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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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604/824

第601毛 ハザマ/狭間

……………



暫しの間





一言も発しなかった。





やがて………




パチ


パチパチ



シ「………」



ラキ「いやはや、恐れ入ったよ。さすが、皆が一目も二目も置く勇者様だね」パチパチ


シ「…それは光栄です」



ラキ「うんうん。………皆、呆気にとられ………いや……そうでもないか………」


ラキは室内の一同を見回す。



面を食らったような者も若干いるが、おおよそは落ち着いているように見える。



ラキ「……なるほどね……結構みんな、予想はついていた感じか………」



キュレル「………」


メトリー「………」


アーデランス「……………」←面食らい派


エクステ「……………」←面食らい派



モイスチャー「……さすがは……シゲル様です…」



シ「いえ。してラキ氏。あらかたは考察通り、でよろしいのでしょうか?」



ラキ「……うん。そうだね…。こうもハッキリと、的を得た考えだとは思わなかったけど……うん、この認識で構わない。つまり、スキルを主として、何らかのチカラのほとんどは、『異世界』に関わるものなんだよ」


シ「なるほど」


ゴーコン「……………」



ラキ「うん。こうなると、他の疑問についても、紐解いていけるかな。まずは…」


ラキは、キュレルを見る。



キュレル「!!」



ラキ「キュレルちゃん。君、ことハザマについては、この中で一番関わりが深いし、だからこそ色々と考えてるよね。さっきは中途半端だったけど、君の意見も聴きたいな。ハザマを、君はどういうふうに捉えているのか」



キュ「! …は、はい」



メトリー「…キュレル……」




キュ「……えっと、ここに来るまでの道すがら、色々考えていました。そして、今このときまで。…シゲル様のお話を聴いて、キュ…私も、ハッキリと感じたんです」


ラキ「うんうん」




キュ「………ハザマって、『異世界との狭間』なのではないですか?? …そして、『魔』の者は…異世界の者か…そっちに『染まっていっている』者か、だと思うのです」



メ「……………」



ラキ「………素晴らしいね。…そして君やメトリーさん、ぁあヨルさんもそうか。『そっち側』に染まりつつある、と言うことかい??」



キュ「……はい。…何となくですが……『ソトに出たい』という想いが、ずっと、母上も私もあるのです。…きっと、ヨルさんも。…これは……『このセカイのソトに行きたい』という意味では…ないかと……」


ヨル「……………」



ラキ「ふむふむ。非常に興味深いよ」


キュ「え?」



ラキ「いや、ボクであっても、『魔』に導かれたリーブの民と話す機会は、そんなに多くないからね。何より、みな、話すのを躊躇う。『半魔』は知っての通り、忌み嫌われるからね」



キュ「……………」



ラキ「話してくれてありがとう。じゃぁ、キュレルちゃんと、シゲル君の考察について、補足していき……ん??」




ラキが『それ』に気付くとほぼ同時に



……♪



…♪……♬





皆にも『それ』が聞こえ始めた。

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