第151毛 またな
ヨ「………っ…どうして………!!」
シ「…声が…聴こえるのですか?」
ボー「いや、なんにも聴こえねぇよ」
ヨ「!?」
ボー「勇者様の言い方だと、スキル持ちとかには、聴こえるんだろうな。だけど俺はそれがねぇ。でもな、感じるんだよ」
パ「…感じる?」
ボー「ああ。なんつうか、心で感じるってやつか?俺と一緒に洗濯をすることで、嬢ちゃんなんかスキル身に付いてたしな。その影響もあるのか『綺麗な心』を感じるんだよ。うまく言えねぇがな」
シャ「………心…」
ボー「嬢ちゃん」
ヨ「!!」
ボー「前にも増して、訳ありの身体になっちまったな。でも、お前さんがそうなったのには、必ず理由があるはずだ。それを、勇者様と一緒に見つけてきな」
ヨ「………ボールドさん…」
ボー「はは!!やっぱり鳴いてるようにしか聴こえねえが、良い目になった。気張れよ、嬢ちゃん」
ヨ「はい!!師匠………あ」
シャ「ヨル?」
ヨ「シャルル…私の、名前を、師匠へ伝えてくれますか??」
シャ「!! ええ、わかりました」
……………
ボー「ハッハッハ!!偽名がアサヒで真名がヒルデ、で、今はヨルってか!? 1日を制覇してんじゃねぇか」
ヨ「………うぅ…」
ボー「だが、悪くねぇ名だ」
ヨ「!!」
ボー「これからきっと色々あるだろうが、勇者様について行けば安心なんじゃねえか? ま、真の洗濯道はまだまだこれからだからな!!いつでもウチに来な。ヨル嬢ちゃん」
ヨ「!!はい!!本当に、本当に…お世話になりました…」
…
……
………
ボー「じゃ、達者でな。何かあってもなくても、気軽に顔出せよ」
シ「はい。本当に、ありがとうございました」
そして
シゲル達一行は店を出た。
ボー「…またな、ヨル嬢ちゃん。弟子として世界を『洗浄』してみな」
そう呟き、ボールドは仕事に戻るため、踵を返す。
………?
女性が
いた
???「はじめまして、ボールドさん。あなたに、お尋ねしたいことがあります。正直に、答えてください」
女性は
笑った。
※これにて、第七部『無能の男と不毛の男 解決編』終了です。
長くなってしまいました…。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
圧倒的幕間を挟み、新章突入です。




