第七部 『無能の男と不毛の男』解決編 第108毛 察し
※これより解決編です。
錯綜編 第75毛 あなたは
からの続きとなります。
なるべく丁寧な描写を心がけますため、長くなる見込みです。
お付き合いいただければ幸いです。
スカルプ邸に皆が集まる前日
説明のため、一足先にパンテーンとエッシェンシャルルを邸宅に呼ぶ。
シ「呼び立ててしまいすまないな」
パ「いやいや、アタシが、事前に教えてほしいって言ったんだし。むしろちゃんと呼んでくれてありがとね」
シャ「それにしても、本当にもう…??それに、スカルプ様がご協力を…???」
シ「ああ。まず、スカルプ様ご一家には、事情を説明し、ある協力をしていただいた。それも、私が考えていたよりもずっと鮮明に深くだ。一家総出でな」
パ「そ、そうなんだ…」
シ「改めて、この場をお借りして感謝モウし上げますスカルプ様、メトリー氏、ラックス、妹君」
キュレル「名前で呼んでください!!」
シ「ん?ああ失礼しました。キュレル氏」
キ「それで良いのです!!」
パ「………それで、何を協力していただいたの??」
シ「ああ。ある家の内部に潜入していただいた」
パ「え??」
シ「今回の件、結論から先にいうと、ウィッグ氏が関わっている」
シャ「!!…ウィッグさんが……やはり…」
シ「む。察しがついていたのかシャルル」
シャ「どう関わっているかまでは見当もつきませんが、昨日の広場での様子が…」
シ「よく見ているな。私もあの時ほぼ確信をもった」
パ「ち、ちょっと待ってよ。ウィッグさんが何か知ってるってこと??でも犯人ではないよね?鑑定でも、違うって出てるし」
シ「両方ともその通りだ」
パ「両方?」
シ「つまり、ウィッグ氏は何かを知っているが、犯人じゃない。ただその何か、は、非常に重要なことだ」
パ「もう勿体ぶらないで教えてよ。アタマ痛いから」
シャ「ちょっとは推察したらどうですパンテーン」
パ「えー」
シ「いや、まどろっこしかったなすまない。ウィッグ氏は、亡くなったヒルデ氏、そして犯人と思わしき人物と深い関わりがある。というか」
パ「というか?」
シ「犯人と思わしき人物は、ウィッグ氏のお身内…おそらくご兄弟だ」
パ「え??」




