第25毛 遅れた挨拶
一刻後、シゲルたち一行は、キュレルの部屋についた。
シ「お待たせ致しました。」
キ「い、いえ…」彼女はどこかそわそわした様子で椅子に座っている。
キ「そ、それで、会わせてくださるというのは、本当なのですか??」
パ「アタシもききたいな。いい加減教えてよ」
ラ「俺もです」
キ「え??」2人の言葉に、彼女は動揺を隠しきれない。
キ「皆でご準備された訳では無いのですか??」
ラ「あぁいや、何も言われてないわけではないんだけど、ただ…」
シ「まぁ、必要以上に伝えない理由もあるのです。では早速ですが、始めましょう」
シゲルの言葉に、彼女の顔がこわばる。
シ「あぁ、緊張はしないでください。いくつかまず、確認がしたいだけです」
キ「確認、ですか?」
シ「はい。ええと、貴方は、失踪した日、彼女と一緒にいた事は間違いないですか?」
「は、はい」
シ「直前まで一緒に遊んでいたと」
「え、ええ。ただ、最後の方はあまり記憶になくて」
シ「それは、無理やり思い出させるような真似をして申し訳ございません」
「い、いえ…」
シ「それで…」
シ「想い人には会えましたか?」
「あ、はい。」
シ「それは良かった。その日のうちに会えたのですか?」
「そうですね。ただ、そのせ…い…で…」彼女の語尾が消えていく。
シゲルの横にいる2人が驚愕する。
シゲルはゆっくりと微笑む。
シ「ご挨拶が遅れました。メトリー様」




