第613毛 烈火/劣化
煌びやかな空間
シャカ「さてっと…。ここなら、人目にも『神目にも』つかないよ」
エルター「…ああ。ありがとう」
シャカ「なんかすっごい畏まっちゃってない~?? リラックスリラックス~♪」ポンポン
エルター「…ハハハ…そうだね…。いや、どうも、我が子の事になると、さ…」
シャカとエルターは、派手派手な椅子へ腰を掛ける。
シャカ「っと。まずエルターさん。俺っちを希望したってことは、ルージュお嬢様とは、相変わらず犬猿の仲かい??」
シャカの問いに、エルターは目を伏せる。
エルター「…犬猿の仲っていうかさ…。やっぱり、私が『理に反した』から、その…彼女は…」
シャカ「アッハハ♬ 烈火のごとく怒られたかい??」
エルター「……うん…。……でも…なんか、悲しそうでもあった…」
シャカ「ふんふん。まぁそうだろうね~☆」
エルター「え??」
シャカは椅子に腰を掛けながら足を組む。
シャカ「ルージュお嬢様は、誰よりも理に沿って、己の成すべきことをしてる。そこからくる怒りももちろんあるだろうけどさ、一方で、ガチガチに『理に縛られる』のを良く思っていないんだよ」
エルター「………」
シャカ「だからこそ、貴女へ怒った。そして同時に、羨ましい、とも、可哀想、とも感じた。自分と同じような理の神が、自由を得たいと思う感情を、否定はしたくなかった。死の神は、誰よりも怒り、誰よりも共感し、誰よりも『応援したかった』んだよ」
エルター「………」
シャカ「まっ、推測ではあるけどね~♬ でもルージュお嬢様は、なんやかんやめっちゃ『お人好し&お神好し』の神様だからね~♪ それなりに『気を遣う』だろうさ☆」
エルター「……そうか…私は…自分のことばかり……」シュン…
シャカ「まぁそこら辺はいったん置いておこうか◎ ルージュお嬢様は、しっかりと向き合えばわかってくれると思うから、後々話に行きなよ♬ …それよりも、ここに来た理由の方だね」
シャカは、僅かに身を乗り出す。
シャカ「…今、『どのくらい進んでいる』んだい??」
エルター「…情けない話だけど、元々私の力なのに…私を拒絶していて、深淵は除けないんだよね…。でも、だいぶ…それこそ『枯らそうとしてる』と思う」
シャカ「! ふんふん、なかなかやばいね~♪」
エルター「……なんか嬉しそうだねシャカ君……」
シャカ「いやいや、そんな不謹慎な事はないよ~♬ ただ、興味はあるかな♪ そこまで独立した力って、そうそうないからね~☆ やっぱり、理に沿った力はすごいね~♡」
エルター「………それで、シャカ君……キミなら……何とかできるかい??」
エルターの問いに、ニヤニヤしていたシャカの目がスッと鋭くなる。
エルター「…上目遣いのセクシーエルたんの頼みとあれば、もっちろん♪ …って言いたいところではあるんだけどね……う〜ん……」
シャカは椅子にモタレかかる。
エルター「……(セクシーエルたん………)……やっぱり、キミでも難しいかい??」ウルウル
シャカ「エルたんがウルウルたんになってるから、何とかしてあげたいんだけどね〜……生半可な事は言いたくないからさ…。兎も角、一度直接ミテみるよ☆」
エルター「ほ、本当かい??ありがとう!!」パァァ
シャカ「まっ、他ならぬエルたんの頼みだからね〜♡ ほっとけないよ♪ 仏だけに♡♡ ……まぁ、ただし」
シャカは姿勢を正し、真っ直ぐにエルターを見据える。
シャカ「……万が一のときは、『覚悟』をしておいてね」
エルター「!!」
シャカのコトバに
エルター「……………わかった………」
エルターは深く頷いた。




