第233毛 同類
コン「…アナタに諭されなくても…この状況は、いくら私でも覆せないわ……なんなら自滅覚悟でも、ワイスさんを『あの方』へ送り届けたかったけど…それも無理そうね」
ヨ「………コンディさん…アナタは…どうして…」
コン「………『あの方』を、愛しているからよ」
パ「…!!」
シ「……………」
コン「私だけじゃなく、ショナーもそう。だからこそ…私は、私がどんな目にあおうと、あの方を『幸せにする』…そう決めているの」
ヨ「……コンディさん…」
コン「ただ、潮時ね。…まだ、捕まる気はないから、ココらへんで退散するわ」
エ「!! ………」
玄米「捕縛しようと思ったけど、『入れ替え』が使えないのです!!」
シ「やはりか……」
パ「え?? どういうこと??」
シ「このセカイの中で、初めてお会いしたワイス氏の状態と似ている、と思っていた…つまり、あの姿は『実体ではない』な」
シャ「…なるほど……?? では、なぜ姫のスキルが…」
エ「多分、姫様は『敵対した対象』を眠りに誘うから、『どこかにいる本体』ごと眠っているんだと思いますよ」
パ「……アーディ強くない??」
白米「…ん〜ムニャムニャ……」
コン「………ワイスさんは、惜しいけど……アナタ方と一緒に過ごせるなら良いかもね。……それと…街を傷付けるつもりは、本当はなかったのよ…」
ヨ「………」
コン「これも『気持ちが暴走』しちゃったわね……あのボタニストさんにも、会えたら謝っておいてくれる?? ただ、さっきも言ったけど、まだ捕まる訳にはいかないの。…ごめんなさいね」
コンディはショナーを抱え
徐々に輪郭がぼやけていく。
コン「アナタとお話しができて、嬉しかったわ。それと、今の状態について知りたいなら『創作の都』に行きなさい」
ヨ「!!」
コン「………それと、勇者様」
シ「…む??」
コン「私は何度か、貴方のこと『嫌いじゃない』って言ったわよね?? それは、貴方の気質…考え方から『他の勇者と比べて』ということよ」
シ「!!」
コン「………覚えておいて。『魔王はセカイの敵じゃない』…そして私は『あの方が魔王と呼ばれる事を認めてはいない』…」
シ「………なるほど。覚えておこう」
コン「…フフッ。ありがとう……それじゃぁ………『またね』………」
そうして
2人は消えた。




