ」


ス「?」



ジン「……名前は、伏せますか?総長」



フィジ☆バル「はわっ/// そんな気遣いができるなんて、イケメン度が増しましたのねジンお兄ちゃん♡♡♡」キュピーン



ジン「………」


クルッ



ジン「…こちらはロレア・ルー総長と言います。様々なモノや存在に『化ける』ことができます故、『カワリモノ』と言われ、都度(総長の趣味で)名前も変わります」


ス「…な、なるほど……」


ロレ☆バル「!!ひどいです〜〜!!お兄ちゃん、即バレでワタシをイジメるなんて……グスン…」


ジン「………後方支援をしてくださるとはうかがっていましたが、やはり突飛ですね総長…。お陰で助かりはしましたが」ペコッ



ジンはロレアへアタマを下げる。


ロレ☆バル「ふ〜ん!!素直になっても、許さないんだからね!!」プリプリ



ジン「……………」




ミダレ「………カワリモノ……キサマまで、乱しにきたのか……」ゴゴゴ…



ス「!!」


ロレ☆バル「!!あっ、忘れてました〜☆ そんなに『乱れ』ないでよミダレお姉ちゃん♡」パチッ


ロレアはミダレへウインクをする。



ミダレ「……質問に……こたえろ………」



ロレ☆バル「あはっ♪ それは、コチラのセリフです〜♡」


ミダレ「!」


ロレ☆バル「…なぜ、ワタシ達の呼びかけに応じなかったの〜??ワタシ達は、キチンと事前に伝えたはずです!! 『応答』しなかったのは、アナタでしょ〜??♬」


ミダレ「っ………キサマら外部のモノと………『もう』話す気は…ない!!」ゴ…


ジン&スカルプ「!? …(…『もう』…??)」



ロレ☆バル「あらら、だいぶ、へそを曲げちゃってるのですね〜?? う〜ん、気持ちはわからなくはないけど、こちらに居るスカルプお兄ちゃんやジンお兄ちゃん、他の『私の』お姉ちゃん達にいわれの無い悪口を言うのは、容赦しませんよ〜??」キュピーン



ミダレ「………いわれの無い……だと……キサマらは……エルターを救えなかった!!いや、エルターを見殺しにした!!…そもそも、エルターがリーブの民に成りたいと言ったのだって、ソイツが…」


ス「!!!!え!?」


ジン「………」


ロレ☆バル「は〜い、ストッ〜〜プ☆とまりなさ〜い♪♪」


ユラ…


ミダレ「!」




会話を遮ったロレアは







ロレア『借類似得カルニエ





フワッ




ロレアの身体が


淡い白の光に包まれ



また変容していく。






スゥ…





ス「!!!!」


ジン「……………(…これは……ある意味総長らしい………)」




ミダレ「!!!!」ギリッ






エルター・リッチ(ロレア)「ミダレ。そんなに怒らないでくれないかい?? まずは、話をしようよ」アセアセ…




渦中の存在が現れた。






……



ミダレ「っふざっ……ふざけるな!! 何のつもりだ!!エルターに『化ける』なんて!!!!」


ゴゥッ…



ミダレの圧がハゲしくなる。



ロレター「…ミダレ……私が嫌いかい??」アセアセ…



ミダレ「っ……その顔で……その声で、喋るな!!!!」


ズアッ



ス「!!エル……いえ、ロレアさん!!」


ジン「………」




ミダレの圧が



ロレターへ向かう。




ロレター「……ミダレ………」



だがロレターは



その場から動かない。




ロレター「……………」ウルウル




ミダレ「…!! ………ック……」バッ




ス「!!」




パァンッ





ミダレが顔を背けると




圧は消えた。





ロレター「……ミダレ………」


ミダレ「黙れニセモノ!! …私を『乱して』、楽しいのか!!これ以上、キサマらは、私を…私の場を…大切な友を………けがすつもりか………」ワナワナ…



ス「……………」




ロレター「ミダレ……本当は、わかってくれているんじゃないかい? 私が…どれだけ幸せだったか…そして、『あの時は』誰の選択だったか……」


ミダレ「!!」


ス「……………」










……


………



ミダレ「エルちゃん、リーブの民…スカルプくんとラブラブみたいじゃ〜ん♪♪良かったねジャックさん♬エリーちゃん♬」ズズズ…


ジャック「そうですね…やはり、想いの強さでしょうか……。リーブの民の中でも、とりわけ円満のようです。…ほぅ、この『午前のコウチャ』とやらもなかなか…午後に嗜んでますが…」ズズズ…


エリザベス「……………」チョコン ←『兎の目』発動中


ミダレ「…あ〜あ、それにしても、エルちゃん、ヒトになっちゃったね〜〜」ノビー


ミダレは椅子に座りながら伸びをする。


ジャック「………寂しい、のですか??」


ミダレ「……やっぱさ、アタシの、数少ない友だちだから、なんかね………もちろん、祝福はしてるよ? なんせアタシから積極的に手助けしたしね! ……ただ、ヒトになっちゃったら、もう……会うことも………」


ミダレは


マカイから貰った『午前のコウチャ』が入ったカップを見つめる。



ジャック「……我々と、リーブの民とは、確かに『時間』が違いますが、だからといって、会ってはいけない、というわけではありません。貴方様がお望みならば、私が場を創っても構いませんよ」


ミダレ「あはっ♪ ありがとねジャックさん…。うん……いつかまた、会いたいな………」








ミダレ「ねぇホント!?エルちゃん、赤ちゃん産んだの!?!?」ブンブン


エリザベス「……とりあえず、お離しくださいますか?? それに、揺さぶらないでください」ユッサユッサ


ミダレ「いや〜びっくりだよ!!念願のって感じなのかな??」ペシペシ


エリー「……叩かないでいただけますか? あと、すでに一人目のお子さんは10歳程で、今はお二人目を身籠っているようです」ムスッ


ミダレ「キャ〜!!♡♡♡すっごいじゃーん!!愛の結晶だね〜!!」ウリウリ


エリー「……………」←ミダレにひっくり返されてお腹をいじられている。


ミダレ「…でもそっか……じゃぁ、ますます…会いに行きにくいかな……」


エリー「……なぜですか??」


ミダレ「…だってさ、子育ても忙しいだろうし……それに……そもそも、『コッチ側のモノ』のアタシが押しかけたら、迷惑かなって……」サワサワ


エリー「っ!!っみ、耳はお止めくださいっ///」ビクッ


ミダレ「……なんだか…遠い存在になっちゃったな〜…………いや、『遠い』のは、アタシ側なのかな………」サスサス


エリー「っ/// ミダレさまっ!!///」ビクビクッ






ミダレ「エリザベス!!」バッ


エリザベス「!!どうされましたか!?」


ミダレ「…エルターの『気』が、『ミダレ』てる……。様子をミに行って!!」


エリー「え!?」


ミダレ「はやくっ!!」


エリー「…わかりました……(……『気』を察知する程……エルター様を『気』にかけて……)」ピョンッ





ミダレ〚エリザベス!!どうなっているの!?エルターの『気』が、どんどん弱くなってるよ!?!?〛


エリザベス〚……ミダレさま……先程も説明したように……今、ボタニスト及びシャカさまが、エルター様の身籠っているお子、キュレル様のご出産に携わっています。…『兎の目』で、そちらへも映像が〛


ミダレ〚わかってる!!わかってるけど、どんどん弱くなっているのはなぜ!?エルターは元不死者なんだよ!?こんな…こんなに弱ることなんて………〛


エリー〚……………〛




エルター『入れ替え』




…え?





ヘラ・ルージュ〚くるな!!!!エルター!!!!!!〛





……え??



なんで




なんでなんでナンデ???



ナンデ

シンダノ?



ナンデ


ダレモスクエナカッタノ?



ボタニストモ

シャカモ

イシャモ


あのリーブの民

スカルプ…も……





そもそも


出会わなければ


ソイツと合わなければ


エルターは



不死者は


ずっと



ズット



ズット……………






モウ、イイ



リフジンシカナイナラ



モウ、ダレトモカカワラナイ






ミダレ……




ミダレテ…





ミ……………













……


………



ロレター「…知ってるよ。…キミが、エリーさんやジャックさんを介して、私を気に掛けてくれていたこと…。すっごく心配して、すっごく『やり場のない想い』が溢れそうなこと……。だからこそ、話を聴いてほしいな。…『キミの友だちが愛したヒト』の話を………」


ミダレ「……っ!! …………」




ジン「………」チラッ



スカルプ「……………」



ザッ



ジン「!!」




ロレター「……………」スッ



ミダレ「!!」



ロレターが道を開け



スカルプが



前へ出る。




ミダレ「……………」



ス「………ミダレさん。私は、きっと、何にも知らないんだと思います。貴方の御事情、貴方の想い、…そして…貴方とエルターの絆も……」


ミダレ「…っ…………」



ス「……こんな私でもね、ずっと、疑問には思っていたんです。まるで夢物語の如く、私の前に颯爽と現れた美しい女性が、私に対し、『どこか懐かしむような』目線を時折私へ投げかけながら、ともに居てくれたこと…。時折、ふっと、空…いえ、どこか遠くをミながら、黄昏れていたこと……。そして、誰よりも、誰よりも、『生きる』事を喜んでいたこと」


ミダレ「……………」


ス「……ミダレさん。私は確かに、彼女を助けられなかった。これにより貴方が、私を憎み、恨むのでしたら、それは必然かもしれません。私へは、どんな事をしても、構いません」


ミダレ「っ………」


ジン「!!スカルプ様………」


ロレター「大丈夫」


ジン「! ……総長…」



ス「…おそらく、エルターの大切な、かけがえのないご友人であるミダレさん。私は、どうなっても構いません。…ただ、エルターがのこしてくれた…エルターが『生きた』証である、大切な我が子が、危険に晒されているかも知れないのです。…どうか、お力添えを、いただけないでしょうか。お願い致します」バッ



スカルプは



深々とアタマを下げる。




ミダレ「……………」





ミダレは



スカルプ




そして





『カワリモノ』を見る。




ロレター「……………」



『カワリモノ』もまた



ミダレを見つめ返す。






「リーブの民と……添い遂げたいんだ……///」


「あぁ……私が………限りあるイノチを………」


「私の……子ども…イノチ………グスッ」


「………愛してる!!スカルプ!!」






ミダレ「……………」


ミダレは




目を閉じる。








ス「……………」



ミダレ「……………」パチッ





ユラ…






ジン「!!」



ロレター「………フフッ……ミダレ……キミは………」



ユラ…




ユラ…





スゥ…



ス「!!」




黒いモヤのようなシルエットだった存在は



茶髪ショートヘアの女性へと




姿を変える。





ミダレ「……………」





ス「………ミダレ…さん……」



ミダレ「………」スタスタ…



ス「!」



ミダレは

ゆっくりと



しかし



しっかりと



スカルプへ向かって歩みを進める。




ジン「……総長………」



ロレター「大丈夫だよ。…もう、大丈夫…」フッ


ジン「……………」





ピタッ



ス「……………」



ミダレ「……………」



スカルプの近くまできたミダレは


スカルプを見上げる。




ミダレ「………ごめん…なさい」


ス「!!」


ミダレ「……アタシが一番、『ミダレ』ちゃいけないのに…取り乱しちゃった……。アタシが一番、エルちゃんを信じなきゃいけないのに……エルちゃんが信じた…エルちゃんが『最期まで想い続けた』ヒトを、悪く思っちゃった……。エルちゃんに顔向けできないや……アハハ…」シュン…



ス「…ミダレさん……そんな事は…」


ミダレ「スカルプくん。厚かましいかもしれないけど、アタシからも、お願いしていい?」


ス「! はい、何でしょうか??」


ミダレ「…ありがとう…。…まずね、エリーちゃん……エリザベスは今、ここには居ないんだ……。呼び出す事はできるけど、少し時間がかかるかも…」


ス「! …そうですか……」


ミダレ「うん。ただ、その代わり、アタシで良ければ、お話を聞くし、できる限り手助けをしてあげる」


ス「!!おぉ……ありがとうございますっ…!!」


ミダレ「…うん……それでね」



ミダレは



スカルプをジッと見つめ



頬を緩める。






ミダレ「…大切な友だちが、貴方と過ごしていた時のこと、話してほしいな。……エルターが愛したヒトの言葉で…エルターの事を聴かせて?」












ちなみに




ジン「それにしても総長……わざわざエルター様になるとは…なんというか…精神攻撃がえげつないですね………」


ロレター(総長)「え? だってさ、私のかわいい子(ボタニストの面々)があらぬ疑いをかけられたんだよ?? ちょっとくらい責めないと!!」


ジン「……………(『カワリモノ』でも、芯の部分は変わらないのか………)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ