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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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第674毛 スカルプ・リッチのタスカル・プラン 秘匿への知見


……


スカルプは


レノアとイヴに連れられ


ボタニストの拠点にある一部屋に来ていた。



レノア「どうぞ、おかけください」



スカルプ「あ、ありがとうございます。…ですが、良いのですか?」


レノア「はい。先程は廊下にて質問をしてしまいましたが、そもそも我らボタニストの拠点に貴方様がいらっしゃるという事時点で、何か重大な内容だったと思われます。モイ…失礼、勇者シゲル様御一行の担当をしている者なら、尚更です」


ス「そ、そうですか…ありがとうございます。……あ、ただ、レノアさん」


レノア「はい」



ス「ええと、実は……勇者シゲル様を担当されているボタニストさんは、既に我々へ、名乗ってくださっております…。その…色々あったようで……」


レノア「……………そうですか………かしこまりました」



イヴ「!!あのモイモイお姉様が秘匿情報を吐くとは……!!勇者シゲル様とやらに陥落したのか………おのれ………!!」ガツガツ…ムシャムシャ……



レノア「なんですかその想像は。勇者シゲル様が、それだけ信頼に値する人物なのか、何か別の真っ当な理由があるのでしょう」


イヴ「ふむふむ…」ズズズ…



レノア「それにイヴ。アナタが食べているのはスカルプ様へお持ちした御茶と御茶菓子です」


イヴ「む? そんなっ!!時すでにオスシ……」


ゲフッ



ス「……………」



レノア「……ハァ……大変失礼致しましたスカルプ様」レノアはアタマを下げる。


ス「いっ、いえいえ! とんでもありません」



レノア「……今の件も、ですが……貴方様をすぐに思い出せないとは………」チラッ



イヴ「! それについては誠に申し訳ない。以前よりイケメン…というか、威厳と哀愁が漂うイケオジになっていたため、気が付かなかった……許せ…」ペコッ



ス「(イケオジ……??) い、いえ、自分では、変化が分からず…いきなり親しげに話してしまい、こちらこそ失礼致しました」


イヴ「うむ。寛大なミタマ(この場合、心)に感謝する」


ス「は、はぁ………」


レノア「……………。して、スカルプ様。貴方様がここに来た経緯は、道すがら大体お聴きしました。……御家族の為を想い、勇者シゲル様の御旅への同行を許可なさるとは、相当の御決断だったことでしょう」


ス「……お気遣い、ありがとうございます…。そうですね……色々と悩みましたが、でも……この形が、我々家族にとって『今』、一番良いことかと………」



レノア「……………」


イヴ「……?」ズズズ…



レノアは、スカルプをジッと見つめる。



レノア「……スカルプ様…貴方様が悩まれているのは……ラックス様についてでしょうか??」


イヴ「!!」



ス「! ………ハハ…やはり、わかりやすいですかね……」スカルプは力なく笑う。



レノア「……………」




ス「………レノアさん。イヴさんも。…『あの時』、エルターは『ナニカ』によって蝕まれていた。そしてその『ナニカ』は、ラックスに関係している。…オシャカ様は、はぐらかしていましたが、同時に、葛藤しているようにも見えました。それこそ『スカルプに言うべきか』を」



レノア「……………」



ス「……正直、エルターに色々と『秘密』があるのは、分かっていました。そもそも、出会いの時点で『私の財産をあげるよ』って言われましたからね。…それに、オシャカ様といった、通常我々リーブの民が直接関わることのない御方とも知り合い…なんなら『対等な仲』に見えたのも、きっと思い込みではないでしょう」


イヴ「………(エルター様、出会い頭に財産譲渡宣言とは……なかなかの逸材っ………)」



スカルプは、レノアとイヴの目を交互に見つめる。



ス「…レノアさん。イブさん。私は、エルターの『秘密』について、今さらとやかく言うつもりはありません。…エルターが話さなかったならば、他の方から聴くのも無粋というものです。…ただ、ラックスの『今』の状態が、エルターの『秘密』と関係しているのであれば、話は別です」



スカルプはここで一呼吸を置く。




ス「…御二方。オシャカ様の所在を知りませんか? あるいは、ともに居た黒猫さんか、大きなウサギさんでも、構いません。あの方々と、直接お話をさせていただきたいのです」

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