第391毛 突破
シ「そのうえで、お答え致します。…もちろん、勇者として召喚された以上、皆を守れるならば守りたいと思います。ただ、『守れるか守れないか』で言えば、『守れません』」
カリブ「!!」
シ「この先、どのような流れとなるのか、想像はできますが確かではありません。まぁ、何事もそうですが…。その中でも、我々は『互いを補い合う仲間』として、旅をする事を決めたつもりです。これは、『互いに護り合う』という事でもあり『自分の身は自分で護る』というものでもあります」
カリブ「………」
シ「確かに、非戦闘の仲間はいます。ただ、『今後起こり得る事』をある程度予測、共有したうえで、一緒に進む事を選んでくれています。つまり…」
カリブ「たとえ誰かが犠牲になっても、それは『仕方がない』ということかい?」
シ「ハハハ。極力そのような事態は避けたいですし、そうなってしまっても打てる手はないか模索はしますが、端的に言うとそうですね」
カリブ「………なるほど……」
カリブは
一同を見据える。
……………
そして
カリブ「……………君から見て、どうだい?」
カリブは誰もいない『ように見える』、自身の横あたりに向かって話しかける。
シ「!!」
???「………驚きましたね…。この言われようでも、仲間達には『軽蔑』や『後悔』、『驚き』などの所作や感情がないように見受けられます」
カリブ「…ふむ…君からミテもそうか……」
モ「………(この声…どこかで…)」
シ「やはり、どなたかがいらっしゃるのですね。そして私達を監視…というか、『評価』している形でしょうか?」
カリブ「…ハッハッハ!!♪ まぁそうだね♪なんてったってこの子は『レビュー(評価)』が専門だからさ☆」
シ「?」
モ「………」
カリブ「いやはや、驚きだよシゲル君。そしてお仲間のみんな。第1関門突破だ」




