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男子辞めます。  作者: 安田 桜
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副作用の恐怖


珍しくいつもの週末と違い早く自室に着いた僕はスーパーで買った食材で夕食を作り上げた。

少し贅沢に和牛を買ってみたり贅沢な夕食だ。


注射後、風呂は入れないためシャワーを軽く済ませる。

最近、枕の油臭さが減った気がする。


これからの変化に期待を膨らませ、悠々ととこに着いた。


そこまでは良かったんだ…。


「気持ち悪い…。」


目が覚めると途轍もない頭痛と吐き気に襲われた。トイレへ駆け込み胃の内容物を吐き出す。

フラフラする。

頭が割れそうだ。


頭痛薬を飲みベッドへ横になるが良くなる兆しがない。

そのまま再び眠りにつくが、不快感で目が覚める。

またトイレへ駆け込み吐き出す。

少しでも食事を摂ろうとするが、すぐ吐き出してしまう。


「あぁ…悪阻ってこんな感じなのかな…」


一生経験することのないと思っていた感覚を擬似的に経験している。

フラフラしながらも寝巻きのままドラッグストアでゼリードリンクをまとめ買いしてきた。


これなら少しはマシだが、空腹感がすぐ戻ってくる。


さすがにメンタルクリニックには行けずキャンセルの電話を入れる。


そのまま日曜も消化して月曜も自分から初めて有給を使うことになった。

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