第21毛 スカルプ
ラ「シゲル様…なんとお詫びしたらよいか…」
シ「む?いや、気にする事はない。重要な事は聞けたし大丈夫だ」
パ「重要って、肖像画のやつ?」
シ「ああ。疑問は疑問のままだが、少しずつ全体像が見えてきたように思う」
ラ「そ、それは…」ラックスが言いかけた瞬間、使用人がパタパタと慌ただしく走っているのがみえた。
ラ「ん、どうした?」
使用人「あ、ラックス様!!良かった!!御父上が、目を覚まされました!!」
ラ「なに!?」
パ「スカルプさんが?」
シ「色々カミに良さそうだか、緊急か?」
ラ「は、はい。父はここ数日、ずっと眠ったままでした」
シ「なるほど。私たちもついて行って良いか?お身体に触るような長話等はしない」
ラ「はい!!ぜひ」
ラックスに続き、廊下を急ぐ一行。
スカルプの部屋につく。
ラ「父上!!」ラックスは少し勢いあまりながら、ドアを開けた。
スカルプ「おおラックス。すまない、多少寝すぎたようだ」スカルプは、使用人から渡されたであろうカップを持ち、ベッドに腰掛けていた。
ラ「起き上がっても大丈夫なのですか?」
ス「ああ問題ない。心配かけたな。…ところで」スカルプは右手のカップを机に置き、シゲルをみた。
ス「そなたはおそらく…勇者様ですか」
ラ「!!お父様!!わかるのですか!?」
ス「何となくだがな。他のものより、何というか光り輝くように見える」
パ「物理的に輝いてるしね」シゲルの後ろからパンテーンが囁いた。
シ「誰のアタマが光り輝いてんだ」
ス「ん?」
シ「失礼致しました。ミノキシゲルと申します。フサフサです。この度、縁があってこちらの世界へ召喚されました」
ス「ああ、いや、敬語は必要ないですよ勇者様」
シ「いえ、まだ何も成し遂げていない上、目上や年上の御人に対し、敬語以外を使うという事はできません」
ス「何という真面目な…」
シ「とりあえずこの話はこれくらいにしましょう。お身体に触ってはいけません」
ラ「そうですね」




