第297毛 判断
ハル「…お前…シゲル達は、これからすぐマカイへ行くのか?」
シ「いえ、我々は、いったんセレンディピティ共和国へ赴こうと思っています。仲間の状態について、有益な情報が得られるかも知れないので」
ハル「仲間の状態?…ぁあ、その妙な黒猫と、後ろの半魔の…仲間か??」
ヨ「!!」
キュ&メ「「………」」
シ「やはり、気が付いていたのですね」
ハル「…一斉に近付いてきた時からな……」
シ「なかなか鋭い…というか、何かしらのスキルか、勇者の特質とかですかね?まぁ、かくいう私も『何となく』色々気が付いてしまいますが…」
ハル「…そうだろうな……」
ヴィ「あ、そろそろいいっすかね??とりあえず、こちらのお二人(半魔の男女)には別途事情を聞くとして、勇者ハルト様一行には、先程言った通り見守りをつけるっす。…今はひとまず、宿に帰る形っすかね?」
ハル「…ぁあ。ベーグルを安静にしたいからな」
ヴィ「わかったっす」
???「ご歓談中失礼します」
コーボ「うわ!?」
ヴィ「あっ、到着したっすね。こちらの、勇者ハルト様一行の見守りをしてほしいっす。理由は後から話すっす」
???「わかりました」
コーボ「…なんか、ウチだけ置いてけぼりな感じ、やだな〜」
ヴィ「追々説明するっすよ」
………
ハル「………」
ヨル「…あ、あの…」
ハル「!! …なんだ黒猫…」
シャ「彼女はヨルと言う名です」
ハル「…ヨル。何か言いたい事があるのか?」
ヨ「…あ、はい……あの……もう、半魔だから、魔の者だからと言って、何もしていないのに暴力をふるったりしないでくださいね?」
ハル「!! ……………」
コーボ「はぁ??なに言ってるの??アンタもさっき見たでしょ!?アンタらみたいな半魔に、ウチらのベーグルは」
ハル「わかった」
コーボ「そうそうわかっ……え!?」
ハル「コーボ…今、詳しく事情を説明できなくて悪いが、今回の件は、おそらくこの半魔の仕業じゃねぇ…」
コーボ「…だとしても、それが半魔を見逃して良い理由にはならないでしょ?」
ハル「……シゲルの言う通り、俺達の目的は魔王だ。…合間に余計な事したら……帰れなくなるかもしれねぇ…」
コーボ「!!………それ引き合いにだすのかよ…しかも…余計な事じゃなくない?魔の者なんだから、絶対魔王に関係あるじゃん」
ハル「だから魔王に直接聞こう」
コーボ「聞くって…ぶっ倒すんでしょ??ホントどうしたのハルト!?別人みたいじゃん」
ハル「……俺は、お前たちが、また今回の事みたいになってほしくない…」
コーボ「!!」
ハル「…原因がわからない以上、二の舞いになる可能性は十分ある」
コーボ「…だからって……」
ハル「…コーボ、もし俺の判断が気に入らねぇなら、仲間を抜けてもいい」
コーボ「!?」
コーデルワイス〘………真剣で大切な場面なので口を挟まないようにとは思うのですが、結構『有象無象』のスキル、疲れるんですよね…〙ヒソヒソ
シ「すみませんコーデルワイス氏、今しばらくのご辛抱を」ヒソヒソ
コー〘わかりました〙ヒソヒソ
キュ「姫が寝ればコーデさんが肉体を乗っ取れるので、幾分か楽になるのでは?」ヒソヒソ
アーディ「乗っ取っ……しかも、いくら私でもこの状況では眠れませ…」ヒソヒソ
エクステ「……姫様覚悟ー!!」ガバッ
アー「!?………スヤァ」
エ「…!!…うわ…すご……後は頼み…ます…1回体験してみたかった…か…」スヤァ
コーデルワイス「……………」
ヨ「……(向こうは何をしてるんだろう…)」




