第655毛 定義
ワラ「………え??」
ヘラ「……………」
シャカ「みんなはさ、『鶏が先か卵が先か』ってコトバ、聞いたことあるかい?」
ベル「え??」
エリー「!」ビクッ
シャカ「あ、エリうさちゃんは、『当然』知ってるかな〜??」
エリー「……………」
ワラ「ええと、私は、存じ上げないです………」
ヘラ「……………」
シャカ「そっかそっか♡ ま、要するにね、『不死』と『不死者』どちらが先に生まれたのかって事を考えたいんだよ☆」
ワラ「え?」
シャカ「数多の誰かの『想い』が『不死』という概念を生み出した。で、それが『形』を持ったのが『不死者』って考えが、まぁ納得しやすいとは思う。ただね、『もともと形を持った存在がいて、そこに不死という想いが乗り、それは永遠の生命を得た』という、全く逆の考え方もあるんだよ」
ワラ「………」プシュー
シャカ「アッハハ♡ ここで考えたいことは、ふたつ。『そもそもの話、不死と不死者は別々に誕生したと伝えられている』ことと『不死者と呼ばれる存在が、何者なのかわからない』という事だよ」
ワラ「………」シューシュー…
シャカ「………大丈夫??」
ワラ「シュー………ハッ!! は、はい!! ええと、つまり………今シャカ様が問いたいのは、後者の方だという事でしょうか??」
シャカ「おっ! 意外とわかってんじゃ〜ん♪♪ その通り♡ 前者は、とりあえず今考える内容じゃないから置いとくとして、問題は後者だ。つまり、『ヒトとしての生を終えた』エルタんの『存在』は、いったい何なのかな? ヒトとして捉えるかは微妙なところなんじゃないかな? ってこと☆」
ワラ「……………」
シャカは、エルターの墓をミる。
シャカ「…エルタんはね、まさしく『生命を懸けて』我が子を救い、その生を終えた。色々想う事はあるけど、『全う』したことはしたんだよ。…でも、ミタマの所在は不明だ。これってさ、『ナガレ』に取り込まれてる感が否めないよね…。…少し、腹立たしいな」
ヘラ「! ……………」
シャカ「…ま、私情は抜きにしても、今、大天使ワラエルに頼んでいる事は『不死者の身体』に関する措置だ。なら、干渉云々の話ではないはずだよね??」
ワラ「……………」
ワラエルは
エルターの墓を見る。
ワラ「………今のお話を、真の実と捉えるのであれば、確かに…そう判断できるかもしれません…。が、『過干渉』というのは、『地上界リーブでの出来事』全てに対してです。……すなわち」
シャカ「経緯はどうあれ、一連の出来事がリーブで起こったかどうかに焦点をおくって事かい?」
ワラ「…はい、その通りです」
シャカ「ふ〜ん、ならさ、例えば」
ヘラ「もういい」
ワラ&シャカ「「!!」」
ヘラ「…お前がチカラを行使しないのであれば、別の『時忘れ(ドライフラワー)』持ちを連れてくるまで…。もう帰っていい」フイッ
ベル「へ、ヘラ様………」アセアセ
エリー「……………」
シャカ「んー……ま、ヘラさんの気持ちもわかるけどさ〜」
ワラ「あ、すみません」
シャカ「ん?」
ワラ「………ひとつだけ、聞いても良いでしょうか?」
シャカ「いいよ〜ひとつでも、ふたつでも♡」
ワラ「ありがとうございます。………皆様、今私が話した『過干渉』という意味合いでは、等しく、されていると思います。……ウサギさんは別ですが」
エリー「……………」
シャカ「ん〜、まぁ、そうなるかな?」
ワラ「………なぜ、そこまでして、元不死者様に関与……『干渉』するのですか??」
…
……
シャカ「…なぜ、か……。なぜだいベルさん???」
ベル「!?え、私ですか!? …え、ええと………」アセアセ
エリー「………」ジー
ベル「…(ハッ!! ウサギさんが見てる!! ここは、格好よく……)コホンッ。 不死者…エルター様は、大切な存在だから、です!」
エリー「……………」
シャカ「ん〜、でもベルさん、別にそこまでエルタんと関わりないよね? なんなら、はやくナルキューレ……ヒルデちゃんの様子を見に行きたいんじゃないの?」
ベル「!!」ドキッ
シャカ「アッハハ♡ ベルさんは、いわゆる『巻き込まれ型』なんじゃない? 関わっちゃったから、とりあえず居なきゃなんないな〜的な♪」
ベル「……………」
エリー「……………」
シャカ「ま、それを言っちゃうと、エリうさちゃんもおな」
ベル「違います」
シャカ「ん?」
ベル「………確かに、きっかけは、そうだったかもしれません。……でも、エルター様の想いや、『人生』を見させていただくうち………感じるようになったのです。ああ、この方の生を見守りたい、と……」
ワラ「……………」
ヘラ「……………」
ベル「私は、そもそも『ヒルデ』を見守る者……。ヒルデが、本来地上界リーブの民ではないことから、こちらに関しても『過干渉』になるかとは思いますが……。それを抜きにしても、エルターさんへは『見守りたい』『チカラになりたい』という、明確な想いを抱いて、関わらせていただいたつもりです」
シャカ「ん〜。なるほどなるほど♡さすがは感受性豊かなベル様だ♡♡」
ベル「っ…ぃ、いえ……///」
シャカ「うん、ベルさんありがとう。エリうさちゃんも同じ感じかい??」
エリー「……………はい………」
シャカ「ん〜なんか色々ありそうだけど、ひとまず同じって事で♡ で、ルージュお嬢様は、まぁ底抜けに優しいからね〜♪♪♪理から外れる術をエルタんに教えて、許可するくらいだからね♡♡♡♡♡」
ヘラ「!!っ………」キッ
シャカ「アッハハ♡♡♡」
シャカ「ま、俺っちも似たような理由ではあるけどさ、一番は『過干渉の定義』自体に疑問を持ってるから、なんだよね〜」




