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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
6章 コミュ障、新たな仲間!?
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59話 ゲーム練習②

「敵だ〜!!」


「キラリさん突っ込み過ぎですよ!?」


「工作さんも一緒に前線行きましょう!」


「俺のソウルはアルマジロですよ!?

移動速度は通常のままです!」


フィールドが徐々に海に沈んでいき狭くなっていく。

僕達は中心地近くに移動中敵に出会い、吉良さんがスキルで突っ込んでいったのだ。

きのこさんがスキルで高速移動して援護に向かう。


「敵三人発見!」


「索敵します...!」


【スキルしっかり使えて偉い!】

【キラリはフィジカルでねじ伏せてるんだよなこれ...】


その時、画面にびっくりマークが出た。


「相手の一人に犬ソウル持ちいるね」


「キラリさん一人で行き過ぎです」


「俺盾役のはずですよね!?

なんで俺より前で戦っているんです!」


「早く撃ち合いたいんだよね〜」


「とにかく一回合流しましょう」


【実際キラリなら全員倒しそうな気がする...】

【ちなみにアルマジロのソウルって?】

【自分の当たり判定でかくして、追加シールドが付与される】

【仲間の代わりに撃たれるって感覚でいい?】

【それで合ってる】


敵の潜む建物の近くに隠れて全員合流した。

削れていたHPとシールドを回復し、僕の索敵を合図に突撃するそうだ。


「索敵行きます」


僕が索敵をすると相手も合わせて索敵を使ってきた。

建物に入ろうとした瞬間、相手にもサイのソウル持ちがいたのか扉が急に開き二人の敵が僕達に向かって来る。


「狐狐さん危ない!」


「わぁ!?」


運悪く僕に突進があたり、画面が大きく揺れて遠くに吹き飛ばされる。

シールドが半分削れて四人からかなり離れた場所に落ちた。


「狐狐さ〜ん!!」


「だ、大丈夫です...!」


相手の一人の突進は誰にも当たらず、岩にぶつかって突進が止まった。

その隙を見逃さず四人で撃ち、敵の戦力を一人削る。

僕は急いで戻ろうとすると、僕を吹き飛ばした敵が僕を詰めてきた。


「こっちに一人来てます」


「狐狐さんタイマン頑張って!終わらせたらすぐ行きます!」


「こっちは四対三だからすぐ終わらせるのです...!」


「なんとか耐えて下さい!」


「最強の私たちがすぐに援護に向かうよ!」


「が、頑張ります...!」


【二度目のタイマン...!】

【狐狐ちゃん勝てるか!?】

【狐狐ちゃん頑張れ!】


相手は中距離の武器で僕を撃ってきた。

僕も銃を構えて撃ち返す、障害物の無い場所での撃ち合い。

ジャンプしながら撃って来る相手の動きにエイムを合わせられず、ダメージは与えたもののダウンさせられてしまう。


「ダメでした...すみません...!」


「大丈夫ですよ!すぐにその敵をぶっ倒しにいくんで...」


【キラリブチ切れじゃん】

【そりゃ推しを目の前で倒されたらなw】

【キラリ怒らせるとマジでやばいぞこれ】

【相手ドンマイ...】


「強い!」


「レヴィさんもナイスサポートでしたよ」


「お、俺も上手く立ち回れた...と思いたい...」


「さてと...あと一人だね...」


【こっわw】

【ヤンデレ感ある】


吉良さんが突進のスキルで僕のアイテムを漁る敵に接近する。

敵も足音で気が付いたのか、吉良さんの方を確認すると武器を構えた。

だが、勝負は一瞬で着く。

しゃがむ、ジャンプの動きで敵の弾を躱す吉良さん、だと言うのに吉良さんが撃つ弾はほぼ全てが敵を捉える。

凄まじい速度で削れた相手のHPは瞬く間に底を付き、敵は粒子となって消えていった。


「強すぎませんか...?」


「最強だ...」


「強すぎます...」


「今起こしますよ〜!!」


「あ、ありがとうございます...」


【みんなドン引きで草】

【動ききっもw】

【これはチーター疑われてもしゃーないw】


コメントが凄い速度で流れ、吉良さんがどれだけのプレイングをしたかが分かる。

僕も倒れた場所から第三者目線で見ていたが、とてつもない動きだった。


「もう残りパーティーも少ないですしこのまま最終地点まで行っちゃいますか!」


「了解です」


「俺は少し回復してから行きますね」


「私ももっと活躍するぞ〜」


「ぼ、僕も回復したら着いて行きます」


残り三パーティー、エリアもかなり狭くなり敵に出会う確率が上がる。

吉良さんが最後は戦いが始まったら漁夫の利で優勝すると作戦を伝えてきた。

どうやらこのゲームは撃ち合いの強さだけでなく、立ち回りが勝敗の鍵を握るゲームだ。


そして、近くの建物で銃声が鳴り響いた。

右上にダウンした人の名前が流れる。


「行こう!」


吉良さんの合図で僕達は戦い合っている建物の裏に回り込んだ。

そこからはあっという間だった。

後ろを取られた敵は正面からも撃たれ、一瞬で全滅。

残りのパーティーも弱ったところを僕達にとどめを刺される。

最後の一人を倒すと、王者の文字が派手なエフェクトで表示された。


「やった〜!」


「まさか初めてで優勝出来るとは...」


「キラリさんが強すぎます」


「私も強かったよね!」


「れ、レヴィさんも大活躍でした...!」


【gg】

【gg】

【ないす〜!】

【強いなぁ...】


「次行ってみよ〜!」


「行きましょう...!」




その後も何度か王者になることができ、チームメンバーとの距離も自然と近くなっていった。

あっという間に配信時間が過ぎていく。


「今日はここまでにしますか」


「そうだね〜」


「楽しかったです」


「俺毎回最初にやられてた気がするぞ...」


「私もだけど、もっと練習しないとだね!」


「そうですね」


【みんな上手かった!】

【これ練習次第で優勝いけるかも...?】

【一番怖いのはニコさんだな...】


「優勝できるようにまた集まって練習しますか?」


「賛成〜!」


「私もしたい!」


「時間があれば私もしたいです」


「ぼ、僕も練習します...!」


エンディングトークも程よく盛り上がり、全員で終わりの挨拶をする。

僕がリーダー枠ということなので、僕の挨拶をみんなですることになった。


「僕達4Kテレビチームの応援よろしくお願いします...!

それでは皆さん...」


「「「「「おつここ〜!」」」」」


【おつここ〜!】

【おつここ!!】

【おつここです!】

【面白かった】

【本番も頑張って〜!!】


@九尾狐狐 Monster Live三期生

配信終了しました

本番も頑張って優勝目指したいですね!

チームの皆さんとも少し距離が近くなれた気がします...多分...

♯狐狐ライブ

♯4KテレビWIN

♯第一回ML杯


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