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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
7章 コミュ障、同期の新衣装!?
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74話 先輩達のサプライズ②

パネルにドクロちゃんのプロフィールが映し出された。


「三人目はガシャ=ド=クロさんです。

落ち着いた声と圧倒的ホラー耐性を持ち、ホラーゲームを淡々とこなす配信が人気ですね。

ホラーが苦手な視聴者でもつい見たくなると言ったコメントが見られます」


カメラが一期生のみんなを映す。

鳴子ちゃんの時とは逆の順でコメントを言うようだ。


「最初は落ち着いた雰囲気が強く、どう接してよいか分からなかったな...

だが今ではとても可愛い後輩だ、機会がある時にコラボしてみたいと思う」


「ドクロちゃんのホラー配信見たけど、あそこまで驚かす側を圧倒していると怖くない。

ホラー耐性無い人はドクロちゃんの配信から慣れていけば良いんじゃないかな」


「それは私も思った!

何よりホラーゲームの経験が凄すぎて、先読みしまくりなんだよね。

ファンからもらった高難易度ホラーゲームもかなりの速度でクリアしてたし...」


「そうですね、ドクロさんはホラーゲームをホラーではなくする力を持っていると思います。

他にも聞いていて落ち着く声をしているので、雑談配信を聴きながら寝る人もいるみたいですよ」


「声も可愛いよね!」


コメント欄でもドクロちゃんのファン達がここぞとばかりに魅力を書き込む。

ドクロちゃんのモデルを見ると、モジモジと動いている様子が見て取れた。


「ドクロちゃん照れてる?」


「こ、ここまで言われたら照れる...」


「ドクロちゃん可愛いね〜」


「奈女々ちゃんは後でチョップ一発...」


「なんで!?」


【ドクロちゃんの魅力をみんな知っていてくれて俺は嬉しい】

【俺ホラー苦手だけどドクロちゃんの動画は全部見てるw】

【俺もだわ】

【ドクロちゃんのビビってるところ見たい気はするんだよなぁ...】

【分かる】


「そういえばルドラさんにコラボしたいって言われてたけど、コラボするならどのゲームやりたい?」


「ホラーゲーム」


「ルドラさんホラーめっちゃ苦手だよ...」


「狐狐ちゃんが言うなら絶対ね」


「一回だけホラーゲーム配信やったけど、怖がりすぎとゲームの操作が難しくて全然進まなくて...

その動画自体削除されて無くなってるんだよね」


団長(ルドラ)ホラーやったことあったの!?】

【俺も知ってるけど、配信時間五十分でアーカイブ公開したけど、三十分で削除した伝説の動画】

【それを当たり前のように知っているオタク狐...】

【団長推しだけどそれは知らんかったw】


ドクロちゃんがコラボで出来そうなホラーゲームを選び始めた時、動画が次の話題に移ったので雑談をやめる。

最後は僕の事について語ることになっている...




「最後は九尾狐狐さんです。

強烈な初配信が皆さんの印象に残っていると思います。

私も残っています、ですがそこが可愛いと話題になりましたね」


「狐狐ちゃんのおかげで視聴者と配信者の距離が近付いたと思ってるよー」


「それは私も思うわ。

配信者と視聴者って若干壁を感じていたけど、ほぼ視聴者のような狐狐ちゃんがデビューしてからは友達感覚でコメントを書いてくれる人が増えた気がするの。

もちろんちゃんとマナーは守ってね」


「イオは最初の頃の狐狐ちゃんも今の狐狐ちゃんも好きなのだ!」


「僕の勝手な印象だけど、最初の狐狐ちゃんは捨てられていた子犬のような感じで、最近の狐狐ちゃんは心を開いてくれた小動物のような可愛さを感じるよ。

もっと僕達とも仲良くしてほしいね」


「そうだねー

もっともっとコラボだったり企画やりたいねー」


先輩達や見てくれているファン達が僕のことについて色々話している。

僕が無意識でやっているような事もしっかりと見られていて、自然と顔が熱くなる...


「やばい...恥ずかしい...」


「狐狐ちゃんはみんなのアイドルだからね〜」


「う、うるさいっ...!」


「照れてる〜」


「ドクロちゃん...さっきの仕返しか...!?」


「どうかな」


【実際狐狐ちゃんは可愛い】

【初配信見返したら今話してる狐狐ちゃんまじ別人w】

【みんな優しいからなぁ...】

【Monster Liveはあったけぇからな】

【狐狐ちゃんは定期的にコミュ障モードとオタクモードになってほしいw】

【団長のことでめっちゃ語る配信とかしてほしいかも】


僕は恥ずかしいけど嬉しい気持ちになる。

こんなコミュ障の僕でも誰かを楽しませることができているのかなと少し自信も付いた。




そうこうしているうちに、三期生のことを語るコーナーが終わる。

僕のプロフィールを写していたパネルが消え、ニコさんが口を開く。


「それでは、最後にある発表があります。

こちらをご覧ください」


真っ黒なパネルに、二頭身ほどのまるっとしたフィギュアが映し出される。

それは初期衣装の僕達四人だった。


「Monster Live三期生、初期衣装二頭身フィギュア近日発売開始です!」


【きちゃ〜!!】

【もうそろそろフィギュア来ると思ったけどここで発表か!】

【三期生みんな新衣装になったしだろうなとは思ってた】


「私達のフィギュアが出るのね!」


「私舌めっちゃ出てる」


「みんな可愛い」


「全部買う」


【やっぱりオタクがおるんよ三期生の中に】

【狐狐ちゃんの部屋見たいなぁw】

【↑絶対グッズだらけの部屋やぞ】

【勝手な偏見だけど、狐狐ちゃん自分のフィギュアをみんなの後ろに置いてそうw】

【絶対後ろだわw】


僕はパネルに映ったフィギュアを見ながらネットで予約が開始される日を確認するのだった。

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