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陰陽学園の鬼神嫁 ~十二天将の力を全て手に入れたら、愛が激しい美少女たちと永遠になる物語~  作者: みなもと十華@3/25二作同時発売
第六章 幸せの形

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第百七十五話 清く正しい少女のエッチな夢

 狭い浴室の中で、裸の二人が向かい合っている。

 寮の部屋にあるシャワールームは簡素な造りで、少し動けば体が触れ合ってしまいそうな狭さだ。


 何やら紆余曲折(うよきょくせつ)あって、春近と和沙は裸でエッチイベントに突入してしまった。

 勢いで服を脱いでしまった和沙は、今、極限の羞恥心で頭が爆発してしまいそうになっている。


 うっぁあああああっ!

 私は何をやっているんだっ!

 もう、大切な所が見えまくっているじゃないか!

 そもそも、今朝まであんなに慎重だったハルちゃんが、急にヤル気満々になるとは……

 黒百合にでも(そそのか)されたのではないのか……(大体合ってる)

 まっ、まあ、ヤル気なのは良いことだが……



 そんな和沙とは正反対に、春近は乗り気である。


「あの、洗いましょうか?」

「うわっ、見るなっ! エッチ!」

「やっぱりオレ、外で待ってます」


 シャワールームを出ようとする春近を、和沙が引き留めた。


「待て! その……背中を……洗ってくれ……」


 和沙は背中を向ける。

 少し日に焼けた手足と白い背中のコントラストが、若く精気が溢れ瑞々しく感じさせる。

 春近はボディソープを手に取ると、手のひらで泡立ててから彼女の背中を洗い始めた。


 ぬりぬりぬりぬりぬりぬり――――


「くはっ、うぐっ……っは! くすぐったい」

「ちょっと我慢してくださいね」


 ぬりぬりぬりぬりぬりぬり――――


 多少いやらしい手つきでまんべんなく背中を洗い、たまに手が滑って脇腹やお尻の方まで洗ってしまう。

 その都度、和沙がビクッとカラダが反応していた。


「お、おい、何か手つきがいやらしくないか?」

「普通ですよ。あっ、前も洗いますね」


 春近の手が前の方に滑り込み、色々と念入りに洗い出した。

 ぷるんぷるんぷるんぷるん――――


「くう~っ! ちょっ、そこはっぁあっ! 何でそこだけ念入りなんだっ!」


 ぷるんぷるんぷるんぷるん――――


 上下左右や円を描くようにと、前側は特に念入りに洗う。

 丁寧に丹念に洗った後は、大切なものを扱うように優しくじっくりとマッサージだ。


 くりんくりんくりんくりん――――


「あぐっ……くくっ……やっぱりキミは、とんでもないドスケベ魔人だな。一二三にもこんなエッチなコトをしたのか? あの子、大人しそうな顔して、なんてエッチなんだ」


「和沙ちゃん、今は一二三さんの事は忘れて下さい。でも、どっちかといえば、和沙ちゃんの方がエッチだと思うけど……」


「くうぅぅぅぅぅ~っ! もう、ゆるしてくれぇ~っ!」


 洗っているだけなのに、和沙がぐったりしてしまった。

 春近はシャワーで和沙の体の泡を流してからシャワールームを出る。

 そのまま抱っこするようにベッドに優しく寝かす。


「あの、和沙ちゃん。大丈夫?」

「くううぅ、ハルちゃんの手つきがぁ……」


 春近はベッドの隅に何処かで見たような物体を発見してしまった。

 そう、薄い本に出てくるグッズのような。


 あれ――

 あの、小さなオモチャのような物体って……エッチな漫画に出て来る定番のあれなのでは……?

 もしかして、和沙ちゃん……一人であれで遊んで……

 いや、真面目で堅物な和沙ちゃんがそんなわけ……

 卵型のオモチャに見えて、実際は昔流行った卵型のキャラを育成するゲームなのでは?

 うわっ、気になる。手に取って確認したい……

 だが、もし本当にエッチなオモチャだったら……

 ここは武士の情けだ! 見なかったことにしよう!


 春近は、卵型の何かよく分からない物体を布団の奥に押し込んで見えないようにした。


「和沙ちゃん、大丈夫?」


「はあっ、はあっ、まったくキミは……普段は女性が苦手みたいな顔をしておきながら、エッチの時だけ積極的になって。あと、おっぱい好き過ぎだろ!」


「おっぱいは男の宿命と言いますか……。そ、そういえば、和沙ちゃんは、普段凄く強気で積極的なのに、こういう時は受け身だよね」


「う、うるさいうるさい。そういうのは言うんじゃない」



 ベッドで並んで少しだけ休んでいると、春近の執拗な洗いっ子攻撃でぐったりしていた和沙が回復したようだ。

 二人、ピッタリとくっついて仲睦まじい感じで手を繋ぐ。


「あの、ハルちゃん。ちょっと、お願いがあるのだが……」

「はい、何でも言って下さい」

「えっと……そのっ……なでなでして欲しいな」

「は?」

「おい! 今、バカにしただろ!? ボーイッシュなオマエには似合わねえよとか思っただろ!?」

「い、いえ、してないです。ちょっとビックリして」

「他の子にはいつもやってるだろ! 私も可愛がって欲しい……」



 さすがに鈍感な春近も気づた。。

 和沙の性格を。


 もしかして、ちゃん付けで呼んでほしいとか、なでなでして欲しいとか、和沙ちゃんって本当は甘えん坊な性格なのでは……?

 普段は強気で頑張っている反動が来ているのか?

 ええいっ!

 もうこうなったら、徹底的に甘やかしてやろう!


 春近は、和沙を思い切り甘やかすことに決めた。



「和沙ちゃん、おいで」

 なでなでなでなで――――


「うへっ、ふふっ、よろしいのにゃ」


 なでなでなでなで――――


「はぁうっん、もっとなでなでしてっ♡ 抱っこもしてっ♡」

「はいはい、いっぱいしますね」


 和沙ちゃんって、喋り方や表情がコロコロ変わって面白い子だな。

 大分壊れ気味な気がするけど、こっちが本当の性格なのかもしれない。


 春近と和沙はベッドの中で、ギュッと抱き合ったり、優しいキスをおでこや頬やくちびるにしたり、頭をなでなでしたりポンポンしたりと、イチャイチャしまくる。

 和沙の要求には、全て応えてあげていた。

 途中から赤ちゃん言葉みたいになってしまった和沙を優しくあやしながら、二人は蕩けるような感覚になって愛し合う。


 ――――――――




 かなり長時間ベッドの上でイチャイチャラブラブしまくった為か、二人共ぐったりと甘い疲れを感じて横になっている。

 和沙の要求が次から次へと多すぎて、凄く長いイチャイチャになってしまったのだ。


 疲れた体をベッドから起こし、春近が立ち上がろうとすると、和沙が手を掴んでベッドに引き戻そうとした。


「ちょっと待て!」

「えっと、そろそろ遅いですし……明日も早いので……」

「いや、何だ……その、今の私の行為は全て忘れるんだ!」

「何のこと?」

「だから、私が赤ちゃん言葉を使っていたり、色々恥ずかしい要求をしていたことだっ!」

「え~っ、凄く可愛かったのに」

「ダメだダメだ、天音辺りが知ったら絶対からかわれる」


 仲の良い天音さんなら、和沙ちゃんの性格は見抜いていそうだから、すでにバレていると思うんだよな。

 でも、おねだりしてる和沙ちゃん、可愛かったな。


「ふふふっ……」


 甘えん坊の和沙を思い出して春近が笑う。


「やっぱり笑ってるじゃないか!」

「違いますって、和沙ちゃんが可愛かったから。誰にも言わないから。二人だけの秘密にします」

「そっ、それなら良いけど……」

「では、そういうことで」

「待て! 何で帰ろうとしているんだ!」

「だから、もう遅いし」

「ううっ、やっぱりハルちゃんは釣った魚にはエサをあげない男なのか? もうちょっと一緒にいて、なでなでしてくれても良いじゃないか……」

「もう、しょうがない和沙ちゃんだなぁ」


 なでなでなでなで――――


 春近は、和沙がなかなか離してくれないので、ずっと抱きしめたままなでなでし続けていた――――


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