第611毛 枷
…
……
………
たまに見る。
これはきっと夢だ。
誰かが
暗い
暗い場所に
座っている。
誰かは
まるで
自分のようで
そう
思うと
とたんに
『感情』の波が押し寄せる。
クライ
ツライ
サビシイ
サビシイ
クルシイ
ツライ
サビシイ
サビシイ
サビシイ………
ぁあ
私はなんて
君等はなんで………
相容れないのか………
ぁあ
私も
私だって
君等と同じ時を
限りあるときを
理が私を縛るのなら
こんなセカイ
無くなればいい
消えてしまえばいい
ぁあ
ぁあ
不死者は嫌だ
ックス…
ラックス!!
ラックス「………ん………」
スカルプ「!!ラックス!!良かった…」
ラ「……ぁ……ち……父上………?」
ス「ラックス…カラダはなんともないかい?? だいぶうなされていたし、その……色々と、無理しているんじゃないのかい??」
ラ「……ぁ………ぃえ………」
スカルプは、ラックスを心配そうに見つめる。
ス「ラックス。お前は優しい子だ。だが、他者の痛みを知りながらも、自らの痛みは打ち明けない。それは、優しさとは違うのだよ。私達だって、ラックスの痛みを、分かち合いたいと思っているんだ」
ラ「……父上………」
スカルプは
ラックスを抱きしめる。
ラ「!!」
ス「ラックス。お前の苦しみは、私の苦しみ。エルターもそうだ。どんな事でもいい。打ち明けてくれないか」
ラ「…………………」
ドクン
ドクン…
ラ「………父上………」
ス「なんだい?」
ラ「………俺は、ヒトではないのですか?」




