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亀が好きすぎる魔法使い  作者: ひかるこうら
第1章 Begining the Game
15/114

閑話 音声ファイルと掲示板

今回は音声ファイルによる会話と、掲示板ネタでお送りします。


それと、オリキャラ募集企画により、阿傘唯さんから「白石文香」と水深無限風呂さんから「シェミー・アッシュダウン」をお借りしています。


オリキャラ募集企画は随時行なっていますのでぜひぜひご応募お願いします。

 ■■■


 音声ファイルDate1845を再生します。


「やっほー、どうかなー?」


「はい、やっと“アレ”が別な人の手に渡りましたよ」


「やっとか~予定なら一週間前にすでに移っているはずだったんだよねー 全くそのせいで余計な介入をしなければいけなかったんだよねー」


「そうです。ですが、なんとか成功しました。今の所有者は始めの所有者と比べ、かなり強欲で見栄を張りたがりのようですから次に移るのは早そうです」


「そもそも始めの所有者が無欲っていうか……名前はなんだっけ?」


「えぇっと、“ワース”ですね」


「どんな人?」


「うーん。ログを見る限り魔法使いでテイマーですね」


「おー、テイマーか……よくこのゲームでテイム出来てるね。かなり難易度上げてるはずなんだけど?何テイムしているの?」


「グリーンロードのユニークモンスターのグリーンタートルです」


「すごいねーやっぱりアレのおかげかな?」


「LUC5割上げは凄すぎますものね……」


「ふふっ、凄いでしょ。飛び付かないプレーヤーはいないでしょ?」


「ゲームバランス崩壊しますけどね」


「別に関係ないじゃん。どうせ研究するために作られたようなものなんだし」


「それもそうなんですが……少しは自重してもらえませんか?一応ウィザードの看板ゲームなんですから」


「ふんふん、それは聞けない話だね。私は人の心理を研究するためならどんな手段でも選ばない人間なんだからね。わかっているでしょ?」


「はぁ、だから私の仕事が増えていくんですよ」


「若い内に苦労はしておくべきだね」


「もう三十路なんですけど……」


「おおっと、それは失敬したね」


「それはいいんですけど……この後の方針はどうするんですか?」


「うん、とりあえず争奪戦でのプレーヤーの心理状況をこれまで通りモニタリングして、それと平行してゴブリンの森のキーを開放しておいて」


「はい、わかりました」


「それとそれとー、ナビゲーターが回収しているログってある?」


「ありますけど……何に使うのですか?」


「ん、ちょっと新しいイベントを立ててみるための資料としてね」


「あまり面倒なことはしないでくださいね」


「はいはい」





 ■■■


 音声ファイルLog137を再生します。


「なぁ、幸運のスカーフの噂って本当か?」


「あぁ、どうやら本当にLUCが凄く上がるんだとさ。『にゃっきー』っていう奴がとある信用のある筋から仕入れたネタだそうだ」


「実際に見たんじゃないのかよ」


「そもそも誰が所持しているか知らないし。それで、そうそう近々『にゃっきー』が所持している奴にPKしかけるんだとさ」


「なるほどね、あわよくばドロップ、もしダメでもそれなりの金は持っているという訳か。なんせLUCが上がってるんだろ。くっー、羨ましいぜ」


「まったくだ、俺にも分けて欲しいくらいだ」


 ドン ガタン


「ふぅー、で、今日はどうする?」


「うーん、レッドフォレストでいつも通りボス部屋前まででいいんじゃない?」

「まぁ、レベル上げだわな」


「うしっ、頑張りますか」






 ■■■


 音声ファイルLog296を再生します。


「…………」


「それで、にゃっきーさん。俺らの取り分はこれだけっすか?」


「仕方ないだろ。これしかドロップしなかったんだから。本当のところは0のところ、俺の持ち物からの報酬だ」


「うーん、微妙なところね。最初の話と違うじゃない」


「だからそれは金がドロップした場合だろ?」


「…………シャーナシダナ」


「おぉ、クシナダさんはわかってくれたぞ」


「ホウシュウヲイタダク」


 ザクッ


「ぐっ、……クシナダてめぇ」


「シネ」


「うわぁ……」


「クシナダさんぱねぇ……えげつないわー」


「うあああああああー……」


 バタンッ


「フン、シンダカ」


「あれっ……またこのスカーフだけをドロップしたわ」


「なるほどな、それがこのスカーフの効果か」


「LUC上昇だけじゃないんだな」


「コレハオレノモノダ」


「ちょっ、クシナダさんそれはないっすよー」


「ナンダコゾウ、ヤルカ?」


「“やらないか”。ちゃうわ!やらんよ、絶対に」


「それじゃ、私と気持ちイイコトしましょ?」


「帰れ、オカマ!あぁ、もういい。俺は一抜けたからな」


「俺もクシナダさんとやり合うつもりはないし」


「“殺る”のは勘弁だけど“ヤル”のは歓迎よ」


「……ナラバ、コレハオレガモラッタ」


「はーい、どうぞもう勝手にしてくれ……」






 ■■■

 MMOの美女を語ろう板 Part.9


243 名前:やっこ

   やっぱ、『五色の乙女』は綺麗どころ揃ってるわー


244 名前:ジクロロベンゼン

   激しく同意。特にメイたんハァハァ


245 名前:ロスト

   このロリコンめっ!それよりやっぱ『青い薔薇』だな。サクラ様に踏まれたい


246 名前:風間

   ここに変態がいます 通報しました


247 名前:やっこ

   まぁ『青い薔薇』もいいけどな。やっぱ『五色の乙女』のアジサイがサイコーだ

   

248 名前:デルタ

   『五色の乙女』と『青い薔薇』と『シルバー・バレッタ』は3大美女パーティ

   

249 名前:ジクロロベンゼン

   シルバレのふみりんの銃の構えはかっこよすぎ。まじ昇天しそう


250 名前:ラムダ

   たぶんあれは本職だな。構え方が素人じゃない。理想的な構え方だ


251 名前:やっこ

   理想的な構えって……ラムダさん何者!?


252 名前:サイフ

   俺こそが本職だ!


253 名前:じっぷ

   <<252


254 名前:ゼット

   <<252


255 名前:太郎次郎丸

   落ち着けって   


256 名前:ジーク

   それよりそれより、シェミーたんがこのMMOにいるってホント?


257 名前:ロスト

   出た、シェミー信者


258 名前:デルタ

   シェミーって、あの流星のごとく現れた電波系アルビノアイドルのことか?


259 名前:やっこ

   シェミーはゲーム好きなはずだからやってもおかしくない。だけど俺はまだ見てない


260 名前:サイフ

   あの日見た電波アイドルの名前を僕達はまだ知らない。


261 名前:ぎるてぃ

   <<260


262 名前:太郎次郎丸

   サイフ、古いネタはやめれ


263 名前:ミンティア

   本当にやっているのかね?噂では聞くものの・・・


264 名前:シェミー

   はーい、呼んだぁ?


265 名前:やっこ

   ご本人キタ━(゜∀゜)━!


266 名前:ジーク

   神降臨


267 名前:ミンティア

   THE 降☆臨


268 名前:太郎次郎丸

   まじかー


269 名前:デルタ

   (・∀・)なんだと・・・


270 名前:シェミー

   わたしはちゃんとMMOやってるよ☆彡

   なかなか忙しいからログインは不定期だけど・・・

   出会ったら、ヤッてあげるわ


271 名前:ジーク

   シェミー様に会えるなら死んでも構わないっ!


272 名前:やっこ

   ヤるの響きが……


273 名前:ロスト

   信者にとってはご褒美


274 名前:ミンティア

   全国のどMにとってのご褒美


275 名前:シェミー

   わたしの前に現れた方にはもれなく突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)で刺し殺してあげるわ


276 名前:ジクロロベンゼン

   俺はチキンだから遭遇したくない((((;゜Д゜))))


277 名前:やっこ

   もうなんか・・・


278 名前:ロスト

   うん、シェミーはたしかに綺麗だけど・・・なんか美女じゃない


279 名前:シェミー

   うーん、わたしは美女じゃなくて痴女かしらね


280 名前:デルタ

   本人が痴女って言ってる時点で、もうオワコン


281 名前:ベロッキオ

   シェミーだから仕方ない 諦めろ


282 名前:風間

   元からぐだってたけど、さらにぐだってるな


283 名前:やっこ

   それが掲示板ってモンよ













   

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