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勇者様を召喚したら光り輝いてました  作者: 早々にフリーランス


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第274毛 幕間 モイスチャー・ミルクの優雅な1日

モイスチャー・ミルクの朝は早い。


他のボタニスト「あ、銀髪姉さん!!今日もハヤイっすね」


モ「何ですかその呼び名は。各地で召喚された勇者の見聞と、目的の確認です」


他ボ「相変わらず真面目っすね。でもまぁ、最近は特に勇者、多いですからね」


モ「…ししょ……オルビス様も疑問視されていましたからね…。我々は、セカイを保つ者として、精一杯の責務を果たさなければなりません」


他ボ「そっすね〜…。ただ、アタシ達の負担すご過ぎません??」


モ「…致し方ありません…。…でも、アナタの『暮らし』に支障がでるなら、あなたの仕事を私に回してください」


他ボ「………大丈夫っすよ〜……………」



………………………………………




モイスチャー・ミルクの昼は速い。



モ「アッチで半魔と勇者が揉め事、コッチで爆破事故か事件、ソッチで山道襲撃事件…ですか………1時間以内に済ませられますね」シュバッ



他ボ1「………あの人、休憩を知らないんすかね…」


他ボ2「まぁ、仕事が生きがいみたいなものなんですよきっと」


他ボ1「………考えられないっす……」




モ「ご歓談中失礼致します」


他勇者1「うわっ、なんだよ良いところだっつうのに!!」


他勇者の仲間「面倒くせぇなぁボタニストってのは」


モ「…すみませんが、何ゆえ、半魔の方に暴行を??」


他勇者「はぁ?何ゆえってなんだよ??悪魔は敵なんだろ??血祭りにあげる必要があるんじゃないですかね〜??」


モ「……この方々が何か不祥事をしていたというなら、わかりますが…」


他勇者の仲間「はぁ??魔物、魔王は存在だけで不祥事みたいなもんなんだろ??コッチはいきなり呼び出されてクソ迷惑してんだよ!!んな意味わかんねぇ理屈を押し付けんな!!コッチは早く魔王を殺して元の世界に帰りてぇんだよ!!」


モ「……………」



………………………………………



モ「ご歓談中失礼致します」


他勇者2「っと…なんだ、ボタニストさんですか…どうかしましたか?」


モ「…こちらで、山菜採り中の方々を勇者様達が襲っている、という話を聴きまして」


他勇者2の仲間「いやいや、人聞きが悪いですね。この方々は、我々のスキルを駆使した結果、卑しい魔物だったので、カミの名のもとに粛清へ赴いた次第ですよ」


モ「………この方々は、あなた達に何かしたのですか??」


他勇者「??何を言ってるんですか。今何かしなくても、いずれ何かするでしょう。なんて言ったって、魔の者なんだから。」


他勇者2「それにこいつ…このモノたち、私達がせっかく収穫した山菜に文句を言うんですよ。『その採り方では山が壊れる』って。非常に不愉快なので、山菜のかごを交換しましたが」


モ「………それは、野菜の採り方を教えただけでは…」


他勇者「すみません、用がないなら帰っていただけませんか??我々は重大な責務を担っているのです。いちいち、やっかみをかけられては、たまったものではありませんよ」


他勇者2「そうですよねぇ。だいたい、ろくに顔も見せないで、あれこうしろ、やれこうしろ、なんて、失礼じゃありませんか??」


モ「……………」




………………………………………



モ「……ご歓談中失礼致します」


パ「うわびっくりした」


モ「…どうも……今、爆破騒ぎの件で来ておりまして……」


シ「それは大変ですね。お疲れ様です」


モ「!!」


パ「ボタニストさん、いつ休んでいるんですか??しかも確か、アナタは私達の担当にもなってくれて……ハッ!! まさか私達のせいで!?」


モ「…いえ、仕事の一環で…」


シャ「そうなのですね。ただ、ご無理はなさらないでくださいね。しまいにはヨルみたいな化け猫の末路を辿る羽目になるかもしれないので」


ヨ「ばっ……シャルルひどい!!」


シャ「冗談ですよ」ナデナデ


ヨ「だから撫でないでくださいって!! ///」


モ「………」


エ「大丈夫ですか〜??」


ラ「なんだか、いつにも増して寡黙ですね…」


エ「あれ??よく見てますねラックスさん??」ツンツン


ラ「ッ!!」ビクッ



モ「……………」


シ「ボタニストさん??」


モ「…いえ…失礼致しました…」




………………………………………




モイスチャー・ミルクの夜は長い。




他ボ「まーだ本部に残ってるっすか」


モ「一連の事件についての報告書が、まだできていませんから」


他ボ「…姐さん、どうしてそこまで根を詰めるんすか?」


モ「あ、姐……。…私は、『誰かが一方的に統治するセカイ』が良いとは思わないのです」


他ボ「……………」


モ「セカイにはそれぞれ特色があり、得手不得手がある。それで良いと思います。ただ、その均衡が崩れつつある。ボタニストとして、手をこまねいている暇はありません」


他ボ「………律儀なことっすね〜…。…アタシは、上がらせていただいても??」


モ「もちろんです。お疲れ様でした」


他ボ「……………」



他ボタニストは退出する。













他ボ「…ふぅ。……ちょっとくらい『アナタも同じ苦労を知りなさい』とか言ってくれたら………『楽になる』んすけどね〜………」


刹那


空気が変わる。




???「ヤッホー!! 調子はどぉ???」


他ボ「…タイミングドンピシャっすね…特に変わったことはないっすよ」


???「あら、そっか〜残念…。『私の』シゲルについても、進展なし??」


他ボ「……………特に、何も言ってなかったっすよ」


???「あら〜。拍子抜けだわ…。まぁでも、シゲルなら大丈夫ね!! なんかあのボタニスト、かってに私のシゲルの担当とかほざいてるけど、シゲルにすり寄ったりしたら私が直々に処分するから、そのつもりで報告よろしくね」


他ボ「…私のって………」


???「あら、だって『私がお告げをしたんだもの』。当然でしょ??何か文句でもあるのかな?」


他ボ「…そこに関しての文句はないっす。…ただ…姐さんは…別に悪い人ではないっす…だから…」


???「あらあら?自分の立場を忘れたのかしら??私情を挟んでる場合じゃないでしょ??」


他ボ「…っ……」


???「まぁ良いわ。とりあえずアナタはこのまま、あのボタニストを監視しておいてね♪ オルビスがいなくなったから、だいぶ入り込みやすくなったわ。…まぁ、油断はできないけど」


他ボ「…わかったっす」


???「それじゃぁ、よろしくね〜♪♪」


その声は消えた。





他ボ「…はぁ。…まったく…板挟みはツラいっすよ………」


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