第260毛 有頂天
モ「この場に限り、包み隠さずお話し致します。私を含めボタニストは『セカイの安寧・安定』のため動いています。このセカイとは、3界全てです」
シ「…ほう」
モ「私も、記録と言い伝えでしか知りませんが、我々ボタニストは、3界に分かれるとなった時点で、創られたとされています。『全てを保つ存在』として、3界から1名ずつ、ボタニストに入った、とも…」
メ「……なるほど…」
モ「私の発言は、確かに私情を挟んでいるかのように聴こえたかもしれません。…実際、否定はできませんが……。ただ、ボタニストとしては『テンカイの過干渉』に意(または異)を唱えているのです」
シ「なるほど…しかし、なかなか難しい、というところなのですか??」
モ「はい。まず、マカイは、基本的に『自分たちは干渉しないからそちらも干渉しないように』という軸です。ただ、今、マカイは非常に不利な意味合いで『干渉』を受けています。これに対し、魔王は『沈黙』を貫いています」
シ「沈黙?」
モ「はい。もしかしたら、表にでないところで策は練っているかもしれませんが、現状、例えばこのような『話し合い』を我々から持ちかけても、反応はなく…」
ヨ「じ、じゃぁ、あの、コンディさんたちは……」
モ「…おそらく、痺れを切らしたのでしょうね…。なにせ『ジッとしていたら各国の勇者が魔王を処理しにやってくる』のですから…」
パ「……そんな…」
ラ「………」
シ「…まぁ、私もそうですが、『お告げ』とやらのお陰で呼び出された以上、それに従う他、帰還の道がないように思ってしまうのも無理はないですね。あとは、各々の性格や各国の状況にもよりますが…」
モ「はい。ただ、大半に言えることは『魔王の討伐に積極的』である、という事です。そう諭されているとはいえ、すこし異常なくらいに」
ア「………私は……」
コー〘……アーデランス姫…〙
シ「…む??なんだ落ち込んでいるのかアーディ?」
ア「…勇者様……私は……『お告げ』が、私にあった事が嬉しくて…特別であることや、まだ見ぬ勇者様を考えたら、特に疑問も抱かず……」
シ「いやなんか弁明みたいになっているが、何度も言うようにわたしは怒っていない。しかも今、色んな状況を詳しく知る事ができている。全く問題ないどころか、前進しているぞ」
ア「……勇者様…」
パ「……(カミは後退しているのに…)」
ㇱ「何か言ったかパンテーン??」
パ「え!?声に出してないよ!?」




