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異世界に行ったら妹ができた  作者: 紅葉コウヨウ
第四章 とりあえず何かしてみる

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第五十八話

五秒でわかる三章まとめ


傷心する

 ↓↓↓

旅行する

 ↓↓↓

微妙にリフレッシュする

何だかんだで七泊八日もの長期にわたって温泉旅行を楽しんだ俺は……いや、本当に楽しんだのかと聞かれると微妙なところだが、まぁみんなでワイワイしている分にはとても楽しかった。


 ……うそではない。


 とにかく俺たちはようやく言うべきか、久しぶりの我が家に帰ってきた。

 戻ってきた一日目は掃除やら何やらで、とても忙しかったのだが、二日目になってみると忙しさも落ち着き、やってきたのは――


「暇だ」


「お兄ちゃん仕事ないもんね」


「うぐっ」


 言うな、それを言わないでくれ。

 俺に俺がニートなのを思いださせないでくれ。

 と、俺が炬燵に突っ伏して泣きそうになってたら、俺の正面に座って俺が元居た世界から輸入したというミカンをあむあむ食べている妹様こと、今日も今日とて魔女っ娘衣装が似合うツーサイドアップの黒髪少女、ミーニャが言う。


「あ、そういえばそろそろ炬燵しまおうよ!」


 確かにもう季節は春、さすがに炬燵を出して奥には厳しい季節だろう。

 それに、


「今はリンちゃんも居ないし、ちょうどいいんだよ!」


 そう、その通りなのだ。

 今はリンが居ない。


 あいつはどういう風の吹き回しなのか、今朝早くにリゼットにおぶられて外出していった――余談だが、リンが一方的にリゼットに命令する形でだ。


 リンの態度もアレだけど、リゼットも本当に人がいいよな。

 いずれ悪い奴に騙されないか心配だ。


「それもそうだな」


 俺は炬燵から出て、その場に立ちあがるとミカンを食しているミーニャに言う。


「リンが居ると、炬燵をしまうのに断固反対するのは目に見えてるからな」


「うん、やるなら今しかないんだよ!」


 まぁ、あいつが居ない間に片付けたら片付けたで、どうせ後から文句を言ってくることは目に見えている

 どちらにしろ面倒くさい事はわかっているが、初っ端から口論にならないだけましだろう。


「よし、じゃあやるか!」


「うん!」


 俺は元気よく立ち上がるミーニャを見ながら、作業を開始するのだった。


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