第113毛 ミッション
数刻後
メ「あー……あー…こちらメトリー。無事ターゲットの家前に到着。これよりスキルを行使。ミッションを開始します」
キ「了解ですメトリー!!武運を祈る!!」
ス&ラ「「……………」」
シ「何となく思ってましたが、メトリー氏、危険な遊び…いやこれは遊びではないのですが、こう、刺激がある事がお好きのようですね」
ス「……………私が、もっと自由にさせているべきだったのか…」
ラ「おそらく関係ないと思いますよ父上」
シ「とりあえず、手筈通りに行きましょう」
ス「わかりました」
遡り
ラ「キ、キュレル???」
キ「これは重大な任務!!総力をあげて遂行する必要があります!!」
ス「………キュレル、どうしたんだ??」
シ「…ミッション…という言葉は、コチラのセカイのものかと…」
キ「ふっふっふ。履修済みなのです!!」
メ「あ、私から説明致します…」
ラ「母上もご存知で???」
メ「あ…はい。ハザマに関する書物とは別なのですが、創作文の中に、キュレルが言うような、極秘任務遂行物語がありまして」
ス「ご……なんて??」
キュレル「『ミッション・インクレディブル』って言います!!」
シ「ギリギリとギリギリを掛け合わせて、もはやアウトだな」
メ「え??」
シ「いえ…。」
キュレル「スネーク・バイトって主人公が、『待たせるな!!』って言いながら城から城へ飛び移ったりするんです!!」
シ「混ざってるな」
キ「?」
ラ「と、とりあえず、キュレルの愛読書は分かった。ただ今回の件は、書物ではなく現実。遊びでは」
キ「そんな事分かってるよ」
ラ「え?」
キ「勇者シゲル様、私、ハザマにいた時、不安でいっぱいでした。こんなに時間が経ってるとは思わなかったけど、このまま母上を見つける事ができなかったらどうしようって、何度も感じました」
ス「………」
キ「さっき話した、女の人の声、そんな想いの時に必ず聞こえてきました。かすかだったけど、元気づけてくれていたみたいでした。その人が死んじゃってるのか、私にはわからないけど、閉じ込められていたり、殺されたまま彷徨っていたりするなら、解決して、そんな人たちを解放したいです」
メ「キュレル………」
ラ「………すまない。そこまで考えていたんだね」
メ「あなた。私達は、前回の件で誰より、スキルの危険性を知っています。決して無茶は致しません」
ス「……………。わかった。何も、協力したくない訳ではないんだ。だから、2人の事を信じよう。ただし」
キ「ただし?」
ス「私のスキルも駆使しよう」




