第43毛 逢魔が時
メ「気がつくと、あと一刻もなく、日をまたごうとしていました。私は慌てて、あの人へ別れを済ませるとここへ向かいました」
ラ「あの日、確か、いつの間にか帰宅した母上(中身はキュレル)が、キュレル(メトリーの事)は遊び過ぎたためもう休んだ、と言っていました。ただ、それはそれとして、どうやって夜中にここまで入れたのですか??」
メ「…私のスキルのお陰です」
ラ「母上、スキルをお持ちで??」
メ「はい…皆には言っていませんでしたね…私のスキルは『逢魔が時』。現実と『ハザマのセカイ』を曖昧にするチカラがあります」
パ「それって…」
シ「すみません、『ハザマのセカイ』とはどのようなものなのでしょうか?サラッとしか情報を聞いていないもので」
メ「あ、すみません。ええと、天界、地上界、魔界とは別で、主に地上界の近くに存在しているとされるセカイです。そこでは刻の流れが異なり、地上界にはいないナニカも存在していると言われてます」
シ「結局、やはりサラッとした情報ですね」
ラ「申し訳ございません。なにせ、目撃談が少ないため、明確な情報がなく」
シ「とりあえずわかりました。それで、そのハザマと曖昧にするスキルで、上手く門や使用人の方々等をくぐり抜けてきた、と」
メ「はい。そしてようやくこの部屋の前まで辿り着いたとき、日をまたいでしまいました。」
シ「ふむ」




