第三部 『彷徨う御魂(ミタマ)と光る頭(アタマ)』解決編 第24毛 一刻
これより解決編です。
パ「シゲル!!今の声は」
シ「ああ間違いないな」
ラ「急ぎましょう」
体調が優れないスカルプに「必ず解決してきます」と言い残し、シゲルたち一行は走り出した。
来ていた道を戻っていくと、ちょうど「彼女」が慌てた様子で走り回るのが見える。
「どこ!?どこにいるの!?お願いだからもっと声を聞かせて!!」
ラックスが先に駆け寄り、彼女を抱き寄せる。
ラ「落ち着くんだキュレル!!どうしたんだ!?」
キ「離して!!今、今声が!!声が聞こえて」
ラ「また錯乱しているのか…」
シ「いや」
パ「シゲル?」
シ「私にも聞こえた」
シゲルの言葉に、彼女はハッとなり、ラックスの腕から逃れ、シゲルのもとに駆け寄る。
キ「勇者様も聞こえたのですね!!ならやはりここに…」
シ「はい。ただ、落ち着いてください。おそらく、今のままではまだ会えません」
キ「…え??」
シ「一刻後、お部屋にお伺いしてもよろしいでしょうか??準備がいります」
キ「…準備??」
シ「はい。ただ、おそらく…会えるかと」
キ「………」彼女は、シゲルをじっと見つめる。
キ「…わかりました。では、一刻後、私の部屋にお越しください」
シ「ありがとうございます。ああそれと」そう言って胸ポケットからシャダーンを取り出す。
シ「きっと必要になります。」
キ「……?わ、わかりました」彼女は左手でそれを不思議そうに受け取った。




