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前世がコミュ障男な僕がVtuberになれますか?  作者: カムカム
12章 コミュ障、コラボ祭り!?
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142話 後輩とコラボ②

稲香ちゃんからの突然の発言に思わずびっくりしてしまった。

でも声から笑っている雰囲気を感じたから仲良くはなれたと思う...


「最後は私だね〜」


3人が終わり最後はファリーさんだけとなった。

既に僕の顔は真っ赤になっているだろう。

デビューしてから周りにも恵まれ、いっぱい褒められることはあったがいつ褒められてもやっぱり恥ずかしい...


「狐狐先輩は声が本当に綺麗よね〜

歌が苦手なのは知ってるけど、やっぱり歌聴きたくなっちゃうわ...

そのくらい声が綺麗で、憧れちゃうわね。

ラジオ感覚で配信を聞くんだけど、ずっと癒されっぱなしよ〜

これからも頑張ってね!」


「あ、ありがとう...!」


【確かに声めっちゃ良いよな】

【めっちゃ可愛い妹って感じがするw】

【わかる...】

【歌ってみた頑張って欲しい】


familyのみんなに褒められて思わず照れてしまう。

褒められるとやっぱりモチベーションがものすごく上がっていく。


「じゃあ次は僕がみんなを褒める番かな...?」


「わぁ!嬉しい!」


「狐狐先輩に褒めてもらえるワン!」


「さ、三期生の配信で少し褒めてくれてるけど...」


「実際にこの場で褒められたいの!」


「そうよ〜、稲香ちゃんも褒められたいでしょ?」


「...そ、そりゃ、うん」


みんなも楽しみにしてくれているようだ。

僕は4人の良いところを厳選していく。

何を話すかを大体思い浮かべて話し始める。


「えと...わんこちゃんは、やっぱり元気いっぱいなところが見てて元気にしてくれるかな。

動きも凄く活発で、愛犬って感じがする...!


配信を見に来たっていうより家に帰って来たって言った方が似合うと思う...

配信を見れば今日も頑張った、明日も頑張ろうって元気になるよ!」


「わぁ...!嬉しいワン!

なんか毎日5時間くらい配信したいワン!!」


「5時間は疲れちゃうわよ〜...?」


「ファリーちゃんも一緒にやるワン!」


「遠慮しておくね...」


「つ、次はあたしね...!」


わんこちゃんの後、メアちゃんが少し緊張したような声でそう言った。

僕は褒めるのも楽しくなってノリノリでメアちゃんを褒めることにする。


「メアちゃんはファンとの距離が物凄く近いなって思うな。

異性だとしても良い意味で気を遣わなくて良いっていうか、やっぱり男性はちょっとえっちな会話とか好きだしね...?


でもメアちゃんはサキュバスだし、そう言った会話も遠慮なくできるから男性ファンは居心地良いんじゃないかな?

女性ファンも可愛らしいメアちゃんを見て癒されるだろうしね...!」


「確かに、あたしの配信に来る男ファンは遠慮と言うものを知らない気がするな...

でもそれって距離が近いってことなのかもね...!

狐狐先輩ありがとうございます!」


「うん...!

男は異性にえっちなトークはあまりしないから、それだけ心を開いてくれてる証拠だと思うよ」


【狐狐ちゃんにバレてーら...w】

【狐狐ちゃん男の習性理解し過ぎか...?】

【こーれ狐狐ちゃん男の娘説出て来ました】

【↑ガタッ】


なんか良からぬコメントが見えた気がしたが、気にせず行こう...

次は稲香ちゃん、ちょっと僕に対しては緊張気味に感じるけどここで良い感じに距離を近づけたいな。


「わ、私...か...」


「うん、次は稲香ちゃんだよ〜」


「き、緊張する...」


「さあ、狐狐先輩!

存分に褒めてやって下さいワン!」


「なんでわんこちゃんがノリノリなの...」


「稲香ちゃんはね、デビュー配信見た時から仲良くなりたいって思ってたよ!

Monster Liveの問題出してくれた時、これは負けられないなってつい意地悪な問題出しちゃってごめんね...


これからはもっと仲良くなって一緒にMonster Liveについて語り合おう!」


「あ、あの...狐狐、先輩...」


「あ、ご、ごめん...ちょっと馴れ馴れしすぎたかな...」


「いや、えっと...それ褒めてるというより...わ、私宛のメッセージ...じゃないですか?」


そう言われてハッとした。

わんこちゃんもメアちゃんも配信のことを褒めていたのに、稲香ちゃんには個人的なことしか言っていない。

これじゃまるで僕が稲香ちゃんを物凄く意識してるみたいな...


「わぁ...!ほ、本当だね〜!

えっと...えっと...」


「で、でも...私は、嬉しかった...です...!」


「あ、今ので...大丈夫...?」


「は、はい...!」


【なんだこのてぇてぇ...】

【浄化される...】

【狐と狸の絡みええぞぉ...】


僕は気を取り直してファリーちゃんの配信を思い返す。


「さ、最後はファリーちゃんだね...!」


「そうね〜、狐狐先輩お願いします!」


「ファリーちゃんはやっぱりその小さな体には収まりきらない母性だよね。

なんでも応援してくれる優しいお母さんって感じが配信から伝わって来て心が落ち着く...


上手くいかない時や失敗してしまった時にファリーさんに励まされたら何度も頑張れる気がするな!

ボイスとか物凄く需要あると思う...」


「ありがとう〜!

狐狐先輩のお母さんになっちゃおうかな...?」


「ぼ、僕よりファンのみんなを癒してあげて!」


「またファリーちゃんのお母さん癖が出たワン」


「もうそこまで行くと過保護ね...」


「え〜?私はfamily一期生みんなのお母さんでしょう?」


「お母さんはお母さんでもベタベタしすぎワン」


「隙を見せたら抱きついてくる系のお母さんね」


「私が苦手なタイプ...」


「狐狐先輩〜みんながいじめるわ〜!」


僕は終始、family一期生の雰囲気に飲まれていた気がする。

その雰囲気が最高に楽しいんだけどね...




そんな楽しい配信も終わりの時間が来てしまった。

どうでも良いような話をしてただただ楽しい時間を過ごした。


「私どうしてもしたかったことがあるワン!」


「何したいの?」


「狐狐先輩と一緒におつここしたいワン!」


「え!?僕の挨拶...?」


「私の夢ワン!一生のお願いワン!」


「そんな重要なお願いしなくてもしてあげるよ」


「やったワン!」


「じゃあ、みんなでおつここね〜?」


「はいはい、わんこちゃんの夢叶えましょう。

狐狐先輩お願いします」


「う、うん...それじゃ、みなさん配信見てくれてありがとうございました!

せーのっ!」


「「「「「おつここ〜(ワン!)」」」」」


family一期生の初コラボはこうして幕を閉じた。

読んでいただきありがとうございます!

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[一言] どっちかというと男➡️娘かなあ むっちゃ誉めるやん
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