第187毛 開拓の街
ヨ「着きました。ここが『開拓の街』です」
中心街を抜け、一行はとある街に着く。
パ「なんか、静けさが心地よいね。人気がないわけではなくて、なんというか…」
シャ「確かに、中心街の活気溢れる感じとは、また別の趣がありますね」
ヨ「ありがとうございます。ここは、私達元椿も多く住む、移民の街です。フェイタストリート程、表立って暮らすのが難しい民が、ここにいます」
ラ「色々事情があるんだね」
ヨ「はい。そのため、教会が特殊な隠蔽スキルを駆使してくれています。ただ、それこそワイス様のお力があるのでしょうが、この街中ではほとんど事件は起きていないです」
シ「なるほど…」
ヨ「もしかしたら、ここの皆を心配して、立ち寄っていただいているかなと思いましたが…」
パ「とりあえず、ざっと街中を見てみない??どこかにいるかもよ」
シ「そうだな」
それから
街中をゆっくり周る一行。
パ「…やっぱり、皆、表情が穏やかだね。なんかこう…落ち込んだり、周りを気にしてたりするヒトもいるかな、と思ってたけど、そんなことないね」
ヨ「はい。ここまでになるのは、少し時間がかかりましたが…」
エ「そうでしょうね。皆、活気というよりは、手を取り合いながら真っすぐ前を向いている印象です。積み重ねたものが大きいのでしょう」
シ「ふむ…」
ヨ「…でも、やはりワイス様はいませんでした…」
シ「そうだな…よし、次の場所へ行こうか」
ヨ「はい」
一行が街の入り口(出口)へ向かおうと踵を返す。
シ「………??」
パ「ん?どうしたのシゲル?」
シ「…いや、なにか聞き覚えのある音がしたような……!!」
一同も『それ』に気が付く。
ふいに
女性が現れた
ヨ「…!! ワイス…様…!!」
コーデルワイス「……皆様、こんにちは。コーデルワイスと申します」




