第269毛 根幹
パ「………え??」
ヨ「………!! それは…まさか…『ハザマに長く関わった』から…??」
メ「…おそらくは、そうでしょう。ヨルさん、アナタも、使い『魔』となっているようですね。私達2人とアナタのみ、このような事態になっていると言うことは、原因はそれの可能性が高いです」
ラ「え…え…で、ですが母上…容姿などを見るに…」
メ「ええ。『不思議なくらい変わらない』ですよね。…ただ、なんと言いますか…『ソトに行きたい』という、漠然とした欲が、私もキュレルも増しているように感じるのです…」
シャ「…ソト…に…」
エ「……………」
メ「スカルプ様」
ス「…何だい?」
メ「私は、アナタと出会い、ラックスと出会い、キュレルと出会い、何不自由ない暮らしをおくっています。本当に、感謝してもしきれません。故に、本来私は、貴方様の隣にいるべきなのでしょう」
ス「………」
メ「…私が過ちを犯した、キュレルとの入れ替え…あれの罪滅ぼし、という気持ちも、この欲からくる衝動も、自身の身を案じる気持ちも、確かにあります。ただ、根幹の想いは、『勇者様とともにセカイを巡り、何が起こっているのかを知りたい』のです」
ス「……………」
キ「お父様!!私、私も…面白そうだから、という理由だけじゃありません!!」
エ「…(面白そう、と思ってるのも理由のひとつなんだ……)」
キ「私、ハザマにいたとき、とても不安でした。ヨルさんがたくさん声をかけてくれて、姿はよく見えなくとも少し安心しました。今、そんな状態の人が、まだセカイにはたくさんいるかも知れません!!……私…私は…そんな人たちを助けたい…勇者様が、みんなが、私を助けてくれたように!!」
ス「…キュレル……」




