第622毛 エルターズ・オリジナル.6 奥の手
……………
とても
とてもキレイだと
思った。
こんな
こんなに
キレイな『ヒト』がいるんだって
思った。
でも
エルターは
なんだか
なんだか………
エルター「…スカルプ」
ス「…!! ハッ!!」
エルター「フフッ、私の顔に見惚れていたかい?」
ス「!! ………///」
教2「!!え!?」
教1「!! …(やはり……)」
エルター「いいかいスカルプ。私の顔を見たのは、リーブの民では君しかいないんだよ」
ス「…!! ……ボクしか……いない…」
エルター「そう。これが、スカルプの秘密…スカルプの『秘め事』だ。私はスカルプと一緒には居れないけど、スカルプの顔をずっと覚えている。スカルプも、『誰も知らない』私の顔を、ずっと覚えていてくれるかい?」
ス「……………エルター………でも……」
エルター「大丈夫」
エルターは、右手で優しくスカルプのアタマを撫でる。
エルター「何も、ずっと会えないってわけじゃないよ。この教会の者たちや、いずれ巡り合う他の者たちと一緒に、また来るといい。流石にもう、顔は晒せないけど、お話はいっぱいできるよ」
ス「……………」
エルター「スカルプ。君は、『限りある生』をこれから、精一杯生きるんだ。これからは、輝かしい、素敵な未来が待っている。だから、笑顔で行ってほしいな」
ス「……………」グスッ
スカルプは
エルターをジッと見つめ
エルターもまた
スカルプを見つめ返す。
ス「………」ゴシゴシ
そしてスカルプは
涙を拭う。
ス「……エルター…約束だよ? また、会いに来るから、その時は……いっぱい、いっぱいお話ししようね!!」
エルター「うん。約束だ。必ずまた、会おう」
ス「うん!!」
…
……
………
教会の者2「………(ちょっと素顔を見たかった………)」
教会の者1「…では不死者様。色々とありがとうございました。この子は、教会が責任を持って引き受けます」
エルター「…うん。よろしくね」
ス「………エルター……」
エルター「ほらほら、笑顔だよ♪」ニコッ←仮面の下では笑っている
ス「…っ……うん!! エルター、またね!!」ニコッ
そうして
エルターとスカルプは
別れた。




