第261毛 期待
シ「よし話を戻そう。モイスチャー氏、貴殿は『勇者が魔王を倒す』構図に意(または異)を唱えていると思われます。その上で、メトリー氏と同様の質問となるが『我々に何を望む』のですか??」
モ「………オルビス様が言っていた事は、間違いではありません…。あの方は常々、ヒトの気持ちを汲み取るのがお上手なので」
シ「む??」
モイスチャーは、シゲルをまっすぐ見つめる。
モ「勇者様…いえ、シゲル様。私は、貴方に期待しています」
パ「……(な、なんかモイスチャーさん…シゲルに対して…なんというか…)」
モ「貴方は…他の勇者とは違い、物事の『本質』を見極めるチカラがあるように思われます。また、良い意味で『形式にとらわれない』『型にはまらない』柔軟な発想と行動力もお持ちかと」
シ「まぁフサフサですからね」
モ「フフッそうですね」
ゴウモウ王&スカルプ「!?(笑った……!?)」
エ「…(モイスチャーさんの笑ったところ、初めて見ました…)」
パ「……………」
モ「シゲル様。私は、私達は貴方に、貴方がたに期待しています。セカイの『本質』を捉え、あるべきセカイとは何なのかを、見極めてくれる事を…。それが『我々の望むもの』です」
シ「………なるほど……わかりました。でき得る限りの事はしてみましょう。何より、このセカイとは何なのか、益々興味が出てきましたしね」
モ「そう言っていただけて光栄です」
キュ「会議の最初と今とで、まるで別人のようなのですモイスチャーさん!!メスなのです!!」
モ「……………」
メ「キュレル、声に出ていますよ」




