第319毛 オルビス・フレスギーの諸記録その2
バルクザール「し、失礼致しましたオルビス様。…して、何用でこちらへ?」
オルビス「うふふ…。ちょっと突撃訪問しようかと思ってねぇ。『監視者の間』に」
バ「!!そ、それは…」
オ「分かっているわ。アナタの立場上、厳しいですよね。ただ、『真理を追い求めるアナタ』なら、今の3界の状況が、おかしい事には気が付いているのではないかしら??」
オルビスは笑みを浮かべているが、『笑っているのは口元のみ』である。
バル「……………」
オ「あなた、まだ『テンシ』に成りたての頃『セカイの不正を正すんだ』って息巻いていたじゃない。今のセカイは、アナタの目にどう映ってるかしら??」
バル「………しかし……」
オ「大丈夫。いざとなったら、私に『脅された』って言ってもいいわよ」
バル「!!…いえ、それは………」
バルクザールは一瞬目を閉じ、何かを思案する。
バル「…オルビス様。アナタは、この『現状』を変えられる、とお思いで?」
オ「オッホッホ!!私だけでは無理ですよ。…というか、まずは『暗躍者』の追跡からしようかと思ってます」
バル「!!………それは……かなり…」
オ「そうねぇ。『私一人では身がもたないわ』。…誰か、協力者がいてくれたら、有り難いんだけどねぇ…」
バル「……………」
しばしの沈黙の後
門がゆっくりと開かれる。
オ「フフフ。感謝しますよ、バルクザール」
バル「…私は、アナタに脅された訳でも、急かされた訳でもありません。…『私は私の意思で』ここを開けました。…すべては、『真理』のために…」
オ「相変わらず、真面目なんだから。…でも、アナタの決断、ムダにはしませんよ」
オルビスは『笑み』を浮かべ
門を潜った。
オ「あ、ちなみに何回か今後、お邪魔すると思うから、よろしく頼むわねぇ〜♪」
バル「!?」




