第627毛 エルターズ・オリジナル.11 神・鬼・出・没
……………
再び
ミダレの部屋。
ジャック「…ほぅ。これはなかなか……」ズズズ…
ミダレ「でしょ〜♡ なんか『香ばしい』よね〜」
エリー「……………」チョコン
エルター「……………」
ミダレ、ジャック、エルター、そしてエリザベスも何故が椅子に座り、テーブルを囲んでいる。
ジャック「…ふぅ。…それで、私を呼んだのは、どのような御要件でしょうか?」コトッ
カップを置き、ジャックはミダレとエルターを見据える。
ミダレ「うん、えっとね〜、この不死者がね、『リーブの民と添い遂げたい』んだって」
ザワッ
ジャック&エリー「「!!!!」」
ミダレ「アハッ♡ さすが、どっちも『ミダレ』ないね〜♪♪」
エルター「………」アセアセ
ジャック「……………なるほど………」
エリー「……………」
ミダレ「……………ん〜、難しい顔だね〜…。やっぱり、君たちでも、今の時点では情報がないかい??」
ジャック「………完全に……ないという訳では…ありませんが………」
エルター「! えっ!? そ、そうなのかい??」ガタッ
ジャック「………はい。…ですが……」
エルター「??」
ジャック「……確認です。不死者様、貴方は悠久の時を生きる『不死者』。そんな貴方が、地上界リーブの民を…伴侶にしたい。そして、『不死』を捨て、一生を共にしたい、ということでしょうか?」
エルター「………うん……そう…です………」
ジャック「……………それは………どうし………いや」
エルター「?」
ジャック「………『想い』というのは、いつ、何時でも、変化したり、膨れ上がったりするものですからね………」
エリー「……………」
ミダレ「…ジャックさん、自分のこと言ってる〜??」
ジャック「………そのように聴こえているのであれば、そうかもしれませんね……。失礼致しました」
ジャック「…不死者様。貴方の御事情はいったん置いておきます。して、『不死を捨てる事ができるか』については、まだ明確な情報…的確な解答ができかねますため、暫し、御時間を頂戴したく思います」
エルター「あっ、うん! わかりました!」
ジャック「…それともうひとつ」
エルター「?」
ジャック「今後、『念話』でのやり取りが主体になっても、差し支えないでしょうか?」
エルター「え? あ、うん。大丈夫だよ」
ジャック「ありがとうございます。……ミダレ様」
ミダレ「なに〜??」
ジャック「………貴方は…よしとするのですね」
ミダレ「ん。そだね〜……。いや、まだ不死者が不死を無くせるかは分かんないけどさ…まぁ、いつまでも『理』に縛られるのもね〜………」
ジャック「……………そうですね………」
エルター「………あ…あの……」
エリー「発言してもよろしいでしょうか」
エルター「!!」
ミダレ「ん? どしたの〜??」
エリー「…ひとつめの『お願い』は、叶えました。そろそろ、ふたつめをお申し付けください」
ミダレ「あ、そうだったねごめんごめん! えっとね〜」チラッ
ジャック「………」
ミダレ「ジャックさん、不死者の件を請け負ってくれて有り難いんだけど、他にもいくつか『依頼』を受けてるよね?」
ジャック「はい。さすがお見通しですね」
ミダレ「だってあなた、『神出鬼没』じゃ〜ん☆ ま、ここ『オニガシマ』だから良いけどさ……。で、だからなかなか大変かなっていうのと、あとは」
ミダレは、一同を見回す。
ミダレ「多分、かなり『危険』だとは思うんだよね〜」
エルター「!!」
ジャック「………そうですね……」
エリー「………」
ミダレ「そうそう。ジャックさん、そもそも『お尋ね者』じゃん。だからさ、二重の意味で危険だと思うんだ。そこで」
ミダレはエリーを見る。
ミダレ「エリーちゃん、『眼』を使ってくれる?」




