第337毛 カマ
ダ「…聴きたいこと…ですか??」
ダカラは僅かに身構える。
ちなみに、ウックとレレは現在発現していないが、ダカラの周りを包み込むように、風が吹いている。
シ「ああ、緊張なさらないで大丈夫ですよ。ただ、お急ぎなのかな、と」
ダ「…え??」
シ「…『貴殿の主様』から、私達へ直接連絡がきましたよ。『まだかかるのか』と」
風が
ザワつく。
ダ「…え?? そんな……『カリブ様』が私を介さずに…?」
モ「…なるほど。やはりあの方でしたか」
ダ「え??」
モ「シゲル様、お見事です」
ダ「???」
シ「ああいや、大変失礼かとは存じましたが、カマをかけさせていただきました。つまり、言葉の誘導ですね」
ダ「え…ぁあ!? なら、カリブ様からの連絡は…」
シ「はい。ありません」
ダ「………ひどい……」
シ「大変失礼致しました。ただ、気になったもので。貴殿は、早い段階から我々の事をミテいたのかな、と…」
ダ「………」
モ「差し出がましいかもしれませんが、私達も、セレンディピティ共和国の大都市である『創作の都』の主と、事を交えるつもりはありません。故に、真意を知りたく…」
ダ「………やっぱり、貴方がたは凄いですね…。これを見越していた、カリブ様も大概ですが…」
シ「?と、いうと??」
ダ「…カリブ様は『もし途中で気付かれたら、全部話しても構わない』と言ってくれています。そして『おそらく途中で気付かれるだろう』とも」
シ「ほう」
ダ「なのでお話し致しますね♪私は、カリブ様の命で、『貴方がたを安全にお連れする』事になっています」




